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わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

東京月光魔曲

2010-01-10 16:40:28 | 観劇

東京月光魔曲

1月9日 シアターコクーン

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:瑛太、松雪泰子、橋本さとし、大倉孝二、犬山イヌコ、大鷹明良、長谷川朝晴、西原亜希、林和義、長田奈麻、赤堀雅秋、市川訓睦、吉本菜穂子、植木夏十、岩井秀人、長谷川寧、桜乃まゆこ、嶌村緒里江、森 加織、吉沢響子、渡邊夏樹、
伊藤 蘭、山崎 一、ユースケ・サンタマリア

今年最初の観劇は、ケラの作品でした。

時も場所もバラバラに始まったいくつかのエピソードが、だんだんとひとつの話にまとまって、不思議な殺人事件の謎解きへとつながっていく。

美しい姉・澄子(松雪泰子)と弟・薫(瑛太)は、まるで恋人どうしのような雰囲気を漂わせている。
その姉の勤務先の大曽根(大鷹明良)とエキセントリックな妻・千とせ(伊藤蘭)。
日露戦争で銃弾が身体に残っている相馬(山崎一)と双子の兄。
田舎から出てきた、太郎(ユースケ・サンタマリア)と弟の次郎(長谷川朝晴)。
探偵(橋本さとし)と助手の安子(犬山イヌコ)と作家の夜口(大倉孝二)。

相馬は、日露戦争の時、逃げ出そうとした針生(澄子と薫の父)を誤って射殺してしまう。
大曽根はその時の仲間。
澄子と薫は、関東大震災で母も失ってしまう。
薫は、母のためにも父を殺した男を探していた。
澄子は、表の仕事(動物園のもぎり)とは別に、特殊な性癖の古本屋の店主や肉屋の店主、そして大曽根や相馬たちと、お金のために日替わりで愛人関係を結んでいた。
満月の夜、古本屋の店主が妻に切り殺されるという事件がおきる。
次の満月の夜には、同じように肉屋の店主が妻に殺される。
古本屋の妻に素行調査を依頼されていた探偵は、薫が関係しているのではないか?と調査を始める。
次は自分の番ではないか?とおびえる大曽根。
千とせは息子を溺愛しているが、その息子は巴里に留学したきり戻ってはこない。
太郎は、やくざまがいの仕事に手を染め、次郎は新興宗教にハマってしまう。
探偵に恋する安子とその安子に恋する夜口。

千とせと息子は近親相姦していた。
その息子は薫にそっくりで、澄子の恋人だった。
澄子の妊娠を知った千とせは、嫉妬に狂い息子を殺してしまっていた。

大曽根は、相馬が父を殺した犯人だと澄子たちにバラすと言って、相馬をゆすっていたが、澄子は、相馬が父を殺した犯人と知りながら、愛人関係を結んでいた。

終盤、大曽根は相馬(弟)を殺したが、殺されたはずの弟は本当は兄の方で…。
満月を見た探偵は相馬(弟)を殺し、自分は猛獣の檻に飛び込んで自殺する。

はたして、薫が犯人なのか?それとも…。

月光だけが真実を知っている。

「話が広がりすぎている」と言う感想もありますが、私は、様々な形の愛をひとつのテーマとして観ていました。
だから、たくさんのエピソードが、ジグソーパズルのピースのように思いました。
もっとも、最後のピースは、観る者の心にまかせてあったようで、謎と余韻が残りました。

全体的に、ノスタルジックで不思議な雰囲気が漂っている中で、探偵と助手の安子と作家のやりとりがコミカルで笑いを誘っていました。
大倉孝二と犬山イヌコのかけあいが、昔のナイロン100℃の舞台を見ているようで楽しかったです。


東京三部作の第一弾と聞いています。
第二部、第三部も楽しみです。



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福袋

2010-01-10 01:48:29 | スイーツ
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今年は、インターネットで福袋を購入。
しかも、スイーツの福袋。
さらに、中身も丸わかり。
見波亭の新春プレミアム福袋。

こんだけ入っていて、送料無料の2,890円
大満足




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