憂国の凡人・錦織ワサビの書斎 ー真実を追求するー

反安保法案(米国の無法な戦争に加担する従米下請け戦争法案)反集団的自衛権、反安倍の管理人による真実を追求・周知するブログ

小池晃vs中谷元! 自衛隊を『軍』と記述!安保法案成立前提の統合幕僚監部の内部文書をすっぱ抜き暴露!

2015年08月12日 | 安保法制関連法案に関する動画文字おこし

小池議員、やってくれました。 GJ!!

8月11日に行われた参院安保法制特別委員会での質疑で、現在審議中にも関わらず、安保法案(戦争加担法案)8月成立を前提に、自衛隊の部隊編成が組まれている統合幕僚監部の内部文書をすっぱ抜き、暴露!(今年5月末に作成された資料らしい)

小池晃議員のTwitterに内部資料のアドレスが掲載されています。→ https://twitter.com/koike_akira/status/631046499154006016?lang=ja

しかも自衛隊を『』と明記してあったことが発覚! つい本音がポロリ? 安倍晋三首相の「我が軍」発言、何が問題? ←安倍氏が自衛隊を『我が軍』と思わず発言をしてしまった”事件”がありましたけど、防衛省というのか、統合幕僚監部でも自衛隊は『軍隊』という認識というのがわかります。


日本国憲法の第9条2項には、『陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。』と明文化してあるのにも関わらずですよ!内部では『軍』と認識していたと。 これは大問題だと思います。(自衛隊は軍隊ではなく、あくまでも警察予備隊という位置づけ)

しかも、憲法学者の木村草太氏によれば、日本国憲法は政府に軍事権を与えていないということです。 法理論的に言っても統合幕僚監部は大きな間違いをしていることになります。


岸田文雄外務大臣もその席にいましたが、「あぁ・・・もうダメだ・・」って感じで天を仰ぐような仕草をしたように私の目には映ったのですが、中谷防衛大臣もシドロモドロになりながらの答弁!(安倍氏は夏休みらしく、その席には居なかったですが、もしあの場所にいたらどうなっていたか・・・)

まず、いかに日本は法治国家のていを成していないということがわかりました。(国民の知らないところで、いろいろと悪事を働いているのだと。)


さて、ここにきて安倍内閣完全崩壊に匹敵するような重要問題が発覚したわけですが、これをきっかけに法案廃止、そして安倍内閣解散に追い込んで頂きたいところです。 (土壇場で戦争参加法案、安倍内閣を潰すチャンス到来か!?)


(小池議員の他、安保法案関連動画)

戦闘地域で行われる兵站が米軍などの武力行使と一体不可分の活動である、或は武力の行使そのものである、憲法違反であるという指摘→ 小池晃(共産)vs安倍総理「戦争法案猛反対激怒!総理と気合の討論!」[国会中継]最新2015/7/29 1/2

戦闘地域で行われる兵站が、いかに危険な実態を伴うものであるかを指摘→ 小池晃(共産)vs安倍総理「戦争法案猛反対激怒!総理と気合の討論!」[国会中継]最新2015/7/29 2/2

ブログランキングに参加中♪

 

新たな内部文書で重大問題発覚。審議ストップ、散会に

質疑者:小池晃(共産党)

答弁者:中谷元防衛大臣

---

(※約1分あたりから書きおこし)

小池晃(日本共産党 参議院議員 日本共産党中央委員会政策委員長)

本日は新たな資料を、お示しを致します。

これは統合幕僚監部の、私どもが入手した内部文書であります。これは『ガイドライン及び平和安全法制関連法案について』と、いうことで5月の末に作成されたようです。 4月27日に日米両政府は『日米防衛協力のための指針』以下、新ガイドラインにしますが、これ18年ぶりの再改定。

 

新ガイドラインは集団的自衛権行使、米国などに対する武力攻撃への共同対処を明記するとともに、アジア太平洋地域及び、これを超えたグローバルな協力を打ち出して、グローバルな地球規模で自衛隊が米軍に協力し、従来の戦闘地域にまで行って軍事支援をすることを謳っている。

これは日米安保条約の実質的な改定であって、地球規模の軍事同盟への根本的転換であると思います。

こういう大転換を国会での法案審議が行われてもいないのにアメリカに誓約してきた。 これは日本の独立と主権を蔑ろにする異常な対米従属の姿勢だというふうに言わざるを得ません。

 

資料の2枚目を見て頂きたい。『ガイドラインと平和安全法制関連法案の関係にかかる概念イメージ』として、ガイドラインの記載内容に現行法制下で実施可能なもの、現行法制に加えてSDC文書と言われる別紙文書が必要なもの、そして安保法制成立後に実施可能となるものが明記されております。


図章の下にこれ全部プレゼンテーションの原稿が書かれていると思うんですが、この説明文書の中にこうあります。 『ガイドラインの記載内容については、既存の現行法制で実施可能なものと、平和安全法案の成立を待つ必要のあるものがあり、ガイドラインの中ではこれらが区別されることなく記載されている』と。

これね、本当に率直に書かれているんですね、大臣!法案が成立しなければ実施出来ない内容を国会で議論もしないうちに日米合意して発表したことになる!そういうことですね!?

 

中谷元(自民党 衆議院議員 防衛大臣 安全保障法制担当)

はい、まぁこの資料につきましてですね、突然のご指摘でございまして、ご提示を頂いている資料はいかなるものかは承知を致しておりません。

また、あの提示の資料につきましては、少なくとも防衛省といたしまして、これまで公表した資料にあるとは承知をしておりません。

まぁ、どういった経緯によって流出されたものか明らかでない限りは、真贋や位置づけについて即答することは困難でございます。

 

小池晃(日本共産党 参議院議員 日本共産党中央委員会政策委員長)

この文書ね、あの・・存在、確認してください。すぐに確認してください。

(ここで一旦、休憩に入る)


鴻池委員長

休憩前に引き続き、我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案及び国際平和共同対処事態に対して、我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案の両案を一括して議題とし、質疑を行います。

 

中谷元(自民党 衆議院議員 防衛大臣 安全保障法制担当)

はい、まぁあの、事前の通告なくですね提出された資料でごいざいまして、確認するのに時間がかかりましたけれども、同じ表題の資料、これは存在をいたします。

ただ、示された資料と同一なものなのか、いろいろ文言も書かれておりまして細部までですね、これ確認、特定するには多少時間がかかるということでございますが、同じ表題の資料、これは存在するということでございます。

 

小池晃(日本共産党 参議院議員 日本共産党中央委員会政策委員長)

こういうですね、ガイドラインと法案の関係を示す重大な文書ですよこれ!根幹問題ですよ!! それをね大臣が知らないってこと事態が私、大問題だと思うんですよ!

でね、結局ね、この内部文書が私、大問題だと思っているのは内容で言うとその次のページですが、この統幕内部文書、『ガイドライン及び平和安全法制関連法案を受けた今後の方向性』となっているわけです。 まだね、国会での審議の真っ最中ですよ! それを受けた今後の方向性を統幕がね、議論をしているってわけですよ・・。

大臣ね、統合幕僚監部が既に新ガイドライン、法案を受けた今後の方向性の検討に入っていることをご存じでしたか!?

 

中谷元(自民党 衆議院議員 防衛大臣 安全保障法制担当)

はい、まぁあの・・どういう経緯によってですね、入手されたものか明らかでない限りですね、この内容について即答するのは困難でございますが、防衛省と致しましては、やはり法案、これの審議、これがまず第一でございまして、あの、今、あの・・部内で実施していることは法案の内容を十分に研究、分析しつつ現場の隊員にもよりよく理解をしてもらうという事が重要でございまして、

まぁ、国会の審議中にですね、法案の内容を先取りをするような事は控えなければならないものだと考えております。

 

小池晃(日本共産党 参議院議員 日本共産党中央委員会政策委員長)

これは!!これはね、法案の説明じゃないんですよ!今後の方向性ですよ! こういった事をね、議論をしているかどうか、これはね私、答えられるはずだと思う。 答えて頂きたい!!

 

中谷元(自民党 衆議院議員 防衛大臣 安全保障法制担当)

はい、あの・・この安保法案につきましては国会の審議が第一でございますし、また法案が成立した後ですね、これは検討を始めるべきものでございます。

ガイドラインにつきましては、今年4月にですね、日米間で合意をしたものでございますので、この内容について検討をするということは、これは当然の事だと思っております。

 

小池晃(日本共産党 参議院議員 日本共産党中央委員会政策委員長)

あの今、大臣は法案が成立してから検討すべきものだと仰った。 だとすれば統幕でこういう検討をしていたら大問題じゃないですか!!これどうされるんですか!?

 

中谷元(自民党 衆議院議員 防衛大臣 安全保障法制担当)

まぁ、法案の中身まで、これ踏み込んでいるかどうか、まぁ、おそらくあの~・・ 一般的に法案に書かれたことの・・理解だと思いますが、まぁしかしガイドラインにつきましては、今年の4月にですね、日米間で合意をし公表されたものでございますので、これについて中身を検討するということは、防衛省の中としては当然のことだと思っております。

 

小池晃(日本共産党 参議院議員 日本共産党中央委員会政策委員長)

そうじゃないんですよ!これはガイドライン及び関連法案を受けた今後の方向性ですよ! そのことを実際に検討してたってことを知らなかったんですね? じゃあ大臣は!?


中谷元(自民党 衆議院議員 防衛大臣 安全保障法制担当)

はい、まぁガイドラインについては、これはもう合意された事ですので検討はしても良いと思いますが、法案につきましては現在、参議院で審議中でございますので、中身の運用とかの検討におきましては、これ当然、法案が通った後の作業になるわけでございます。

まぁ、しかしながらこの法案の中身がどのような内容であるのか、これは当然、担当官庁の職員としては十分認識をするのは当然のことでございまして、まぁ、この法案の中身、内容等については当然、この組織としてはですね、検討するのは当然のことだと思っております。

(小池議員から、答えになってない、という発言があり、一時中断)

 

小池晃(日本共産党 参議院議員 日本共産党中央委員会政策委員長)

あの、大臣は先ほど、その法案成立後に検討するんだったら良いけども、その中身をね、前もって検討することは、そらおかしいというふうに認められたんですが、この中身ね、ちょっと見てくださいよ!


例えばその次のページ、これはですね新ガイドラインで新たに設けられる事になった『同盟調整メカニズム(ACM)』が常設になることが明記されているんですね。 ACM内には運用面の調整を実施する『軍軍間』の・・・軍軍間の調整所が設置される。

軍軍間”って何ですか!!?? 自衛隊と米軍ですか? 自衛隊いつから軍になったんですか?

こんなね、軍軍間の調整所なんてことはガイドラインだってこんな文章ないんですよ!法案だってないんですよ!!


だから大臣ね!先ほど仰ったけどもこれはまさに法案が成立前提で、その後の事を検討している文章じゃないですか!! 一番端的なのは最後の日程表ですよ!これ見てくださいよ! 5月のところに現時点とちゃんと書いてある。 8月に法案成立と書いてある。 1月に『キーンエッジ』これKE16って多分、『キーンエッジ16』でしょう?  それを受けて2月から『法制行』って書いてある。

他にもですね、例えばPKOのところを見ますとね、これ9次隊が出発をして、年明けの2月からは新法制に基づく運用すると!南スーダンPKOを年明けから今度の法制に基づく運用をするって書いてあるわけですよ。 そんなことどこで議論しましたか!!??

大臣ね、こんな検討してるということが許されるんですか!?どうなんですか!!

 

中谷元(自民党 衆議院議員 防衛大臣 安全保障法制担当)

はい、あの、まぁあの・・・今日突然のご指摘でございますので、ご提示頂いている資料が、まぁあの、いかなるモノかコメントは差し控えたいと思いますが、

まぁそのうで申し上げますが、97年のガイドラインの下での計画検討作業については、包括的メカニズムを通じて、主として自衛隊と米軍の間の組織である共同計画検討委員会(BPC)において行う一方、日米安全保障協議委員会(2プラス2)が下部組織である防衛協力小委員会(SDC)の補佐を受けつつ、方向性の提示、作業の進捗の確認などについて責任を有してきたと。

まぁ、新たなガイドラインの下でも共同作業の策定について、『共同計画策定メカニズム』を通じて行うことになりますが、ガイドラインに明記されている通り日米の2プラス2が引き続き同様の責任を有する事には変わりなく、まぁ、このご指摘には当たらないと。あくまでもガイドラインの合意に基づいた検討でございます。

 

それからスーダンのPKO、『UNMISS』についてはですね、宿営地の共同防衛にかかる武器使用の権限は法律の施行後にともない行使可能となる権限、よってスーダンPKOにおいては、当該の権限は法律の施行にともない行使することが出来るということでございまして、教育訓練等も含めて必要な事項の取り扱いは法案成立後に検討すべき事でございます。

それからこの資料、確たることはまだ申し上げられませんが、この中でですね、『平和安全法制関連法案の成立を待つ必要があるものについては、法制が成立して以降、実施をする』ということでごさいまして、あくまでもこれはガイドラインに対する検討でもありますし、また防衛省としては法案の内容を十分に分析、研究しつつ隊員によく理解してもらうという上での検討だと認識しております。

 

小池晃(日本共産党 参議院議員 日本共産党中央委員会政策委員長)

これね、全くね今の説明になってないんですよ。

例えばね、PKOだって延長を決めた閣議決定、先週の金曜日じゃないですか? 先週の金曜日に閣議決定したんですよ。

だから8月の末に終わる予定だったわけじゃないですか!それがもう9次隊という事で書かれているわけですよ。それが現行、新法制の下で運用するって書いてあるわけですよ。


それからガイドラインの具体化だって、これをSDCのね、文書を発出してもうガイドラインの、要するに今の答弁で言うと防衛協力小委員会の文書作成ももう始まってるということですね? そして法案成立前に基本計画修正するっていうこともこの後、下の方には書かれてるわけでしょ? これ全て法案の成立を前提とした克明な自衛隊の部隊の編成の計画まで含めて出されているじゃないですか!

こんなことはね、戦前の軍部の独走ですよ!!こんな事は絶対に許されない。 こんなものが出たままでね議論なんか出来ないじゃないですか、この法案の!! もうこの法案撤回するしかないですよ。

これもう、ちょっと止めて頂きたい!!ハッキリさせていかないとこれ以上、議論出来ない。

(一時中断、そして鴻池委員長により散会が宣言される)

(※書きおこし終了)

---

 

(関連Twitter)







 

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。