11月2日からの三連休。皆さんはどうお過ごしになられましたでしょうか。僕はと言えば、仙台への引越しは落ち着いたものの、衣類が夏物ばかり。現場勤務の頃は常に作業服でしたから、スーツは基本的に必要無かったので、冬物の品が完全に不足。これからの仙台での内勤に向けて、冬物の衣類を用意しなければ成りません。そこで都合良く今回の三連休です。胸の病気を持っているので、医師からは長距離移動を止められているのではありますが、独り身なので致し方有りません。胸の事が心配では有りますが、東京の自宅マンションに戻って、冬物の調達を行う事と致しました。
福島県いわき市から、宮城県仙台市への引越しの費用は、単純に引越し業者の費用に収まらない事は事前に予測はしておりましたが、案外高額に成ってしまった為、今回の帰京は、費用節減を目的に、高速バスを使用しました。新幹線利用の半額で移動出来るので、費用的には文句無し、です。
三連休の初日の朝、東京新宿駅行きの昼間運行型2+2席のバスで帰京しました。チケット発券は、ネット予約、コンビニエンスストア支払と容易ですが、さて、問題は座席です。僕の体型(100kg超級)はもとより、僕が抱えている胸の病気の事を考えると、広くスペースを取りたいのですが、自動割り振りの為、運を天に任せるしかありません。隣の乗客が僕並みの体型だったとしたら。僕が窓側で完全に押し込められてしまったとしたら。。。
小柄な方々からは想像も付かないと思いますが、通常、新幹線は絶対自由席。通路側席を使用して、ひじ掛けを跳ね上げ、通路に半身、片足を出す様な格好で乗車します。勿論、都内通勤電車や路線バスでは、着座は有り得ません。他の乗客の皆様にご迷惑ですから。
今回の高速バス、出来れば通路側に座りたいッと願いつつコンビニエンスストアで事前支払いを行うと??良かった、通路側の様です。次の問題はお隣の乗客ですね。大柄な方だと、僕の胸の病に掛る負担が心配です。
当日朝にバスに乗車。お隣の乗客は??これもまた良かった、かなり小柄な学生さんです。発券の段階で性別割り振りが有るので、女性と言う事は有り得ないのですが、本当に小柄で、髪形も、おかっぱを内側にカールさせた様な感じ。服装もジーンズとスニーカーなのですが、何となくディズニーランドが似合いそうな感じ。持っている飲み物も「クマのプーさん」絵柄の紅茶。本当に女性みたいで、ちょっとビックリ。でもまぁ、小柄な方だったので、大変助かりました。
東京の新宿到着は昼過ぎ。雨で都内の混雑も有り、約6時間弱の行程でした。新宿から自宅最寄駅までは地下鉄で一本。東京駅発着のバスよりも、移動の面では楽かも知れませんね。
自宅では冬物の背広、ヒーターやコート、マフラー等を梱包して、宅配で出荷。後は荷物を仙台の寮で受け取れば良い訳です。
僕を個人的に特定出来る読者の方、はい、東京では全く必要の無かった冬物の背広、コートが、普通に着られる環境に成りました。東京で7年間眠っていた冬物衣料の復活です。(ちょっと嬉しいです。)
自宅マンションでの軽い掃除や、洗濯等の家事を済ませ、帰仙は3日深夜発の高速バスで、4日早朝仙台到着の便に成ります。
11月3日と言えば「明治節」。明治天皇誕生日で神聖な日です。現在、東京地域での「晴れの特異日」としても有名ですが、朝からどんより曇り。ほんの短時間の日照は有っても、洗ったシーツや布団カバーが乾きません。しかもシーツは洗濯糊を効かせてバリバリに仕上げる癖が有るので、天日干しでしっかり乾燥させねば成らないのですが。仕方無く、夕方に近くのコインランドリーで乾燥機仕上げと成りました。
さて、3日も夜に成り、仙台行きのバスに乗車する為、最寄りの地下鉄駅から新宿へ。仙台から帰京した際には、反対側を向いていて知らなかったのですが、途中の「九段下」駅でビックリ。
なんと、都営新宿線の新宿方面行きホームと、東京メトロ半蔵門線の押上方面行きのホームを隔てていた壁が無いではありませんか!!
都営新宿線の九段下駅は、都営地下鉄新宿線の岩本町駅新宿駅間の開通当初から毎日通学で通っていた、しかも中学三年間は、毎日乗降していた駅です。壁が有って当たり前。あの狭いホームが普通の感覚でしたが、本当に驚きました。まぁ、これが本来、在るべき姿なのですよね。半蔵門線が開通し、使用開始されて二十数年。遅過ぎたのかも知れません。しかし、何と僕は「浦島太郎」な事よ。何と無く寂しい想いをした、幼い頃から慣れ親しんだ九段下駅の通過でした。
さぁ、新宿から仙台まで、夜行バスですよ。長距離夜行バスは初めての利用なので、何だか、ワクワク、ドキドキ。更に乗って安心、三列独立シート。しかも最後席。隣はお便所ですが、車内でこの区画(最後尾と、もう一つ前の席)だけに存在する、カーテンが、視覚的な個室効果をもたらし、出発後数分で車内消灯されても薄明りの残る他の席と比べ、格段の落ち着きが感じられる席でした。
考えてみると、今回の帰京は往復共に「良い席」に恵まれたバス旅行に成りました。