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思いつくままに

ゆく河の流れの淀みに浮かぶ「うたかた」としての生命体、
その1つに映り込んだ世界の断片を思いつくままに書きたい。

もう一度、ロボットについて

2016-05-09 13:20:38 | 随想
 肉体的労働が機械によって置き換わり、続いて頭脳労働がAI技術によって置き換わるとすれば、つぎにどういう種類の労働があるかを概念的であっても提示できないかぎり、労働の対価として生活手段を得ている人たちの心配はなくならない。  別の話として、ロボットの心について考える。もし、ロボットに心が生じたとしても、それは、人の心とは別物である。 . . . 本文を読む

ロボットと資本主義経済

2016-04-04 19:37:01 | 随想
 先ごろ、コンピュータが囲碁で世界のトップレベルの人と対戦し勝利したということが話題になった。いわゆるAI(人工知能)が研究段階から実用段階に入っているようだ。人の機械的な動作の面だけでなく、頭脳の面においても、人の能力を拡大するもの、それを補助するものとしての、このような技術の発展は、たしかに、すばらしいものであるかもしれない。しかし、資本主義経済社会の中で、ロボットや機械がどんどん人に置き換わって活躍するようになるとどうなるのだろう。ほとんどの人がロボットに仕事を奪われ、収入を絶たれたとき、生産された商品は誰が買うのだろう。 . . . 本文を読む

62=36億

2016-02-24 18:21:43 | 随想
 2015年、世界で最も裕福な62人の資産の合計が、世界の人口のうち、経済的に恵まれない下から半分(約36億人)の資産の合計とほぼ同じだった。有利なものはますます有利になり、不利なものはますます不利になる。放置すれば、それは極限にまで向かう。これはこの世界の基本的原理である。原理を理解したら放置してはならない。この世界が再び混乱と暴力の世界になるのを防ぐため、国はその力を発揮し、格差を一定の範囲内にコントロールすべきだ。 . . . 本文を読む

人権の臭がする

2016-01-17 13:47:37 | 随想
「俺は国がやることに反対したりしない。だから国が俺を守るのはわかるけど、国がやることに反対している奴(やつ)らの人権をなぜ国が守らなければならない?」 「国」と「その時々に、権力を握り、国政を操っている一派」を区別できていない人たちがいる。「国がやることに反対している」人たちは、「いま権力を握っている一派がやっていることは国のためにならない、そのやり方は間違っている」と言っているのだということに考えが及ばないようだ。 . . . 本文を読む

集団的自衛権と個別的自衛権

2015-09-21 23:09:02 | 随想
 安保法案に賛成している人たちは、どうも集団的自衛権と自衛権(個別的)をはっきり区別していないように思われる。論理的には、個別的自衛権は集団的自衛権の行使要件を含んでいる。だから、集団的自衛権は必要がない。  集団的自衛権は、日本の平和と安全を守ることが目的ではないからこそ、その必要性の説明もできないまま強行採決が行なわれた。実際は、アメリカからの要求であり、安部首相は、この4月にアメリカ議会でした約束を果たしたのである。 . . . 本文を読む

平和ボケ

2015-07-06 23:56:23 | 随想
「平和ボケ」とは、長い間戦争がなかったため、戦争の恐ろしさ、悲惨さ、残虐さ、破壊性などを忘れてしまい、また、戦争をしてもいい、戦争をしてみたいと思っている人の頭の状態を言う。 . . . 本文を読む

言葉

2015-03-26 15:37:37 | 随想
 少し前になるが、元農水大臣が、「いくら説明しても分からない人は分からない」と言って辞表を提出した。この言葉は現実を正しく言い表している。多くの人が自身の経験からそう思ったのではないだろうか。言葉とはそういうものだと。ただし、大臣がそう言って辞めることが適切かどうかは別問題だが。  言葉は、分かろうとする意思を持っている人に対してしかその意味は伝わらないものである。でも、どうしてなのだろう。言葉 . . . 本文を読む

残業代0を目指す労働時間制度改革

2014-10-27 18:14:11 | 随想
安部首相が検討を指示した「成果で評価される働き方にふさわしい、新たな労働時間制度の仕組み」というのは、「企業が残業代を支払わなくてもよい仕組み」という意味であり、それ以外にはない。「成果で評価」はずっと行なわれてきたことであり、法律は「時間で評価せよ」などとはけっして言っていないからだ。 . . . 本文を読む

集団的自衛権の行使容認について

2014-08-06 17:47:32 | 随想
 安倍内閣は、政府の意思決定機関である閣議というもので、「集団的自衛権」の行使容認をした。今後、この決定に従って各種の法整備が行なわれるとのこと。従来の内閣は、それは「憲法違反」であり、行使できないとしてきた。国民の大部分は「集団的自衛権」ということばそのものをこれまで聞いたことがなかったというのが実情ではないだろうか。しかし、安倍内閣は、突然にこの問題を持ち出し、国会の議決も経ないで、それ自身の . . . 本文を読む

雇用制度改革

2014-07-25 18:15:43 | 随想
 NHKがアンケートを募集していたので、回答を準備したけれど、いざ投稿しようとしたら、すでに締め切られていた。せっかく準備したので、ここに載せたいと思う。 Q1:雇用制度改革について伺います。労働時間ではなく成果で評価する新たな労働時間制度(いわゆる「残業代ゼロ制度」)について、労働生産性が高まるという意見や、長時間労働が常態化することを懸念する意見などがあります。あなたのご意見や疑問をお書きく . . . 本文を読む

先軍政治を目指す?

2014-01-01 19:35:36 | 随想
 先の戦争前の日本は今の北朝鮮とよく似ている。金正恩の代わりに天皇があり、天皇を道具として使うことで、権力者たちは、戦争に向けて軍事最優先の先軍政治を遂行していった。天皇を絶対不可侵の存在として位置付け(大日本帝国憲法第3条:天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス)、国の方針(権力者が立てた方針)=天皇の意思として有無を言わせず実行することで悲惨な結果を招いた。大日本帝国憲法の「第1章 天皇」を読めば、 . . . 本文を読む

進化の原理と資本主義経済社会

2013-10-05 11:47:40 | 随想
 この世界には生存競争というものがある。その競争の中では、そのときどきの環境に対して偶然に有利な条件を持っているものは、その有利さを活かしてますます有利になり勝ち残ってゆく。進化論の原理はここにある。考えてみれば、当たり前のことでもある。不利な条件を持ったものが有利な条件を持ったものに勝てるわけがないからだ。そんなことがあるとすれば、それは、この世界の外部から何らかの力が働いた場合だけである。 . . . 本文を読む