久々の自作品(?)です。と言ってもエフェクター類ではありません。
抵当権抹消の登記申請書です。
30年程自宅の住宅ローンを支払ってきましたが、なけなしの退職金を使って
全額弁済しました。
ご存知の方も多いと思いますが、住宅ローンを組むとその住宅の土地建物
は金融機関への物的担保として抵当権を設定して登記します。
ローンを全額支払ったら、今度はその解除のために抹消の手続きが必要に
なるのですが、通常はプロである司法書士を代理人として手続きします。
僕も設定の時は銀行が指定(紹介)した司法書士に依頼しました。
でも今回の解除は自分でやってみようと思ったのです。単純に費用を節約
したかったからですが~。
思い立ってからネットで調べると結構同じ考えの人が多い様で、かなりの量
の情報が得られましたので書類を作成して去る5月17日に管轄の法務局に
行ってきました。登記所には相談窓口あるというので心強い。間違っている
可能性が大だけれど翌日出直せばいいしと気楽なもんです。
昔々の営業の時は不動産も扱っていたので登記所には何度も行った経験が
あるのですが、当時はバブルがはじける前ですから非常に混んでいました。
車で行くので混んでいると駐車できないかなと思ったので昼休みを狙って
到着したらガラガラ。(笑)
相談窓口に行って番号札を取って受付開始の13:00まで近くのショッピング
センターで時間つぶしです。
12:50頃に戻るとそばにいた人が「○○番の方ですか?」と訊くので「そうです
が何でしょうか?」と僕が言うと「もう呼ばれましたよ~。」と...
なんとお役所なのにサービスが良すぎ~。(嬉)
早速窓口へ行き自作書類等一式をチェックしてもらいました。担当の方は
申請書と複数の添付書類のあちこちを数分間照合してから「印鑑をお持ち
ですね?貸して下さい。」と言われたので差し出すとペタペタと割印を押し、
「はい、この内容で受付けます。5月21日に登記完了証をお渡しでき
ます。」と仰る。なんだかあっけない位に簡単に済みました。
そして昨日(5/21)再訪し「登記完了証」というのを貰ってきました。わ~い、
これで名実共に「自分の家」になった~。30年は長かったなぁ。
申請書を見て、4月3日にローン弁済しているのになぜ抹消申請がこんなに
遅いのかなと思った人はするどい!
僕がお金を借りたのは勤めていた会社と住宅金融公庫なのですが、公庫は
行政改革で無くなり、その業務は住宅金融支援機構が引き継いだのです。
実際の事務処理は代理店である銀行が行うのですが、この銀行がミスった
んですね~。
弁済の申し入れをした時に「抵当権抹消手続きは自分でやる」旨を伝えて
あったのにちゃんと処理をしていなかったんです。
4月中旬に書類をチェックしていたら、抵当権者移転手続きがとられていない
のでこのままでは抹消申請できない事が判明。
早速M銀行へクレーム電話するとぶっ飛んで来て平身低頭し、「書類を一旦
返却(貸出)願いたい。」と言う。ぐちゃぐちゃ言っても仕方ないので貸出。
ようやく手続きが完了し書類が戻ったのが5月14日。翌日と翌々日は病院に
行ったので17日の申請となった次第。
M銀行F川支店、おそまつだぜぃ!
私は建てたばかりですが、30年後の参考にさせていただきますね!
みず○銀行 深○支店?
私、みず○銀行でしたが、かなりお粗末でした。
完済おめでとうございます。
時間があるのなら抵当権抹消は自身でやったほうが良いですよ。
私も年数回法務局へ行きますが、昔と違って空いているしタッチパネルのマシン使うので呼ばれるのが早い!
特段の指摘もなく書類を受理されたのは先人の方々がHPに詳しい記載をしてくれた
おかげです。本当にありがたい事だと思っています。
あまりに腹立たしかったので銀行の担当課長には「事実のみブログに書くぞ!」と
言ってはおきましたが銀行名支店名の特定は勘弁してあげましょう。
M銀行は他にもいろいろとありますし。深川ははずれです。(笑)
あまりに簡単に受理してもらって拍子抜けしちゃいました。
所轄の登記所は出張所なのでまだタッチパネルではなく機械発行の番号票でした~。
やはり横浜といえども、こちらは少々田舎なのでしょう。なにせ山鳩やうぐいすの
鳴き声が楽しめるところですから~。(笑)
開業資金の借入金完済したて債務が消えたときの安堵感は今でも忘れられません。
お役所も個人だと門前払いみたいな感じだったのが相談まで乗ってもらえる様に変わり何でも自分でやってみたい僕には助かります。
もうこれで返済はしなくてよいという安堵感、同感です。
近年のお役所の対応は飛躍的に良くなっている気がします。今回は本当に
親切にご対応戴きました。銀行がいい加減だったので尚更に感じるのか?