ウォーキングの「グループわらじ」活動紹介

主に宮城県内で、楽しく歩いて自然に親しむをテーマに、毎月一回徒歩定例会を実施中。2023年1月で583回を数えました。

グループわらじ 第593回徒歩定例会 「みちのく潮風トレイル」

2024-02-14 00:00:00 | グループわらじ徒歩定例会

今回は11月の宿泊行事の報告を投稿します。

グループわらじ第593回徒歩定例会 みちのく潮風トレイル

2023年11月11~12日(土~日)曇りのち小雨 10.9km 参加者20名

当グループわらじではみちのく潮風トレイル(MCT)が北から開通するたびに、年に一度、宿泊行事を仕立てて歩いて来ました。最初は2014年9月に八戸蕪島から種差天然芝生地と赤石大明神から種市海浜公園までの計12.5キロでした。

第6回MCTとして、2019年に大槌~釜石の主要部20キロを歩いた所で新型コロナ期間に入ってしまいました。

その他、相馬~亘理付近や歌津~田束山などを歩きました。また、潮風トレイルができる前ですが仙台空港~中野栄を2011年2月、震災の直前!に歩いておりました。

今回3年越しの再開にあたって、過去の行事の中で特に印象の深かった(北山崎~)手掘りトンネル~机浜番屋の部分と、残っていた三王岩~田老~栃内浜~樫内浜の部分を歩く事にしました。特に三陸道が全線開通して到達時間が大幅短縮されている事から、MCTのハイライトの一つ北山崎付近を狙いました。(今回のウォーキングの方向は北から南、SOBOです)

11月11日 三陸道は三滝堂と道の駅三陸で休憩して、田野畑南から一般道へ。島越(しまのこし)、田野畑など海岸線の道路も見て頂きたいと言う意味を込めました。北山崎の景色を見ながら、ビジターセンターなどで昼食の後、

少し戻ってバス道から「秘密のルート」(自然大学の傍です)を使って直ぐにMCTに出ました。落葉の積もる地道を潮の音をバックにカサコソと音を立てて20人で楽しく歩きました。手掘りトンネル直前では、やはり脇の海岸線(下は別の日、見えるトンネルは北山浜と漁港を結ぶ)は通れずに、ゴム梯子を使う事になり、ある意味楽しみました。

   岩ばしご下れば荒磯その先に暗き手掘りのトンネルの穴

   灯り手に闇の中行くそろそろとタイムトンネル縄文の世へ

次の写真は、梯子を下ると見える1号トンネルの様子と1号トンネル出口から見える2号トンネルの入り口。そして1号トンネルの出口を振り返る。

   磯よりの見上げる岩肌たどる道けわしき登りに身構えし皆

その後、短歌にある急な道を登って海食崖の上に出て、さらに机浜番屋まで歩きました。番屋への下りでは、こんな高い所まで来たかと思う所に津波到達高の表示がありました。

11月の夕暮れは早く、宿のくろさき荘に戻っても付近を歩く時間はありませんでした。(写真は下見時)

 大食堂での夕食後、幹事部屋に十数人が集まり、しばし飲みながら歓談。こんな事も久しぶりでした。

12日 部屋から朝日を臨むことができました。アンモ浦展望台に行かれた方もいました。

   くろさき荘朝日の中の朝食に昨日の歩み朝のコーヒー

バスは大きく普代まで回ってから三陸道に入り、田老真崎海岸ICから田老に入って三王岩へ。天気が良く、たろう庵の下の展望台からは本州最東端、重茂(おもえ)半島の月山や魹ヶ崎(とどがさき) まで見えた。

   キラキラと朝日の海に黒ぐろと三王岩の雄々しき姿

歩行開始。三王岩や付近の津波石を見ながら田老の街へ向かい、津波の到達高の表示や、震災遺構 田老観光ホテルの前へ。ここの説明で、大地が動いて太平洋で海溝の下に潜り込む様子を実感した。(こちらは海溝に近いため沈降で、2024年元旦発生の能登半島地震と逆)

カフェすいかの脇を通って

田老の防波堤へ上って見学。X字型の鉄壁の防波堤と言われたが今回の津波に崩壊した。この防波堤があったから今の被害で済んだ、と考えたい。道の駅から再びバスに乗って田老トンネルの手前で下車し、旧道から再スタート。いったん林道を登って、佐賀部の展望台に寄って、

栃内浜へ向けて急な階段を下った。栃内浜は本当の手付かずの浜で、皆でゆっくりと宿のお握りの昼食とお茶を頂いた。

   かさかさと枯葉踏みしめ栃内の浜を目指して軽き足音

   人の手の穢れを知らぬ栃内の浜は千歳の波に洗われ

 午後は、南側の坂を樫内浜の集落へ向けて登る。最初は結構きついが、途中から道幅が広がり、(携帯の電波も届いて)開けた所に出る。と、思いがけない派手な建物、グループホームがあるらしい。予定より早く着いてしまい、雨が降り出したのにバスを少し待った。

 バスに乗り、田老の道の駅でトイレに寄り、山田の新設の道の駅、やまだおいすたへ。蠣のオイスターとかけているらしい。最後発の道の駅だけあって、生け簀とか唐揚げとか、いろいろと工夫がなされており、塩釜観光の運転手さんからもお勧めがあった。皆さんお土産を入手し、もう一か所三滝堂で休憩して、予定通りに仙台駅東口に帰還しました。

今回は久しぶりの宿泊行事でした。歩くコース的には多少物足りなさがあったかも知れませんが、再開一回目としては楽しめたかなと思っております。次はグループわらじとして未踏の部分を歩いて見たいものです。皆さん、お疲れさまでした。(今回、写真を文中に(サムネイルでなく)入れましたが、いかがでしょうか?)

是非毎月の行事にご参加ください。グループわらじの行事計画は下記のリンクからご覧ください。又お問合せはリンク先ページの一番下の「お問合せはこちらまで」、からお願いします。

2023年4月から2024年6月の第600回徒歩定例会までの行事計画 (biglobe.ne.jp)

2024年4月から2025年4月の50周年記念徒歩定例会までの行事計画 (biglobe.ne.jp)

(TK)



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