ウォーキングの「グループわらじ」活動紹介

主に宮城県内で、楽しく歩いて自然に親しむをテーマに、毎月一回徒歩定例会を実施中。2024年6月で600回を数えました。

グループわらじ 第581回徒歩定例会 天然の桟橋馬の背と紅葉の低山歩き

2022-11-23 21:16:49 | グループわらじ徒歩定例会

 仙台からの電車で新装なった松島海岸駅に到着、既に石巻から1人到着している。合計26人。

 駅前でミーティング、準備運動の後まずは西行戻しの松へ向かう。まだ元気なので坂をぐんぐんと上る。丘を回り込んで目当ての西行戻しの松へ。「いわれ」は写真をご参照あれ。西行が来ていないと思われている方もいるらしいけど、「来たけど歌を作らなかった」という解釈になります。従って芭蕉も、、、。

 丘に登って、更に白衣観音へ。こちらは松島湾の富山方向の眺めが素晴らしい。先日歩いた仙石線旧線歩きの方向、陸前大塚駅の先の東名駅への新線部分の白い斜めの陸橋がちょっと目障りかな?記念写真。

 次いで坂を下って東北本線、仙石線、国道45号線を渡り水族館から新設なった松島離宮の前を通って、雄島の対岸に到着。芭蕉が塩釜から着いたのがこの「雄島の磯」(これを松島の別称と取れば泊った久之助宿(舟宿)の前に着いたとも考えられる、「雄島が磯」とも言うがこちらは歌枕)。舟橋→土橋→木橋→コンクリート橋と変わった渡月橋を渡って、島内へ。まずは「奥の細道」の標柱の前で本文中の松島の句について説明。「松島や鶴に身をかれほとゝぎす」は曾良の作で芭蕉の句は本文中に無い。実際には芭蕉は「島々や千々に砕けて夏の海」と言う句を作っているが割愛された(月夜に感動のあまり寝付かれずに西行同様句作を断念した、しかし当日は満月ではなかったとも)。良く聞く「松島やああ松島や松島や」は江戸時代の狂歌。次に頼賢の碑。1285年から22年間島から一歩も出ずに修行したという。海には双子島(くじら嶋と亀島)が見える。座禅堂、曾良の先ほどの句と、芭蕉の「朝よさを誰まつしまぞ片心」の出立以前に読んだ無季句の句碑が並んで立つ、松吟庵跡、芭蕉翁奥の細道序並句碑等を見た。(写真は7月の下見時、クリックで拡大)

   

 松島公園にてトイレ休憩の後、国道を双観山へ向かう。ここはまだ歩道が有って歩きやすい。双観山への上り路の紅葉が美しい(写真参照)。正午前だが昼食休憩。

 午後は双観山の裾を歩き、扇浜でSAPのイベントと出会う。国道に出て松島方向に400m程戻って松島四大観の一つ「幽観」の扇谷に入る。少しの登りを経て、上は紅葉の真っ盛り。今日一番の紅葉に心が躍る。四阿から見る扇型の湾の景色に、なるほどと頷く。裏側を回って紅葉の前で記念写真。

 今度は浜田/塩釜方向に1キロ程、歩道が無い国道の右側を慎重に歩く。馬の背方向へ分かれてほっと一息。駐車場を経て、馬の背へ。確かに馬の背がすっと伸びたような不思議な景色だ。利府町からの注意に従い、手前でストップ。戻って、今度は子馬へ。こちらも狭いが特に狭隘な部分は無く、休憩を取る。それでも何か滑り落ちそうで落ち着かない。向かいの馬の背の全景が良く見える。(写真は9月の下見時、クリックで拡大)

  

 再び戻って、ゴールへ向け最終ステージ。途中、瑞鳳ヶ丘、田里律庵(浜田洞窟=縄文遺跡)があるが素通り。細い車道だが車の通行はほとんど無く、紅葉の中を順調に歩いて予定より30分程早く陸前浜田駅に到着した。ミーティングも早々に切り上げて予定より早い電車に乗る。歩行約13キロ、実に楽しい晩秋のウォーキングだった。

 



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