心に残るひとこと 2010-10-23 | とっておきのいい話 もう20年近く前になる。 保育の神様といわれていた大尊敬する 故・斉藤公子先生 の東京での学習会に 参加したときのこと。 斉藤先生が、子どもの描いた絵を見ながら成育歴や保育歴など話したり、聞いたりする。 そして絵から子どもの発達状況はもちろん、親もまだ気づかない小さな発作や異変に気づき 伝えてくれる とにかく保育や教育以外のことも深く多くのことが学べる学習会であった。 その中で私がず~っとず~っと今での心の残っている一言 それはとてもとても優しく素敵な笑顔の園長先生と担当保育士や職員の皆さんの園児達の 絵を見ていた時のことだった。 絵も伸び伸びとして元気いっぱいの子ども達のようにみえた。 斉藤先生は優しい表情で 「園長先生、とっても素敵な笑顔でね~優しいわね~。とても素晴らしいですね。 みなさんも笑顔が素敵で優しそうな方達で。」 と一旦言葉をとめ 斉藤先生も厳しい表情になり 「でも、子ども達は優しいだけでは育たないの。優しいだけでは。 勝手気ままと自己主張は違うの。優しいだけでは子どもがかわいそうでしょ。」 と・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 一瞬シ~ンとなった。 そのあと斉藤先生の見立てが始まると、保育士さん達は隠れたいろいろなことに 思い当たることがあり 一所懸命聞き、感謝しながら明日への意欲へとつながっていた。 その時の言葉が私はず~っと残っているし もしかしたら自分の教育理念になっているのかもしれない。 『優しいだけでは子どもは育たない。』 優しさを受けて優しさを学び、厳しさを受けて生きる力をつける。 今でいう心力だな 生きる力って保育・教育現場で研究題材になる。 人は生まれてから優しさと厳しさのバランスを受けヒトは人になる。 愛だね。 今での心に残る一言でした そしてもう一つ 「平凡な教師は言って聞かせる。 よい教師は説明する。優秀な教師はやってみせる。 しかし最高の教師は子どもの心に火をつける。」 ~~~~~~~~~教育学者:ウィリアム・ウォード~~~~~~~~~ 感謝感謝ありがとうです