わけししょうロケ【愛媛】Matsuyama Ehime

日常から非日常まで、独特な人生の渡り方。不安定な安定の求め方。非正規上等、「いざ」という時のためにも。

社会福祉士試験に挑む【わけししょうロケ】試験当日編

2018年02月26日 | 暮らしの泉

さて、細かな追い風を敏感に拾いながら勝利への道をひた走ってきた和気入道がいよいよ試験を迎えることになりました。前2編で今回の社会福祉士試験対策などを列挙してまいったわけですが、いただいた数々の小さな言葉と和気入道の工夫が力を為したように感じております。コストと手間の掛け方が重要なのですが、これは財力とセンスといいましょうか、ここまでは金をかけていいという決断、「これは!」という直感めいた閃きと自身にとっての追い風の選択がモノをいうんでしょうねえ。お受験に限ったことではありません。偉そうに言わせていただくなら、これまでの経験値が活かされたともいえるかもしれません。これって、老いという大きなうねりに対するアンチエイジングになりえるのでありましょうか。

さて、社会福祉を目指す同志となられる諸兄には改めて和気入道が有用としたインターネット上のサイトを紹介します。リンクは貼りませんので、ご了承ください。

過去問に関する回答と解説を積年にわたってされているブログです。前回の第29回は内容に含まれていないのですが、28回までの問題については編者様独自の解説が非常に役に立ったと思います。独自の視点から問題の意図や作成者へのツッコミが痛快でもあり、iPadのアプリで過去問を勉強するにあたり暗記を流し込むだけの受験対策を変えることができたような気がします。

 

 

こちら、本来は有料のコンテンツであり、その利用者様向けの動画なのでしょうが、YouTubeに合法的に上がってましたので、利用させていただいた動画であります。12月25日にupされたようで、まさにクリスマスプレゼントでありました。和気がチェックしたのは越年後でしたので、お年玉かな。

社会福祉士試験は幅広い試験科目からの出題、イレギュラーともいえる難問、人名・年号など暗記する項目、などが多くハッキリいって持て余してました。この動画では試験においての、取捨選択をバッサリとやってるんですねえ。満点を狙う必要がない(明確な勝敗の設定)、難問は捨てろ(自身の間合いを張る)、得意分野で得点を稼げ(鍛えるポイントを絞る)、解らない問題はすべて適当なマークでいい(運よく確率で当たることもある)等、まさに武術的戦略といえるかもしれません。さらに、最終盤の暗記攻勢にも大きな効果があることなども触れられており、ラストスパート発破に力が入りました。

 

 

こちらも試験直前にYouTubeに上げられた動画です。試験に臨むにあたっての注意事項を指南してくださいました。経験に基づいて、お薦めの持ち物や当日の行動様式が述べられています。細かいといえば細かいのですが、些細が大事につながる可能性もありますので、和気の当日を考えるにあたり、参考になったと思います。

 

和気が受けた試験は数あれど、はるか過去のことであり、今回の社会福祉士試験で本番直前に改めて準備するべきことがあるのではないか、と直感的に思ったわけです。まずは送られてきた受験票を精査します。基本を押さえることは当然として、よく見るとかなり無茶なことが列挙されていますよ。

試験申し込み時に受験場所の選択をするのですが、当然ながら地元の愛媛を選択しました。会場はアイティムえひめとなっております。まあ、車で10分くらいのご近所もいいところでして圧倒的に「地の利」を活かさねばなりますまい。

受付および試験時間をしっかりと確認する必要があります。なんとなく勘違いしての、致命的な時間の間違いは避けなければなりません。受験票を台所の冷蔵庫ドアに貼り付け、時々チラ見します。

注意事項なるものが大量に記載してありまして。会場の下見をするな、駐車駐輪はできない、送迎もダメ、各駅からは無料送迎バスを利用のこと、インフルエンザ罹患の場合は医師の指示に従え(早い話が、病状や時期によっては受験できないってこった)、昼食は持参しろ、ゴミはお持ち帰りのこと、膝かけ持って来い、などなど。都会での開催を念頭に置いた感が強いですかね。

和気入道、基本的には公共秩序を守るのですが、今回については狡くいかせてもらやす。良い子はマネしないでください。the BLUE HEARTSの曲にある

ルールは破るがマナーは守るぜ! マママママ~

といった感じですね。まずは車での会場入りを画策します。理由としては、主体的な移動手段の確保、荷物を格納するベースキャンプとしての役割を果たすためです。地元衆としての知識として、アイティムえひめには2カ所の駐車場があることを知っています。本体に付随した有料立体駐車場と徒歩約10分くらいに位置する(大きなイベント開催時に開放される)無料駐車場です。和気が狙うは言うまでもなく無料駐車場であります。ホントはしてはならない会場への問い合わせで電話します。

「すいません。2月4日(試験日)は無料駐車場は使えますか?」

「受験される方ですか? はい。駐車場は開放しますが、駐車できる保証はできませんので、ご注意ください」

「ありがとうございます」

ということで、早めに行けば駐車できるとの読みです。最悪、満車であれば自宅に戻って、家人に送ってもらう(これまた禁止事項)ことにしました。

持ち物として用意したのは、筆記用具(HBのマークシート用を購入)、iPad、腕時計、使い捨てマスク、ガム、ブドウ糖、目薬、などです。あと、車で使っているクッションを忘れてはいけません。長時間の座位ですし、どんな椅子で試験に臨むのか判りませんし、防寒の意味もあります。昼食については2段階で臨むことに。基本的にはおにぎりを買い込んでおく、でも可能であれば、それに手を付けず気分転換も兼ねて外食する、と。

 

上の動画で得た情報によると、試験時間から計算して1問に費やせる時間は1分30秒とのこと。つまり、けっこうぶっ飛ばしてこなしていかなければならない、と。そこで、iPadに放りこんだのが、こちら。

 

「ねこ違い」というゲームアプリを思い出したので、ン年ぶりにインストール。脳のトレーニング、リラックス、集中力持続に効果があるのではないか、との目論見です。本番直前の何日間かにやってみました。

 

 偶然にも前日の夕食メニューはトンカツでして、「勝つ」にシャレました。縁起は担ぎませんが、風を感じることには敏感です。かくして、いつものように自走式目覚まし時計「花」の起動により当日の朝を迎えました。コンディションもあまり変わらず、まあまあ。

さて、2月4日も冬晴れで非常に寒い朝でした。駐車場確保のため、早めに家を出ました。昼食は「スーパーディスカウント・ラムー 三津店」にておにぎりとお茶を購入。24時間営業ですし、コンビニエンスストアよりはるかにお安い。

勇んで無料駐車場へ乗り込みます。受付時間まで余裕が1時間はあります。さて、果たして空きはあるか? なんと! ガラガラもいいとこ。主催者側の配慮か、交通誘導が1人配置されていましたが。和気入道が到着したときは5台くらい止まってだけで、ン百台分の空きが広大にひろがっています。結局、主催者の思惑通り、皆さんの行動により受験者の車は20台にも達さなかったようです。これもラッキー。車内でリラックスに努めます。

 受付の30分前に会場入り。 独特の空気が流れるだだっ広い、本来は見本市展示場。おそらくですが、1000人以上が受験するような感じで、相当な席が用意されています。知ってる顔もたくさんありましたが、ニット帽を深くかぶりマスクをしてますので、こちらからはひたすら無視します。お1人だけ声を掛けましたが、すぐには気づかれませんでした。挨拶するのも煩わしかったのでね。試験会場でみんながテキストなんかを睨みつけている最中に、和気は音楽を聴きながらゲームに勤しんでおりました。ふと見ると、隣の席の方もスマホでゲームをやってました。おんなじようなことを実践している人もいるんだなあ、と。効果のほどは分かりませんが、試験会場ではやればやるほど、どんどんスコアが悪くなりました。やっぱり緊張して集中力が落ちているようです。それが判っただけでも、意味があったといえます。

試験開始が近づくにつれ、離席する人がちらほら。お手洗いを利用するためでしょうか。特に女性は列をなしてました。実は、ガラガラのトイレがいくつもあるのですが、まあ初めての人にはどこにあるかなんて判らないよねえ。余計なお世話かもしれないけど、アナウンスしてあげればいいのに。

いよいよ、開始です。さあ、いざ勝負! 

午前は共通科目。1問につき1分30秒ペースでいけるか。おお、なかなかいいスピード。問題用紙は持ち帰ることができるので、自己採点のため、マークした選択肢をチェックしながら、進めます。まったく解らない問題も続々と出てきますが、想定内。問題用紙に「?」を付け、その上で直感でマークします。1択と2択が混在するので、それも注意します。

一応、最後まで行きつきました。全然時間的余裕があります。これからは見直しを開始します。回答欄にずれがないか、空白はないか。問題を読み返し、検討しなおします。やはり、?をつけた問題はマークが変わります。う~ん、考えても解らないけど、消去法も駆使します。それでもやはり判らん! 集中力がみるみる落ちていくのが実感できます。そういう意味での衰えは老化なんだろうねえ。

見直しが一通り終わる頃には、退室時間に達しておりました。これ以上のあがきは逆効果と判断。挙手して、係が来るのを待ちます。解答用紙を渡し、荷物を持って退室します。お隣はとっくに退室しておりました。ゲームの効果かな。

さて、車に移動して一息入れます。11時を少し過ぎたところです。お昼ごはん、どうしようか? 日曜日の正午前のため、ここしかないでしょ!

和気入道が愛媛エリアで、最もお薦めのラーメン屋がすぐ近くにあります。松山市若葉町「長浜一番」です。いまだにこのブログで紹介できてませんでした。いや~、地元グルメを楽しんでるって感じです。ここでのオーダーは「ラーメン麺硬め」と決まっています。和気入道的には、ここがあるおかげで、博多に行く必要なしです。食べ過ぎの懸念もありましたが、替え玉もいっときました。お気に入りの食をも追い風にします。冷たいおにぎりを会場でいただいくより、全然いい気分転換になりました。

 

席に戻りまして、意外と余裕があるのですが、人とのコミュニケーションはめんどくさいので、ご勘弁。テキストにも手を付けません。斜め前の人は午前の問題用紙と格闘してました。上の動画で「まったく不毛」でやめましょう、との指摘がありまして。過去は変えられないし、後悔・自虐のネタにまみれて、どうすんだ? という感じです。まあ、あまりにもうまくできたので、満足に浸っているのかもしれませんが。和気は当然ですが、過ぎた過去は忘れ去ります。

午後の試験が始まりました。暗記問題よりも事例問題が多いのですが、快調に飛ばすことができたように思います。昼からのほうが苦しくなるとふんでいたのですが。まあ、いい感じでフィニッシュ。かなり早めの退室。まずまずの手応えでした。直前にチェックした人名とかヤマが当たったのもあったぞ。よしよし。なんか楽しみながらの受験だったと思います。

 

夜にはネット上で、解答速報がバンバン出てました。過ぎ去りし過去は放り投げる性質(たち)なのですが、ちょっとだけ確認しようかなあ、と。1単元をチェックしてみます。7問中、4問が外れてます。アチャ~! こりゃあ、厳しいなあ。もう、やめとこ。

 

試験翌々日に職場で体調の異変を感じ、早退しました。長女がインフルエンザBに罹患しており、完全にもらったようでした。試験当日でなくて、本当によかった。下手すりゃ、これまでの努力が無に帰すとこでした。う~ん、何か大きな流れに乗っているのか。その成果と結果はもうすぐ露わになるのであります。

 

 

 


社会福祉士資格に挑む【わけししょうロケ】試験対策編

2018年02月22日 | 暮らしの泉

2018年2月4日が和気入道が挑む社会福祉士国家試験の決戦日となりました。例年では1月最終盤とのことですが、若干でも後にずれるということはそれだけ対策を講じる猶予が増えるということで、気分的にちょっとラッキー! と思おうとしました。何に関してもそうなんですが、こじつけでもいいので「風が吹いてる」「来てる」「味方になっておろうが!」「我が軍に有利」的な発想は非常に重要だと思います。命を賭しての大事であっても、非常に心許ないような脆弱/ちっぽけな根拠が大きなモノを言う勝利への起点、反転攻勢形勢逆転へのきっかけとなりえるのであります。

まあ、レポート編でも述べた通りでありますが、仕事をしながらの、レポートの提出、さらにはスクーリングへの参加、施設実習が通信課程での大きなウエイトを占めてしまい、肝心要の試験対策は後回しにせざるを得なかったのでありました。この辺が和気入道の限界でありまして、勉強嫌いの気質は幼少のミギリからなんにも変わっておりません。大昔、「アンタ、真面目に勉強したら東大にも入れたんじゃない」と、とある人に言われたこともあるのですが、耳に心地いい単なるいい思い出であって、現実には勉強下手で何にもない生活を送ってきたのであります。そんな和気が自身の殻を破る機会として、自分を変えたいと、敢えて自ら挑んだのが今回の資格挑戦だったのです。

今回の企画を打ち立てた理由について。和気入道の普段の仕事において社会福祉士資格は有用であるのですが、絶対に必要ということでもありません。ただ、仕事の現場で「職業能力開発」を促す側にありました。つまり、顧客に対して「あなたには◆◆資格が必要ですよね。まあ、がんばってみたら?」と講釈を垂れる立場であったわけです。「じゃあ、お前はどうなの?」と問われることはないのですが、顧客の皆さまに強いる努力やつらさを経験したかったのであります。「言えないけどさあ、俺もアンタとおんなじように、ヒイヒイ言いながら資格の勉強してんだよ」としたり顔をしたかったのです。

 

2017年4月から2018年9月までで、全てのカリキュラムをコンプリートしました。その後に受験対策を開始したのであります。ただし、今回の受験に関わる前から、現役の社会福祉士から助言を賜る機会を得ておりまして、勉強法の指針となりました。それは………………

「和気さん、過去問ですわ。過去問題をしっかりやれば大丈夫ですよ」


なるほど。よく分かんねえけど、そうなんだ。その方は社福士会で対策講座講師もされていた方でして、これも上で述べた「ちょっとラッキー!」的追い風となったのであります。

 

さて、通信講座での指定テキストがこちらの一団でした。まあ、ボリュームはすごいのですが、内容の濃淡にはむらがあって、使い勝手がいいとはとても思えませんでした。レポートでも使用頻度がドンドン減っていったように思います。参考文献を探しに松山市中央図書館に行ったら、年式は古かったかもしれませんが、蔵書として一式が置いてありました。買うんじゃなかった、と少し後悔しました。当然ながら、受験対策では100%と言っていいほど手に取ることはありませんでした。

さて、小道具で乗り切りたい? というか、できるだけ手間とコストをかけたくない和気入道としては、今回の受験の命運を以下のアイティムやデバイスに賭けることにしました。

 まずはiPad air2です。社会福祉士過去問題の無料アプリが複数存在しているのです。これらを活用するためのデヴァイスですね。スマホでもいいんでしょうが、和気入道の老視では、拡大できない仕様のアプリが辛いことが判明しており、レポート執筆にもスマホではやりにいくため、i padを採用することにしました。ただし、どの機種をどこで調達するか、apple Macintosh classic2からのappleユーザーである和気も意外と悩んだのであります。グレード・容量、新品か中古か、量販店か携帯ショップかネットか。Wi-Fiではなく、外でネットができるcellular式は必須です。

松山市小栗にある株式会社エレパさんにお邪魔しました。愛媛エリアでは希少なappleに精通しているお店であり、ここで購入してもいいかな、と。久しぶりの店内は雰囲気が以前と変わってしまってます。溢れてた携帯電話修理希望のお客がまったくおりません。よく見ると展示されている商品群も様変わりしております。

「中古パソコン専門店になりました」

「ゲゲッ(絶句)」

かろうじて中古iPadが数点ありましたので、購入候補になりえるか店員のお姉さんにこちらの希望を伝えてみますと…………………

「それでしたら、apple のサイトで販売しているSIM free のiPad air 2がお勧めですね」

何の躊躇もなく、うちで買わなくていいです的なセールストーク炸裂! 顧客第一主義とは、まさにこのこと。次回以降、機会があればぜひこちらで購入させていただきます、と心で念じて店を後にします。ここでも追い風を感じたことはいうまでもありません。自宅で調べたところ、Oricoローン金利無料のキャンペーン中でもあり、一括でなくても同額で購入できるタイミングでありました。携帯キャリアでの月額利用料と本体値引き等を勘案しても、格安SIM使用でapple storeでの新品購入が安い、との結論に達しました。最新(当時)のため、容量も中古iPad airに比べて大きいし、バッテリーのへたれも心配がありません。極端に考えると、レポートと試験が終わるまでに支払いが終わってしまえば、元が取れるとの計算です。

 

 

これらが和気入道が使用したアプリ複数種のscreen shotです。過去数年間の問題があり、正解・解説があり、成績や不正解問題の把握、付箋をつけるなど、事務的な手間をアプリがやってくれることに大きなアドバンテージがあります。iPadさえ手元にあれば、どこでも勉強ができます。社会福祉士試験はマークシートで記述式の試験ではないため、手書きで覚えることは必要ないとの判断です。

レポート作成が完全にメインになっている時期に、ゲーム感覚でやってみますと。意外と常識で解ける問題もありますが、専門用語については全く歯が立ちません。あたりまえですけどね。アプリ漬けでは対策になりません。と思いながらもレポートと闘う日々が続いたのであります。

 

で、時は流れて。実習・レポートが終わった時点で本格的な試験対策に勤しむことにしました。時は2017年10月であります。約4カ月で試験を迎えます。本格的に対策として、以下の小道具というか小細工で挑むことにしました。

 

 

費用対効果やネット上での評判などを勘案し、まず購入したのが1冊で全てを網羅できるテキスト的なものです。ジュンク堂松山店にて比較検討の上、購入しました。これを基本テキストとして使用します。基本的には通して眺めてみて、覚えなきゃイカンだろうなあ~と思える箇所に付箋を打ったりして、勉強してる風情を装ってみたりしました。その膨大な量にめまいがしそうでしたが。人名や流儀、名称など暗記がまるっきり苦手な和気でしたが、直前になってみるとこじつけやダジャレをも駆使して、それなりに覚えることができました。とある人が言ってました「努力に勝る天才なしじゃ」と。

和気入道の時間は早朝と車を運転しての通勤となります。その時間や何かをやっている最中に活用できると踏んだのが、「濃縮! 音声CD」です。車のオーディオとiPadにも突っ込んでおき、隙あらば聴きっぱなしにしました。全文のデータもあり、iPadでtextを見ながら音声を聴く時間を持つようにもしました。極めて受動的で労力を要しない方法を採りました。デメリットとしては、流してるだけで集中できていない時間が非常に多かったことです。就寝するときも睡眠学習よろしく聴きながら寝ましたが、まぁハッキリいって普通に寝てるだけでしたねえ。車の運転中は集中しすぎると事故の危険性があり、そのまま流しておりました。聴けた分だけでいいかな、という感じです。

上の方にある一問一答は、中学生の定期試験のときに、クラスの誰彼が持ってきていて休み時間にクイズみたく悪あがきをやっていた思い出から購入したものです。結論的には1~2回ざっと流したくらいで、あまり役に立ったとは実感できませんでした。

 

アプリを駆使するのと同時に動画をiPadに多く放り込みました。社会福祉士関連の動画が多くYouTubeに上がっているのです。これも聴覚および視覚に訴えるものです。全ての分野を網羅しているシリーズ物もあり、複数種を視聴するようにしました。また、講義形式の動画もありました。分野は限られるのですが、専門的な解説で理解を深めることができたような気がします。cellularのiPadではありますが、有料のアプリで、動画をチャプターしてiPad本体に収納しました。

試験前にupされYouTubeで視た「いとう総研」謹製の動画は試験の攻略法が展開され、非常に助かりました。捨てていい問題があることや、どこでどうポイントを稼ぐか、などおぼろげだった戦術が明確になり、精神的にもそうとう楽になりました。

 

 

iPadを車載できるようにしました。YouTubeを流しての運転です。ひたすら聴き流します。これまた画面には眼をやれません。事故ってしまいますからね。

動画とCDをとにかく繰り返し繰り返し流していきます。同じ分野でも角度やアプローチが微妙に異なるため、幅ができたようにも思います。どれだけのフレーズが耳に残るか、残せるか。初めは難解な言葉の羅列だったものが、だんだん意味を為すようになるものなんですねえ。助手席の家人は「睡眠術みたい」と言ってましたが。

仕事の昼休みはテキストを読んだり、アプリで過去問をこなします。4年分の過去問をトータル3~4回はやったと思います。まあ、ゲーム感覚ですねえ。繰り返すことで、理論ではなくて文字面や言い回しで正解を判別するという邪道に陥った感もありましたが、それでも是としました。頭での理解ではなく、身体で覚える系ですねえ。アプリでは不正解問題のみとか、特定の教科のみとか、✖✖年の問題とか、いろんな切口を設定でき、弱点や苦手分野を重点的に攻めることもやりましたよ。結論的には分厚いテキストよりも、こちらが主役となったとの所感です。

時代の変化で、digital deviceが学生の勉強で大きな役割を果たしていると実感しました。以下のようなアプリも使ってみました。

これは「デジタル単語帳」です。有料オプションまでは付けませんでした。先に述べたように、書きまくって暗記する方法は採りませんでしたが、やはり眺めるだけでは心許ないので、手入力でカードデッキの作成を兼ねていくつかの試験範囲、特に暗記を要するところを攻略しようとしたのであります。

 

 

 

最も後に使ったアプリが「Quizlet」です。デジタル単語帳的なのですが、手入力で作ったカードが多くのユーザーと共有して使用できることが大きいですねえ。あと、アプリ側がゲームを作ってくれて、遊び感覚で覚えることができる仕様になっています。これも良かったかなあ。アプリ内で「社会福祉士」で検索すると、今でもwakenyudo作成のカードも使っていただけますよ。

 

レポート編でも触れましたが、うちの愛猫「花」の目覚ましがフル稼働で、午前3時から4時には必ず作動しました。最高で2時台に起きたことも。そのまま勉強して、子どもを送り出して仕事に行きます。眠気は通勤時間帯に襲ってきますが、なんとか事故らず。夕方帰ってきて、風呂・食事・酒。そしてすぐ就寝。午後10時から12時にだいたい1回は起きます。1時間くらい勉強(飲酒ありあり)で、また寝ます。花のおかげで寝過ごすことはありませんでした。健全とはいえないサイクルでの受験生活だったかもしれませんが、ほぼ苦痛を感じませんでした。これもポイントだったかもしれません。

試験が迫ってきた年末年始は仕事を3日くらい休み長めの休暇を作っての、試験対策です。と言っても、1日中没頭することはほとんどなかったと思います。最終盤には「けっこういけるんじゃないか」的な手応えを持つに至りました。軽めの達成感までありましたねえ。あ~、学生時代にこれくらい勉強してりゃあ、人生も違ってたかもねえ~、という感じです。

かくして、試験当日を迎えることになりました。さあ、どうなるか? 

 

 

 

 


社会福祉士資格に挑む 【わけししょうロケ】レポート編

2018年02月06日 | 暮らしの泉

約2年の時を費やしての一大イベントがとりあえず終了しましたので、その足跡(そくせき)を残すため、ここに記すこととします。さらには、これから同じ志を持っている諸兄に対してのエールとなりえると考え、和気入道が手探りでやってきた小ネタを紹介するものであります。

多くの資格と同様に、現在の状況(学歴や職歴等)によってルートが異なります。エントリーするにあたり、まずは確認が必要です。和気の場合は学歴条項で学士を所持しており、「社会福祉士一般養成施設等」(1年以上)の修了が必須でした。

この歳になって勉学に勤しむことに躊躇はありありです。時間・費用・手間、過程を完遂できるか、試験に合格する勝算がたつのか、費用対効果は期待できるのか、などなど前向きにはなりにくい状況での判断となります。さらには実習というイベントも必須となります。1か月間もの長きにわたり、職場を離れる必要があるのです。

通学制は到底不可能なので、通信制のコースを探しました。調べ方があまり上手でなかったためか、なぜか山口県の学校しかヒットできませんでした。「教育訓練給付金(専門)」の対象講座で、愛媛もエリア内とのことで、連絡を取ったところ、愛媛での実習の実績がないため自分で実習先を探してほしいとのこと。それって、素人にできるん? とプランは暗礁に乗り上げてしまいました。

 

そうこうして頓挫しているうち、職場に来られたお客さんが幸運の女神? として和気の前に舞い降りたのでありました。偶然に和気入道の席で、その方は訊きたことがあるとおっしゃって、おもむろにテキストのようなものを開いて

「◆◆っていう職種の方はここにはいらっしゃるんです?」

「✖✖という方の仕事内容はどうなんですか?」

などと質問を浴びせてきたのであります。

業務外の内容であるため対応しなくてもいいのですが、まあなんかの勉強なのか真摯な態度だし、現場での確認は最も理に適っているし、忙しくないし、お相手さしあげることにしました。一通り質疑応答が繰り広げられ………………

「 で、なんのお勉強ですか?」

「社会福祉士の通信講座を受講しているんです」

「ん! どちらの学校なの?」

「(愛媛県の)☆☆市の▲▼です」

おお~、待ってたぜ! 細かいですが、風が吹くとはこのような現象を指します。

こちらのことはあまり開示したわけではないのですが、なぜか「がんばってください」と言って立ち去っていったのでした。屈託のない笑顔が印象的でしたが、それから二度と会うことはありませんでした。天に昇っていったのでしょうか? まあ、普通に徒歩でしたが。

 資料を取り寄せ、検討しました。こちらは1年半で「教育訓練給付金(一般)」の対象講座でした。一般と専門では受講修了後に戻ってくるパーセンテージが20と40の違いがあります(試験の出題内容ですね)。スクーリングはどちらも複数回あり、それに伴う費用を勘案すると選択肢は決まってきました。かくして、女神の後輩となることに。

キャッシュレスが身上(哭)の和気入道としては、金策として教育ローンでも組んで修了と返済が同時に終わるくらいでいこうかなあ、と思案しておりました。ここで家人に相談したところ、家中からかき集め持たせてくれました。月賦やローンが嫌いとはいえ、子どものためではなく、親父のために学費を出すことになるとは………………。

 

ちなみに某金融機関窓口で学費を振り込んだ際に窓口で

「お子さんのですか?」

「いいえ、私のです」

「(一瞬の間があり)失礼しました」

ま、そう思うわな。

 

通信制でのお勉強は初めてで、感覚がピンと来ませんでしたね。大量のテキストや要綱が送られてきても、なんのアナウンスもなく、催促や指導もありません。放っておいたらそのまんまになりかねません。恐ろしいですね~。大学でも通信が最も困難であることは認識していましたが。レポートの締め切りとスクーリング、実習の手配なども含めて、時間はあるようで意外と余裕がない。「仕事」という最大の言い訳となる錦の御旗も使えません。

背水の陣とはまさにこのことで、今回のプロジェクトに関しては、

①仕事との(できる限りの)両立

②家のことをしない言い訳に(なるべく)しない

③(いろんな意味で)元を取る

などと独りでこっそり決めようかなあ~、と。西原理恵子画伯風に言いますと

 

   博打 勉学は一本、泣くならやるな!

 

とにかく最大の敵は32本にもなる直筆!レポートの提出です。だいたい2カ月に4本ペースでの提出となります。これをいかにこなすか、が鍵となります。がむしゃらに取り組むのも大事ですが、細かい段取りが大きくモノを言うのであります。2週間に1本を仕上げるペースでいく必要がありました。振り返ると基本的にそのペースが守れたように思います。テーマによっては簡単に進まないこともありましたが、論文ではないんだ、エッセイ的でもいい、と言い聞かせて頭をひねったものです。指定テキストもあるのですが、まあなんとも…………………。解らないことが判らないまま記述されているところも多く、その完成度にビックリすることもたびたびでした。

大学以来の大量レポートのため、あの頃の悪しき慣習が顔を出そうとします。そう、いかに参考文献を引用して字数を稼ごうか、という悪癖であります。さすがに面白くないし、自分でも気分がすっきりしないので、なるべく自身の考えと表現を重んじることにしました。その方が字数も伸びます。書籍がダメならインターネット上から拾ってくる、ということは誰もが考えること。ネット上には有料でレポートをくれる? ような禁断の果実もありましたが、yahoo!知恵袋等には無数に「教えてください」が飛び交っています。学術論文も参考にしたのは少なくないですが、仰々しすぎてレポートには似つかわしくない大御所のは避けました。それにしても、検索している時間も意外ともったいない。

だいたいですが、2週間のうち、半分くらいかなあ、課題に対する構想を練る時期に当てます。テキストや文献に付箋を打ったり、論文等のPDFをibookに入れて持ち歩きます。仕事の合間や家族サービス中にも閲覧できますし。そして、文章構成をまったく気にせず、センテンスをどんどん打ち溜めていきます。なにも文頭から作ることもありません。センテンスの位置移動が重要で、順番をとっかえひっかえすることで、論点が絞れてきたり、結論がうっすらと湧現することにつながったのではないでしょうか。よく書けたと思ったセンテンスでも、果たす役割がなければ、遠慮なく削除します。

 

 今回、最も威力を発揮したのは、wardとone driveのMicrosoft勢の活用でした。原稿用紙にペン書きするのですが、推敲と訂正などの段階ではデジタルの方が圧倒的に優位です。考えながらの執筆ですから、タイピングの速さはあまり関係ありません。

 

 

自宅では基本的にノートパソコンで作成します。和気殿はタッチ式キーボードでないと気が済まないというか、筆が進みません。one driveにあげて保存します。仕事には今回のために購入した秘密兵器、iPad air 2を持って行きます。cellularなので、昼休みなどにもonedriveにアクセスし加筆ができました。判らないことはネットで調べることもでき、大きな力になりました。pc単独では画面・アプリの切り替え、参照しながらの執筆には手間がかかるため、マルチ画面での作業は非常に快適であったと思います。

 

 

作成では、まず課題全文を入力します。それを見ながら文章を構築していくのです。解っているようでも、ドンドンと課題からずれていくことがありえます。難しい課題を煮え煮えになって完成させても、的外れになっては意味がありません。課題集の冊子もありますが、本編に載せてしまえば、いつでも確認できます。何十回も課題文を睨み付けながら、なんとか出題に応えられる文章を書くというより、組んでいくといった感じだったかも。そうして取りあえず所定の字数に近づき、レポートの態を為してきたら、課題文を消去します。字数は課題によって違いがありますが、おおむね2000字が基本となるので、細部をいじって揃えます。

和気入道は字は上手と言われるのですが、きれいに書くことができません(笑)。自筆が好きではないので、今回は小道具にこだわって、気分の悪くなる字面を少しでも和らげようと目論みました。これまでは全くこだわらなかったペンを慎重に選ぶことにしたのであります。そのころ、松山市南江戸に「文具生活」が新規オープンしました。ケースにある舶来以外各社のボールペンを試し書きしまくった結果、三菱鉛筆のjet streamシリーズの黒1色ステンレス筐体をチョイスしました。最も軽く書けそうであることが重要でした。適度な重さと滑らかなインクの出が決め手となりました。細さは0.38?の極細としました。ペンを握らず、持ち上げず、手首をこねくり回すことなく、力が要りません。

デジタルデータで完成させたものを見ながら推敲を兼ねて清書していきます。ペンが優秀で本当に力が要らず、ひたすら書き続けるのも疲れが溜まりにくかったように思います。ペン習字の練習よろしく楽しみながらやってたときもありました。書き損じは修正テープ使用が許されてましたので、ビュッと白くしてから書き込みます。この際にも、jetstreamは力が要らないため、それほど汚くならなかったんじゃないでしょうか。結局、原稿用紙は1枚のロスもありませんでした。文豪のように丸めて捨てることもありませんでしたね。

 

もう一つ、大事だったのは、取り組む時間をいかに捻出するか、ということです。いい意味で家族に邪魔されないようにしなければなりません。しかも和気宅には入道の占有スペースがなく、ダイニングテーブルでの作業となるため、どうしても単独になる時間が必要でした。そうなると夜遅いか、朝早いか、になります。和気入道は朝型であるため、異常に早い時間帯を作業時間に充てることとしました。我が家には専用の目覚ましとなるのがおります。それがこちら………………

和気入道宅の「花」でございます。まさに自走式目覚まし時計としての役割を果たし続けました。頼んでもないのに今も続けています。

和気入道の基本的生活リズムとして、職場から帰宅して夕食飲酒入浴を経て、20時くらいに寝ます。その後に花式目覚ましが起動します。うちの猫は洗面台に上がって蛇口から流れる水を飲む習慣があり、人の手が必要なのです。23時~1時くらいに一度起こされます。水飲み作業の傍ら、気が向いたら作業に取り掛かります。といっても1時間くらいで飲酒の後、再び寝ます。

そしてコアタイムが訪れます。3時~5時に花式目覚ましが再び起動します。水か餌を欲しがりますので、給餌とともに和気入道も活動を開始します。ルーティンとしては紅茶を飲みながら、ネットでメールとニュースをチェックしたりして頭がすっきりして気が向いてきたら、作業に取り掛かります。進捗は日によってまちまちですが、まあ締め切りに間に合えばいいのです。

自家用車通勤をしており、何度となく眠気に襲われることがありました。こんなんで死んだらシャレにならんわ! と大あくびを連発しながらハンドルを握ってました。意識が飛ぶことはありませんでしたが、ホントにきついときは車を停めて一呼吸置いてからの道のりとしました。

仕事が休みの日はそれなりに突っ込んで作業することになりますが、家族サービスや家事手伝いはなるべく避けないようにしたつもりではあります。家族は何も言いませんでしたが、家人の理解があってのことであります。

 

まあ、順調にいった最大の要因は、締め切りを過ぎるとペナルティとして1本につき、ン千円のお支払い条項が設定されてたことなんですけどね。結果的には何度か仕事を休んだこともありましたが、大きな穴を開けることなく、期限内に全て提出することができました。

提出後、忘れたころに採点されたレポートが郵送で返ってきます。意外と点数が低くて凹んでしまうこともありました。逆に高得点で返ってくると、うれしいものです。得意分野では高得点を狙ってみたりしました。これもモチベーション維持になったと思います。

反省点としては、学習効果がすこぶる低かったということであります。致し方ないのですが、課題提出が第一義になってしまい、試験勉強としてはほとんど機能しなかったですね~。そのため、試験勉強とはほとんど別物になってしまいました。

 


苦学ですかい、いまさらながら【通信教育と闘う・通信教育で戦う】

2016年04月26日 | 暮らしの泉



新しいことを始めようとしております。というか、始まってます。社会福祉のお勉強。

動機付けをさらに思いを重くしていかなかればなりません。つまり、放っておけば永久にそのまんま。誰も何も

言ってくれません。家人が「テキストって、こんなにあったの?」とつぶやいておりましたが、まだ嫌みには聞こ

えないレベルであります。

ゴールデンウイークからしっかりやりましょう。っていうか、専門書ってこんなに難解な表現ばかりでしたっけ?

長い闘いが始まっています。