わけししょうロケ【愛媛】Matsuyama Ehime

日常から非日常まで、独特な人生の渡り方。不安定な安定の求め方。非正規上等、「いざ」という時のためにも。

愛媛県今治市玉川町長谷「中華そば 八平」【和気入道ロケ】

2017年02月16日 | 食い呑み

国道317号は意外と麺料理のお店が点在しております。周平ラーメンを展開しているアザースさんが今治市玉川町に新店を、と話には聞いていましたが………




松山から今治市内へと近づく、まだ山道かなと思われる地点に、突如現れた看板。このたび開店したラーメン店です。と言うか、看板だけ? 一度は素で通り越してしまいました。

今回は、すかさずハンドルきって、敷地内に入っていきます。



広い駐車場というか、空間の、その奥に真新しい店舗が出現しました。

ズンズン近づくと、製麺所の小さな看板。だけが見えます。自家製麺ってことですね。




角を曲がると、そこには!

なんじゃこれ? という光景が。清き流れは、寸胴よりいづるのか。ここいらは、高縄山系の水を湛える土地柄。水はおいしいところと思ってます。関係ありませんかね。いやいや、水がいいと料理もおいしいのでは、と期待します。



さらに進んで曲がったら、やっとこ入り口にたどり着きました。初手では、なかなかのクエストという感じです。遊び心か、手が込んでいるというか。ラーメン屋ではなく、中華そばを名乗っています。親切に読み仮名を振ってありますし。



木材をふんだんに使った作り込みの店舗です。あまりラーメン店っぽくないような。12時前の来店で、混むのはこれからでしょうか。




高めの天井で、空間の広さが感じられます。



くつろぎ感が漂う店内となっております。

お品書きはいたってすっきり。メニューの裏を返しても、まったく同じ。迷いにくいですね。

今回は初めてですので、スタンダードメニューの中華そばにしましょう。ここに限らずですが、特製とかって、よくわかんないですよね。あとで隣席の特製が来たのを見たところ、トッピング全載せのようでした。

ただし、麺を選ぶ必要に迫られます。細麺でいきましょう。特に理由はありませんが。

 

で、運ばれてきたのが、こちら。

小さめの丼に湛えたごく濃いめのスープが印象的。溢れそうな具は。チャーシューではなく、豚バラです。ねぎ・めんま・モヤシ、胡椒を振った海苔が浮かんでおります。

 



一口、スープをいただきます。ン? 甘い? 濃く見えるのですが、くせもなくかなり軽めです。脂っぽさもありません。

甘いといっても、全国最甘と評される松山ラーメン「瓢」の字の系列とは全く異なる風味です。豚バラが載ってるけど、徳島ラーメンともちと違うか。

麺はやや軟らかめか。硬めでオーダーすればよかったかな。これまた、たいへん食べやすい。ここで作ってるからでしょうか。

すかさず胡椒を振ります。ちょっと刺激が欲しくなるような、すごくシンプルなお味。複雑な造り込みに慣れてしまっていると、物足らなく思ってしまうのでしょう。

あっという間に、麺が終了。さて、これではさすがに物足らない。というわけで、追加オーダー。



なんやコレ? 第二弾。替え玉「平打ち麺」でございます。


和気殿は、実は平麺好きでして。さて、いただきましょう。ふたに乗っているのは、サービスの昆布佃煮です。

なんか、生パスタに近いのかしら。これも食べやすい。スープの絡みが良く、こちらの方が好みかも。

身体に優しい、と思えるような食べやすさが特徴でしょうか。残念ながら、1回目ではその素晴らしさは実感まではいきませんでした。まあ、気が向けばまた来てみたいですね。複数回来ないと、おいしいと感じないこともありますし。

まあ、お客さんは続々と入ってきてました。なんか年齢層が高め、というか地元の皆さんがどんどん来ているのでしょうか。平日ですからね。

ご高齢の方にはお勧めできる、中華そばとウドンの中間っぽい感じです。