わけししょうロケ【愛媛】Matsuyama Ehime

日常から非日常まで、独特な人生の渡り方。不安定な安定の求め方。非正規上等、「いざ」という時のためにも。

プロペラ機でいく中京名古屋 2024 

2024年10月25日 | 旅行

わけししょう、この度、名古屋に参りました。何しに? 

 

はい。武術を分かち合いに行きました。

 

 

久しぶりのプロペラ機に乗ってね。

歳を取って分かってきたのですが、空を飛ぶのはかなりのストレスなんだなあって。手に汗をかくってのはそういうことでしょ。若い頃は楽しんでたつもりでしたが、それ自体がアドベンチャーだったのです。

酒を呑まないフライトも久しぶりですね。

晴天でもあり、巡行高度も低めなので、大地を見ながらの天空(てんくう)となりました。ありがたいことに揺れることなく到着しました。

 

帰りに学習したのですが、かなりの揺れでも航行に支障はないということを。ホントにまずいときはキャビンアテンダントが冷静でなくなるんだろうな。なので、飛行機が苦手な人はスッチーが慌ててなければ大丈夫と思ってください。と自分に言い聞かせると。

 

 


到着後、いきなりグルメな時間を。

 

さて、Instagramでも上げましたが、わけししょうがどうしても食べたかったのが、ブリスケットです。バーベキューをこよなく愛する者としては、アメリカ式のBBQとやらを体験したかったのであります。まあ、愛媛では食べられないのでは、と思っています。誰か愛媛で食えるところがあったら教えてください。

 

名古屋でのベース(基地)となるシェアベースのある堀川を挟んだ対岸にお店があったのです。ムッチャ近い。Midtown BBQ というお店です。

 

午後3時くらいの着店だったのですが、何組もテーブルについてます。まあ、日本人ではない方々ばっかりでした。店員さんもね。こりゃあ、楽しみ。

 

そして、こちらがブリスケット。しかも黒毛和牛A5。付け合わせはフライドポテトと焼き野菜。

まあ、けっこうすごい価格でした。しかし、コストパフォーマンスはぜんぜんすばらしい。いろんなものを食ってきたつもりだけど、これは驚愕に値する。興奮しました。どうやったら、こんなになるのか。アメリカに美味しいモノなしはなし。たくさんは食えないでしょうが、ここ数年で一番うまいお肉でございましたよ。

 


 

今回はBar KEMURI にも行きましたよ。ここしばらくのclub XINYI は日曜日開催の当日入りだったので、かなりのご無沙汰でありました。

 

 

 

燻製と水たばこ(シーシャ)が売りのお店なのです。久しぶりに来たら、楽器がいくつも置いてある。マスターの領域のようです。

テキーラをいただいておしまい。

 


日本では物価上昇が続いていますが、宿泊代の値上げは非常に激しいようです。特に都市部においては顕著であります。

そこでわけししょうが今回選んだのが、安心お宿っていうカプセルホテルです。シェアベースから徒歩15分くらいですかね。すでに栄エリアに近く、立地もいいところですね。2泊しました。

 

 

「豪華」を謳うカプセルホテルってきいたことないよ。どれくらい豪華なのか、お手並み拝見。

なんと、アルコール&フード&ドリンクフリーなのです。条件付きなのですがね。

 

基本的には蒸留酒が多く置いてあります。ワインもあったかな。ビールとか日本酒はありませんでした。お一人さま5杯までっていう条件です。とはいえ、普通であれば十分な量ですよね。わけししょうは OLD CROW っていうバーボンウイスキーを炭酸で割っていただきました。いや~。太っ腹ですねえ。おつまみも置いてあったような。虚ろなので憶えていませんが。

 

 

こんな感じで、好きに飲んだり食ったりしてます。フードとしてはご飯と漬物、フリカケくらいです。〆にお茶漬けを作って食べました。

 

朝になると、朝食メニューが並びます。

ミネストローネ。きちんと作り込んでます。具がしっかり。ナスにズッキーニ、パプリカがたくさん。

 

名物なんでしょうねえ。朝カレー。メニューを徹底的に絞り込んでます。福神漬けも摂り放題。きちんと作ってる。

持ち込み前提的に、レトルトを温める専用の器具までありました。コンビニでお惣菜を買って持ち込めば、豪華にすることも可能ですよね。

 

大浴場にサウナは当然、タトゥーOKの風呂場もワンフロアであります。これもすごい。わけししょうは彫り物がないので、入りませんでしたけど。シャンプーも複数種置いてあります。ヘアー用のワックスとかも多く並んでます。使い捨てゾナー(剃刀)もちょっとグレードが高い。

寝室カプセルも快適。とにかくアメニティが充実してます。耳栓まであったもんねえ。これってカプセルの弱点さえ補完しているといえます。ドラム式コインランドリーもあります。

わけししょうは高所恐怖症ですが、狭所は大好き。カプセルホテル研究家になりたいくらい。 

 

宿泊料金は他と比べれば高いでしょう。受けられるサービスを勘案すれば、価値あります。

 

 


CLUB XINYI と称した武術の集いもなんとか終了しまして、まあまあ時間がありまして。

 

皆さんといろいろお話をしているときに

 

わけししょう「そういえば刀剣博物館ができたような情報があったと思うんだけど」

参加者さん1「テレビコマーシャルやってますけど、なんかイマイチ的な」

参加者さん2「変な銅像的なのが全然イケてない」

 

わけししょう、名古屋市内は何度も訪れているのですが、観光らしい観光をしたことがありません。多少は時間がある局面を想定して、どっかに行こうとしてたのですが、目的地は決められませんでした。

 

わけししょう「行ってみたい」

参加者一同 「行きましょう」

 

 

ということで、名古屋刀剣博物館(名古屋刀剣ワールド)に到着。

ん~、確かに微妙な出来の徳川家康や騎乗の秀吉公が迎えてくれます。確かにそそられないよねえ。

シャレではありません。東建コーポレーションがやってる刀剣博物館なのです。ここ笑うとこ? 

いやいや。刀剣ワールドのサイトは普段から愛顧しています。わけししょう的には期待が膨らみます。

 

入場料は1200円也。さあ、いざ御開帳といきますか。値段はお手頃。

 

画して、近年では最高に期待以上だったのです。いや~、名古屋に来る価値あります。ここだけでいいくらい。

 

動画はNGですが、写真撮影はOKみたい。

国立博物館であった、国宝展をも凌駕するくらいの質と量です。代々木の刀剣博物館は行ったことがないので比較できませんが。

疲れが吹っ飛びましたねえ。興奮のるつぼとはこれのことよ。

刀剣、槍、火縄銃、甲冑、図画などどれもすごい。国宝もあるらしいけど、分かりませんでした。重文はたくさんありましたよ。日本の宝です。

これは名古屋の名所だよ。

 

観覧後にはへとへとに疲れてしまいました。

 


名古屋のシンボル、テレビ塔。朝の喧騒の中、無料とはいえカレーの連続はきついので、なか卯のキツネそばで名古屋は終了。再びプロペラ機で松山に帰ります。

 

飛行機あるある、隣の席が同じ人でした(笑)。

 

 


愛媛県松山市吉藤「チャイナハウスすけろく吉藤店」【わけししょうロケ】最安ランチ!

2024年08月28日 | いただきます

わけししょうが中国通であることは自他ともに認めるところであります。

中国武術家という身分であることはもちろん、渡航回数や滞在時間、文化や芸術、人的交流についても、一個人としてはかなりの質量を誇ります。過去の遺産ね。

今の状況では、ならなる中国への関わりはなかなかできにくい。円安や航空料金の高止まり、ビザ取得、現地の物価高と経済停滞。わけししょう自身の経済状態なども拍車をかけて遠ざかってしまいます。ちと情けないけどね。遠くなったなあ、中国。ちなみに下の写真は中国山西省愉次市の景観です。

 

 

 

わけししょう、食に関しても通と思われる言動を繰り返しています。これまた自他ともに認めるところであります。ということで、わけししょう自身の中国食に関する原体験をご披露します。平たく言うと、子どもの頃に食べた中華料理を再確認に行きます。

そう、すけろくという愛媛の一部にあるローカルなファミリー中華レストランチェーンです。

 

店構えはこんな感じ。昔に比べるとえらく派手になりましたね。年に何度かはランチを食べにくることはあるんですが、改めて見るとね。

 

たしか、今はなき中央店が1号店で、こちら吉藤店が2号店じゃなかったっけ。わけししょうが小学生のころに開店したので、半世紀近く存在しているのです。老舗っていえるんじゃないかなあ。地元では絶大な支持を得ています。その証拠に、昼時には駐車場は車でいっぱいですよ。まさに人気店。その理由を探りに参りました。

 

14時近くに入店。ピークは過ぎてるので、まあまあ空いてます。店内はたぶん以前のままです。

かなりシックというか、渋い。今はぜったいしないような色使いですね。すでに歴史を感じますねえ。子どもの頃のスケール感とは違い、改めて見るとそんなに広くない。ここを兄弟で走り回ってたんだよね。

 

こちらがランチメニュー。ラミネートされたA2判の大きさです。でかい! 主菜と副菜、ライス食べ放題、サラダも食べ放題、ソフトドリンク飲み放題。税込み880円! 頭がおかしいレベルですかい。種類も豊富ですねえ。迷うわ。しかも、カスタマイズというか白ご飯を炒飯に変更、スープを各種ラーメンに変更できます。プラス300円でです。組み合わせは100万通りくらいというか無限ですね。大盛にもできたはず(未確認)。脇に追いやられてますが、半チャンラーメンが税込み730円も安い。なにしろ、サラダバーとフリードリンク込みですからね。

 

今回のチョイスは、A群から「鶏肉とピーマンとカシューナッツの炒め」、B群から「ココナッツミルクの杏仁豆腐」。普段ならデザートをオーダーすることはないのですが、昔の味を確認したいのです。そして、白ご飯を炒飯に変更。スープをド定番の「すけろくラーメン」に変更。 

 

料理の到着を待つ間に、サラダバーを襲撃。

モヤシのナムル的なもの、大根の千切り、キャベツの千切り。3種類あるドレッシングからシソをチョイス。ゼリー状の謎めいた物体は亀ゼリーなわけがなくて、コーヒーゼリーでした。ドレッシングかけちゃったよ。食べたけどね。

 

かくして料理到着。

 

どうですか、このボリューム感。すでに完食を放棄してます。ラーメンだけ食って持ち帰ろうかなって思いもよぎりました。可愛く盛られた炒飯が微笑ましい。

 

 

ここでしか食べられない「すけろくラーメン」。シズル感が半端ない。醬油ラーメンのあんかけバージョンですね。挽肉・卵もからみます。初めて食べたときは小学生わけししょうもマアマア衝撃でした。懐かしいっちゃぁそうなんですが、こんな味だったっけ? その頃の感激まではいかないですね。美味しいのは美味しい。

 

そして、お楽しみの鶏肉とピーマンとカシューナッツの炒め

今回のメインはこちら。小学生わけが最も印象に残ってる中華です。こんな美味しいものがあるのか! と当時は思ったものです。今回の来店前からこれにしようと考えてました。

唐揚げにした鶏肉を刻んで炒めてるんですね。それは忘れてた。昔は普通に鶏肉の角切りを炒めてたような気もするんだけど。タマネギとピーマンにシイタケ、そしてカシューナッツがまあまあしっかり入っています。ケチってないですね。そして、特筆すべきはクワイ。中国語では「馬蹄」っていいます。独特の食感がすばらしいアクセントになります。レンコンとかに近いけど、ちょっと違う。水煮の缶詰でしょうけど、入ってるだけでワンランク上がります。こんな値段でいいんですかね。箸で食べるより、レンゲかスプーンで食べたほうがいろんな食感が楽しめます。まさにお口の中が宝石箱や~!

 

現在進行形で作る、わけししょうのカシューナッツ炒めの原型です。大袈裟に言えば、わけししょうのレシピ原点の一つです。松山でもAプライスっていう食材屋さんでクワイの水煮は入手できます。そんなに高くないですよ。

おかげさまで、まったく引けを取らないレベルのカシューナッツ炒めを作れるわけししょうです。みんなにも食べさせたい。

 

 

 

杏仁豆腐もクコの実とミントが添えられてる。作り置き感はアリアリ。杏仁豆腐ってけっこう難しくて、贅沢に作ろうとすると原価もかかります。まあ、ファミレスレベルってことで。カルディコーヒーに売ってるパンダ杏仁豆腐のほうが好みです。

 

これで総額1280円。飲みませんでしたが、コーヒー等もついてです。コストパフォーマンスは松山でもトップクラスだと思います。いつまで続くか、こんなビジネスモデル。来たれ大食い。

 


 

 

とはいえ、あくまでもファミリーレストランであることを忘れてはいけない。これで高級志向を望んではいけない。子どもが美味しくて楽しいと思ってくれればいいと。そして、昔からすけろくには「子どもがべちゃべちゃに汚してしてもかまいません。楽しく食事をしてくれたらいいです。お母さんお父さん」的な掲示が店内にあります。わけししょう的にはロック中華ですね。子どもを大切に、親を大切にする文化が続く文化があるすばらしい、そういう意味でも評価されていい。

 

すけろくにまつわるエピソードとしては、大分の柔術家がこよなく愛してたってのがあります。

今はありませんが、京阪神と松山と九州をつなぐフェリー航路が複数あったのです。それを利用して大分から柔術家を講習のため招へいしたのです。回数も覚えてないですが、2桁にわたると思います。

松山着が午後10時を過ぎます。まずは食事となるのですが、時間的に開いてるお店が限られます。ということで、すけろくをご案内。まあ、歓待するには申し訳ないレベルではありますが、仕方ない。

ランチタイムではないので、グランドメニューからの注文で、何を食ったか覚えてないのですが、師範はえらく気に入ったようでした。それから来松のたびに、すけろくをご所望されたのであります。

どうやら普段からバーミヤンを愛顧されてたようで、比較しての希望だったようです。ちなみに愛媛にバーミヤンはありません。松山ではすけろく、今治では福建コネクションの中華料理屋群に駆逐されたと、わけししょうは勝手に思っています。

直近に招へいした際にも、すけろくに行くことができました。なんか、よかったなあと思います。

 



 

わけししょうの舌は壮絶な自己投資の上に成り立っています。本場と言われる中国や香港、東南アジア各国で食べまくってます。すでに美味しいレベルがここにはありません。残念ながら。

でもね、原点回帰的に納得はできるのです。この味からわけししょうの食にまつわる旅が始まったといえるのであります。

 

今となっては自分で作ることに重きを置いています。わけししょうの料理で食べてくれた人が喜んでくれたら、わけししょうの大きな喜びとなるのであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


華人街/横浜中華街 巡行2024 古(いにしえ)の残り香を探して

2024年04月21日 | 旅行

昭和のおじさん、わけししょうのノスタルジック旅。いや~、面白いとも思えない。といいながら、展開します。

 

中国武術家である、わけししょう。中国とは縁もゆかりもあります。台湾来訪はありませんが、香港を含めて大陸には数え切れないほど行ってます。すでに30年以上前からですので、文化大革命の匂いが消えて天安門事件から経済勃興の歴史を実感してきたのであります。

#松田隆智世代には、実は中国って近くて遠い国だったのです。田中角栄が日中国交を成し得ていたのですが、文化的な交流や民間レベルでの渡航も難しかったのです。

ということで、台湾や香港に伝承を求めるのが通常でした。しかし、それでもハードルが低いわけではありません。時間やコスト、言語やコネクションの問題もあります。どうしても、お客さん扱いになりがちです。

 

ということで、もう少し近しいゲータウエイはないのか? あります。それは日本の中国人街/華僑町です。そう、横浜中華街&神戸南京町です。

その歴史はペリー来航後の横浜&神戸開港に始まるのです。また、日本産の乾物が中国で珍重されているのも華僑が日中でもたらした文化です。アワビにフカヒレ、ナマコ、ホタテ、昆布などは華僑の手により広東省・香港を通して大陸に伝わったはずです。

中国の武術に触れることができるかもしれない、という望みを持った人も少なくなかったと思われます。

結果的にはほとんど成果はなかったんじゃないかなあ。

 

とはいえ、日本で中国武術の匂いを感じるお店もあったのです。

中国武術専門誌「う~しゅ」誌面でモデルもされていた社長さん。気さくなお人柄で、多くの武術愛好家が来店したでしょうねえ。年々、武術用品の種類が減っていったように記憶しています。品は香港経由のものばかりだったと思います。

 

時代は流れて、現在に至ります。大陸との交流は深まり、武術についても伝承が盛んにおこなわれるようになりました。

そして、横浜中華街は食と観光の街として今の繁栄に至ります。

 

2024年の首都圏来訪で、2日間ほど予定が空きまして。どうしようかなあ、と思案した挙句に中華街を訪れることにしました。おそらく、30年以上ぶりです。

 

 

派手な横浜媽祖廟。2006年の建立なので、わけししょうも初めて観た。

 

看板が看板を隠してしまっている、香港の風景を彷彿とさせる感じですかねえ。密集度もすごい。

 

中華街での老舗である萬珍楼。日本人の中国料理の基準かなあ。聘珍樓や重慶飯店本館はなくなったようです。店舗も入れ替わったねえ。

 

 

たぶん、誰も買わない。でも、昔の中華街はこんな空気感でした。

 

中国アニメの黎明作品のオマージュかな。日本よりも歴史は古いはず。

 

何軒かのクリニックは中日混成。ここならでは。たぶん、歴史も永いのでは。

 

金融機関もあります。中華街の経済を担ってきたんでしょうねえ。

 

 

県人会的なものでしょうか。同郷の絆が外国での困難を乗り切る原動力になるしね。

 

横浜中華学院もきれいにリニューアルされてました。その塀に飾られてた展示。孫文にゆかりがあるとのこと。

 

 

中山とは孫文のことです。でも、なんの施設は判らない。

 

かなり強引だけど、香港っぽい風景。本場はもっとどぎつい感じです。

 



てな感じで歩き回りました。何も食べることなく飲むことなく。もう、胸が躍ることもないなあ。独りだったし。

自分用のTシャツを2枚買って終了。店舗の2Fが「武器屋」となってました。Tシャツ屋のお姉さんによると、午後からの営業とのこと。今回は来訪できませんでした。

 

時代は流れるんですねえ。当たり前ですが。横浜中華街は完全に観光地と化してました。それはそれで全然いいことだと思います。相当な人/金が動いています。

もう、来ることもないだろうなあ。

 



ここから番外編。

そのまま、ねぐらの赤羽に戻る途中、さらに古の残り香を探して、新宿で下車。はっきり言って、横浜中華街で美味しいものって難しい。昔からね。

 

台南担仔麺(タイナンターミー)新宿店へ。やってましたよ。ランチタイムぎりでした。

 

円卓を相席前提で座るスタイル。他に客がいないので、相席とはなりませんでしたが。

 

牡蠣の唐揚げ。台湾って牡蠣料理多め。

 

香菜(パクチー)の肉味噌乗せ。サイコー。ビールに合います。

 

かくして担仔麺。こんな味だったっけ? たぶん変わってないんだろうけど。舌が変わったかなあ。辣椒(とうがらし)は非常に強烈。

小皿料理が中心なので、1人でも安心。何品かは食える。

 

わけししょうが渋谷道玄坂で働いてたとき、1号店があって、よく行きました。初めての本格的な中国料理だったかも。台湾人スタッフが働いていたんだけど、夜の営業が終わるとテーブルと椅子をかたずけて、南拳(南方の中国武術)を練習してたとか聞いたなあ。武術修行を始めた頃だったので、ときめいたもんです。かっこいいじゃないですか。

 

実はもう一軒、行きたいところがありまして。思い出横丁の「朝立」。

初めて来たのは、大学生のときで、武術の練習の帰りに先輩と1杯呑んで帰ろうってときの来訪でした。3000円しかないけどいいですか?って女将みに訊いたら、やさくしくカウンターの奥へ案内してくれました。ただし、出てくるものがすごかった。牛の金玉・ペニス・脳みそ・ヴァギナの刺身。薬味がネギじゃなくて刻んだニラ。自家製の腸詰、サンショウ魚の黒焼き、大将が昼間に釣ってきた鮎、同じく釣ってきたナマズの頭のスープとか。ヤツメウナギの蒲焼きとかもあったねえ。酒もすごくて、いわゆる猿酒の類いなんだけど、アロエにキンモクセイ、ハブに大ヤモリに、カマキリの卵鞘(卵が入ったあわあわのやつ)などを焼酎に漬けているんです。旨いのも不味いのもあったけどね。とにかく、わけしししょうにとって東京時代の大きな思い出です。

営業時間を確認したんだけど、開店してませんでした。ここもご縁がなかったと。

なんか、歩いてるのがインバウンドの外国人風情ばかり。両替所にずらっと並んでた。昔の労務者系はぜんぜんいなかった。これも時代だ。

 



そんな感じで1日の時間を費やしました。東京時代みたくよく歩きました。

残念ながら懐かしさは少なく、でもマアマア楽しかった。時間の隔たりを感じました。

独りでよかったと思います。誰かが昔話を聞かされるのは、うっとしいでしょうし。爺さん婆さんが孫たちに昔話をする気持ちは解ったね。

わけししょうでした。

 

 

 

 


華の大東京 上野&御徒町 2024

2024年04月04日 | 旅行

わけししょう、お久しぶりの首都圏来訪です。実は8年くらい東京に住んでたんですよ。

 

事の次第としては、CLUB XINYI in Chiba の開催に馳せ参じることが目的でした。武術の教授に赴いたということです。永く東京にアプローチすることなく、同士には申し訳ない思いもありました。

 

こちらについては、別途で紹介しています。

 



 

File:Jetstar Japan, A320-200, JA01JJ (24814816572).jpg

わけししょうが住んでる松山からは昔から航空大手2社が東京羽田便があります。これまではそれ以外の選択肢がありませんでしたが、LCCであるジェットスターが就航しておりまして、今回はそちらのお世話になりました。

ただ、千葉成田着なんですよね。わけししょうが若かりし頃の海外渡航は成田が基本だったので、大好き? なんですけどね。ただ、東京から遠い。着陸後、移動しなければなりません。

JRの成田エクスプレスってのがあって、わけししょうの生息地だった池袋までの直行があります。でもね、くそ高い。はっきり言って、松山からの片道料金よりも高い! しかも、えらく時間がかかるのです。

File:Keisei-AE5 KENTY-SKYLINER.jpg

ということで、偽造テレカを売りまくってたイラン人のごとく? 京成電鉄で東京上野まで登ることにしました。スカイライナーは快適で約1時間で上野に到着です。思ったより早く着きました。

 

さて。昨今、話題になっているのが「トコジラミ」です。南京虫と言ったほうがいいか。まあ、今回の旅はトコジラミとの闘いを覚悟しておりました。

実は事前に予約していた宿をキャンセルするという事態になっていたのです。毎度お世話になってるAgodaで鶯谷近辺のドミトリーだったんですが。まあ、深夜に着いて寝るだけだし、安さにつられて予約してたのですが。

出発の数日前に何の気なしにレビューを見てみたところ、地獄のようなことになってました。でかでかと写されたお手ては赤い斑点が無数にあって、見てるだけで痒くなるくらい。さらに別の画像には壁際にとまるトコジラミ達の姿。その他のコメントでも「宿泊業以前の問題!」などと、逆の意味で讃えられておりました。

 

ということで、上野のカプセルホテルを予約しなおしました。

めちゃくちゃ新しくて快適そのもの。いや~、次回以降も使いたいなあ。大浴場にサウナも完備。これで1泊が3000円代ですよ。

 

改めて考えてみれば。わけししょう、これまで国内外の安宿に多く泊ってきたのであります。自慢じゃないけど、これまでやられた実績がありませんでした。

若干、メディアに踊らされた感がなくもない。ちょっとムカつく。自分にね。

 


 

わけししょう、上野でアルバイトをしていた時期があります。1年以上はやってました。ズームイン朝で有名な大晦日も経験しました。そのため、馴染がある地域柄なのです。

カプセルホテルをチェックアウトして、開店前のアメ横をうろついてみました。

 

飲食店街ってわけでもないので、生ごみの臭いが漂ってるわけではありません。

 

威勢のいい売り声が飛び交う魚屋さん。開店前は静まり返ってます、当たり前。照明とか、後付け感が満載。勢いで商売やってるんでしょうねえ。でも、どんどん減ってるんですよねえ。アメ横といえば、新巻鮭なんですけど、流通量は少なくなっていると思います。その他の海産物も値上がりが凄まじいねえ。

 

さて、ストリートフードは上野の名物となってます。とはいえ、10年くらい前からかなあ。わけししょうが働いていた頃は、カットパインアップルくらいでしたかねえ。

すでに異国感満載。中国系・中東系・中南米系? かな。味のほうは確認できませんでした。御店選びの1つの基準としては、現地の人が客として食べているかどうか。

さらには、24時間やってそうな、ビニール張りになっているお店も何軒もありました。居酒屋みたいな箱ではないので、運営も安くできるのかもしれません。お客さんは日本人が中心にもみえました。

 

 

さて、思い出巡行として、わけししょうが働いていた「アメ横センタービル」地下1F。

すでにお店は代わってしまって、当時の面影はありません。とはいえ、売ってるものは当時と変わりありません。日本人相手でないことは明らかです。当時のままの床が懐かしさを誘います。

いろんな思い出があるけど。同じフロアにあった魚屋(すでに日本人向けではなかった)で、スッポンを潰してもらって部屋で鍋。相当回数やったねえ。上海ガニも茅台酒もさんざんいただきました。いまでは考えられない価格でした。ちなみに今回の旅でみた茅台酒は65000円でございました。

 




ここからは上野アメ横の名物的なスポットを。いまだ健在なのです。

 

わけししょうが若かりし頃、愛読していた「コンバットマガジン」の後表紙にでかい広告を打っていた中田商店。ミリタリーの総本山といってもいい。闇市の名残、占領軍の横流しがイメージできますよね。世界各国軍の装束が手に入ります。昔は北朝鮮軍のも売ってたよ。MA-1の一点物とか、掘り出し物があったりしたんですよ。

 

続いては、JRガード下。小さいお店が詰まってます。戦後直後の、舶来品を入手できる夢の園が健在です。デパートメントストアとは違う、独特の雰囲気と品揃えがいいんですよ。

今となってはコンビニで買える輸入菓子も、以前は夢の夢(右手のお店)。

 

皮製品もアメ横の得意技。

 

ミリタリーにナイフ、アウトドア用品も強い。クロスボーやダガーナイフ・バタフライナイフなどご法度品も昔はありました。合法品は今も並んでるはず。武装したいならここ。

 

古銭・コインも並んでます。金券ショップや買い取りのお店もありあり。

 

 

ストリートファッションの聖地ともいえる。黒人が店員をやってるラッパー御用達のお店もちらほら。そういや、ビンラディンのTシャツが並んでた時代もあったんですよ。恐ろしいところだね。

 

江頭ちゃんねるで登場した革ジャン屋さん。単価が単価なので、お買い上げはありません。でも、同業のお店は減ったねえ。わけししょうも、大学生のときに別のお店でダブルのレザージャケットを買いました。

 

さらに、激安スポーツ用品店も点在しています。ウエアとシューズが中心だけどね。山盛り感が安さを演出。

 

 



上野から御徒町までがいわゆるアメ横なのですが。愛媛の人はたぶん知らないでしょうが、御徒町は日本で最も宝石店が集積されている、まさにお宝の町なのです。

 

わけししょうも、中国へのお土産にプラチナのチェーンを買ったこともありました。

お店群はまだまだ健在。というか、増えてねえ?って感じでした。

アクアマリンかなあ。ルース(裸石)だとお安い。リングにするも、ネックレスヘッドにするもよし。既製品とは一味ちがう愛着が沸くよねえ。

 



今回は単独での渡航であったため、ろくに飲食店を利用しませんでした。ほんの数カ所だけ。まあ、欲も失せたねえ。

とはいえ、食事に誘ってもらったので、千葉に移動するついでに上野界隈で落ち合って、適当にGooglemapで探しました。

共に、中国山西大学に留学していた縁もあって、中国料理がいいのでは? との判断です。

で、探してみたらすごい数の中国料理店があります。中華料理じゃあないよ。そう、日本人向けではないガチ勢です。

予約なしでも2人ならいけると思いきや。どこも満席どころかドアの前で並んでる。午後7時くらいのことです。

 

 

4~5件徘徊の後にたどり着いたのが、こちらのお店。わけししょうの特技である、旨いお店に胃袋が導くという特技が健在でした。

上野の路面店で、空間も広く、席も広々。いい意味で閑散とした店内は、現地感ありあり。

いやあ、これは蝋でできたサンプルではなく、本物が並べられてるのです。これを見てオーダーしてってことで。これで現地感がさらにアップ。

 

青島ビールの伴は以下の3品。

叩きキュウリ。ニンニクがっつり、薄味。懐かしい。の、前に揚げピーナッツ。南方のド定番です。

 

カニの何とか炒め。ソフトクラブっぽい。殻ごと食えます。意外とリーズナブル。

牛肉のなんとか。日本でいう温しゃぶかな。香辛料が効いてて美味い。

新しいお店とのことで、まだまだこれからとのことです。接客してくれた方も、礼儀正しく愛想もいい。好感度高いですねえ。連れも家族でまた来たいって申しておりました。ハッキリ言って、中国まで行かなくても本格的な中国料理は食べられる。そんな時代が到来です。

 



わけししょうのノスタルジー旅の一幕でありました。ホントに好きなエリアです。学生時代にバイトして、そのまま立ち飲み屋でウイスキーをひっかけて大学に戻ったりとか。

物と欲と人が溢れる上野界隈。たまに来るので充分だけど。そんな感じでした。

 


愛媛今治「みなとフェスティバル100」【わけししょうロケ】遅れてゴメン

2023年12月02日 | イベント

久々に帰ってきた和気入道。実は前回の記事にもあるように、他所で遊んでいます。それは

 

です。すでに入道として悟りは開いています。なので、あちらでは「ししょう」と名乗り、教えを垂れています。よろしければご利用ください。よろしくお願いします。上のバナーをクリックしていただければ、飛べます。

 


 

とは言え、和気入道の節操のない活動範囲というか行動様式は、こちらのブログにふさわしい内容もありまして。非常に情けないペースで在庫を吐き出していきたいと思います。

 

和気入道、人生初めてのブルーインパルスでした。日本中を追っかけるマニアの存在は身近にもいましたので、その魅力はなんとなく感じていました。「展示飛行」という、とにかく大空がキャンパスとなるパフォーマンスには期待しかありません。楽しみ~

 

 

当日は晴天で、絶好のコンディションです。ただし、風が強くてよろしくない、とのこと。予定時間が来ても始まりません。ひたすら待つしかありません。予定より40分くらい過ぎたかなあ。こんなに空を見上げることはなかったですねえ(笑)。大砲級のレンズを構えたご仁も大勢。上に向かってファインダー覗くのはしんどいだろうなあ。和気入道はスマートフォンで撮影です。

 

 

時は2022年10月13日、処は愛媛県今治市。もう、ひたすら絵を上げます。よろしく!

 

 

いわゆる「かぶりつき」で待機してました。大音響でのアナウンスというかDJが流れます。遠くから現れた編隊に、興奮の歓声が上がります。

 

頭上を通過します。振り返って、遠くに飛び去って見えなくなります。しばらくして戻ってきます。

 

光の当たり方で、機体の色も違って見えます。

編隊飛行のレベルは相当なものでしょうねえ。そりゃあ、上空のコンディションが悪ければ、こんな曲芸飛行(昔はこう言ってた)は無理でしょうね。

パイロットの紹介もされてました。追っかけ衆は間違いなくおさえているでしょうねえ。

 

圧巻のパフォーマンスが繰り広げられます。

 

 

それでは動画もどうぞ。撮りっぱなしですみません。

 

 


最後には、胸が熱くなりましたよ。

 

ご存知のように日本で開催される大きなイベントにはブルーインパルスが展示飛行することがあります。テレビで視るのとは当然ですが、迫力が桁違いです。感動です。

 

 

自衛隊の存在については、いろいろなご意見があることは承知しています。

しかし、自衛隊は我が国を守る最後の砦です。そのことについては忘れてはなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大阪市鶴橋行脚2022 焼肉ホルモン「空」はピークを外せ! 男子力を研ぎ澄ませ! 【和気入道ロケ】

2022年10月14日 | 旅行

コロナ禍のタガが外れた2022、所用のついでに大阪で最も異国情緒がさく裂しているエリアに行きました。

この記事を読むことによって以下の効果が期待できます。

 

  • 大阪鶴橋攻略
  • 焼肉の美味しい食べ方
  • 焼肉デートのあるべき姿

 

すでにネット上には膨大な情報があふれてますが、選択肢の選定にご利用よろしくお願いします。

 


和気入道、出生の地は大阪でありまして。物ごころつく頃には愛媛におりましたので、記憶にございません。

されど、DNAレベルでは刻み込まれた多くの思考と志向と嗜好が関西仕様になっているのは言うまでもありますまい。

 

高校生の頃には独りで国鉄を乗り継ぎ、大阪に遊びに行っておりました。地元愛媛では

味わえない都会を満喫していたのであります。国鉄周遊券というエリア限定乗り放題の切符がありまして、環状線

を基本に行動しておりました。親戚が東成に住んでおり、鶴橋で千日前線に乗り換えるのであります。ご存知の通り

駅に降り立つと焼肉の香りが漂うという、焼肉のたれが抑えきれないという世界でも類い稀なるゾーンなのです。

十数年前にも訪れており、そのときもあまりの増殖ぶりに驚いたのですが、さらに増強されているとのこと。

 

それでは、早速。

昼間というのに、この薄暗さ。すでに演出の域に達しているのでは。明るくないのがいいですね。

時空をリアルに捻じ曲げてます。昼夜の感覚が吹っ飛び、迷路となっているので空間感覚も

麻痺します。

 

獣の血風ではなく、タレの臭いが漂っているのであります。聖地との断定が潔くていい。

 

「飯食わぬ女房」のカニ版か。

 

 

マグロのアラで勝負しようということか。身が売ってなかったら面白いねえ。

 

道頓堀とは一線を画すビジュアルが目に飛び込んできます。はたしてこの界隈でどんだけの食肉を消費するので

ありましょうか。これこそ肉林。でもですねえ、魚市場があるので魚介や寿司なども非常にレベルが高いので

あります。これって動物性たんぱく質の牙城。

 

 

青空路面店。ごくごく限られたスペースに客を呼び込む呼び込む。雨が降ったら売り上げあがりません。

日本語と半島語がごちゃ混ぜで、まあいい感じ。

 

 

コロナで飲食店で外食するよりも、お持ち帰りが重用されるようになりましたが、ここでは端ッからそうです。

食べ歩きも推奨されているというか、路上で立ち食いも全然OK。店と道の境目が緩めです。

トマトをオイキムチ風にしているのですが、これが旨い。350円也。

 

立派な水槽で泳ぐ豚バラ。

昔、都会の子どもが、パック包装の魚の切り身がそのまま海で泳いでいると思い込んでた

というエピソードがありましたが、実は正解ということで。

しかも豚なので事態がややこしい。これは熟成させているのであります。

 



 

はい。ということで付近の散策を敢行した挙句、行きたいお店は決まってまして、ハイ。こちらの

お店でございます。行列上等「空」であります。実は到着したのが午後3時前ということで、まったく

並ぶことなく入店できました。貴方様にも諸事情ございましょうが、この時間帯がおすすめです。

といってもドンドン追手が来ますけど。

 

ハラミ筋、ミノ、コブクロ、ツラミの4点と瓶ビールを注文。光の速さで出てきます。

お店のポリシーで量を半分でお値段安くとのこと。いろいろと手を出せるのがいいですね。

鮮度がいいので、できるだけ火を通さないのが美味しくいただくコツです。

さんざんBBQをやっている成果が発揮されました。ハッキリ言っちゃいますが、

 

みんな、焼き方が下手。

 

居合わせたお客さん達に言いたい。

 

肉燃やしてキャンプファイヤーやってどうすんの? って感じです。素晴らしいお肉が台無しじゃね?

あちらこちらで大炎上。肉種にもよりますが、火の通りもよくないだろうし…………

 

お焦げが美味しいのでしょうか。んなことねえだろ。まあ、お好みの問題ではありますが。




 

さらに言えば、ペース配分も下手! にお見受けできる方もいらっしゃいました。隣席の男女なんですけど。

 

男女カップルで焼肉デートとは、「とあること」を為す黄金パターンではあります。 

 

Unsplash We-Vibe Toys

こんなこと…………!

 

なんだからさあ! 蒸気機関車に石炭くべるがごとく、せっせと網全面に展開させないほうがいいよお。

会話やアルコールでじっくりと雰囲気を作っていくのが定石なんじゃない? 

 

激しく炭化していく肉と格闘する彼氏と、相方の女性前に置かれた漬けダレにどんどん放り込まれる焼けただれた

肉肉にく。

 

心中を察するにはあまりある状況なのは判る。慣れてないとか、なんとかおもてなしをしたい、とか。でもさあ、

 

あなたのやってることは単なる 地球温暖化! 

 

いや~。チラリとでもこっちのやり方を倣ってくれれば、との祈りも虚しく肉煙が店内に漂うのであります。

 

固唾ではなく、すばらしいお肉を吞みながら、聞こえてきた彼女のつぶやきが………………

 

「柔らか~い❣」

 

彼女のコメントが面白すぎて、和気女房は爆笑をこらえるのがたいへんだったそうです。

 

だよねえ。せっかくの特上ロースを不本意にも不味くして美味しくないものを「美味しい」とは言えないし、

豚に餌を与えるが如き所業に感謝すんのも難しいよねえ。

 

 

和気入道は奮闘する青年に心打たれながら、

「こいつとは もうナシだな」

と彼女に思われないように……………

 



 

まとめ

  1. 大阪鶴橋はパスポートなしで行ける外国
  2. おそらくどのお店でも外れがない(じゃないと長年営業できない)
  3. 人気店は可能であれば、ピークの時間を避けて
  4. 焼肉デートは諸刃の剣。男子諸君! 安易に選ぶことなかれ

 

 



 

【緊急告知】

ということで、和気入道は一つの仮説を検証したいとの想いが沸々と湧いてきた

のであります。

「女子力」ってのは浸透してるけど、「男子力」ってのはあまり言われないと。

でも、いろんなことで身につけたほうがいい男子力ってあるんじゃないかあ。

それらをネット上にて展開させていきます。タイトルは決めてます。

 

「わけししょうのおしえ」

 

これまで名乗っていなかったのですが、少なからずの分野で「師匠」と言われるので、

敢えて名乗ってみようと。正式にUPできれば告知いたします。


愛媛県西宇和郡伊方町三崎「佐田岬はなはな(しらすパーク)」【わけししょうロケ】

2022年01月03日 | 旅行

四国愛媛は独特のシェイプをしています。西側に鋭く突き出したのが佐田岬といわれる半島です。日本一の長さ(約50km)を誇ります。

かれこれ前になりますが「メロディーライン」という名称の国道197号線が整備され、アクセスがしやすくなりました。かっ飛ばし諸氏には非常に気持ちいドライブコースといえましょう。それまでは岬の先端にある三崎町まではえらく時間がかかってました。

三崎町は平成の大合併で伊方町三崎となりました。原子力発電所を有する伊方町との力関係なのでしょうか。風光明媚と相容れないような核施設が四国で唯一存在する土地柄でもあります。岬づたいにスケープゴート的に? 大量に設置されている風力発電機のでっかい風車を見た母が「戦争を思い出す」と呟いていたのが印象的でした。ちなみに和気母は1945年8月の長崎での閃光(ピカドン)を目撃しています。言うまでもなく、核施設の是非を問うのがここでの目的ではありません。

南海トラフを震源とする巨大地震がおこるといわれる昨今、和気が元海上保安関係者から聞いた話なんですけどね。瀬戸内側に関しては佐田岬が巨大な防波堤となって、津波の被害が軽減されるとのことでありました。あくまでもここだけの話ということで。

 


 

和気が三崎に訪れる大きな理由としては、九州へのアクセスのためです。国道九四フェリーが就航しており、四国と九州を国道として渡すという強引な定義があるのです。以前は、松山から関西と大分・別府を結ぶフェリーが複数あったのですが、すべてなくなりました。和気入道としては、大分方面には所用が多くあり、高速道路での移動が興隆した影響なのでしょうか、たいへん残念な事態であります。

海底トンネル構想があるくらい、大分佐賀関と愛媛三崎間は四国と九州の最短距離にあり、航路約1時間という近さにあります。しかもほぼ毎1時間間隔24時間運航されているという利便性があります。それ自体はたいへん結構なお話ではございますが、大分市内もしくは松山市内までの道のりが遠い遠い。佐賀関から大分市内までは1時間くらい、三崎から松山に至ってはおそらく3時間はみておく必要があるのです。

実務ではおそろしくかかる時間がうっとおしいにもほどがある、という感じなのですが、発想の転換をいたしました。

 

ドライブコースとして楽しめないか? という着想で行ってみよう! ということで家人と共に。

 

和気宅からは国道56号から、「夕焼け小焼けライン」こと国道387号線を走破し、197号線に行きます。海岸線は晴天限定で格好のドライブヴューです。すでにこの時点で勝利を確信しました。

これが国道197号線「メロディーライン」からの景観です。さざんかの向こう、日が海に刺さるよう、海を青く照らしています。

 

フェリー乗り場のすぐ横にあった売店が待合室になっておりまして、どっかに行っちゃった? と見回したところ、新たな棟が出来上がっておりました。

しらすパークという、しらす(カタクチイワシの釜揚げ)押しの物販店とレストラン、さらにカフェとフリースペースが繰り広げられているのであります。

 

意外とリーズナブルな値段設定といえるかもしれません。地元の名産品もあり、なかなか楽しい買い物ができたと思います。釜揚げしらすと冷凍の生しらす、カンパチのアラ、シラス丼のタレ、冷凍のじゃこカツ、塩みかんなる調味料などなどけっこう買い物していまいました。

「しらすアイス」なる、珍品もあります。まあ、手は出しませんがね。

 

さらに「みんなのスペース」なるスペース。

ノートパソコンで作業をする方もいらっしゃいました。また、蔵書がいい意味で偏った感じがあるのですが、いかにもというビジネス書群が揃っております。和気入道が読みたい本が目白押し。時間があれば読書したいなあ、と。同行者はツーリングの休憩スポットにしたいと申しておりました。

 

道を挟んだ向かいには三崎漁協の直販所なんかもありました。これまでとは違って、ここに立ち寄る楽しみができたかなあ、と感じました。九州への道々と言うまでもなく、ドライブの目的地としてもいい感じです。レストランは昼時で混んでたので、今回は利用しませんでした。その代わり、じゃこカツバーガーとか炊き込みご飯を買って、かつての売店があった待合でいただきました。これはこれで、また良い。


愛媛県喜多郡内子町重松「宮部木履店」【わけししょうロケ】

2021年12月02日 | 愛媛県産

♪ 下駄を鳴らして 奴が来る~♪   の「奴」だったのがわたくしです。

和気入道は、今を去る30年以上前には東京で生活をしておりまして。まあ、今と変わらず、半端なロックテイスト装束を貫いていきていたんだぜい、と。

夏休みかなんかに実家に戻ったときに、下駄箱に一足の二枚歯の下駄が目に入ったのであります。

それはずうっとずっと下駄箱にあった、誰も履かないというか、親父の下駄なんですけど。我々の親の世代は戦中派なので、ちっちゃい子どもの頃は庶民ほぼ皆が和服だったのでしょうが、経済成長に乗ってどんどん着物を着なくなったのであります。それにつれて下駄なんか履かなくなるわけでして。ムッシュかまやつの歌の歌詞に採用されたのも時代錯誤にインパクトがあるからじゃないかなあ、と。

バブル景気がいよいよ近づいてきた日本経済が世界を席巻していた頃なんですけどね。そんなものを足に通してる男なんぞ見たこともないし、カッコ悪いというか、その頃の表現でいうと「ナウくない」代物であったのです。

それでも何か思うところがあって、若き日の和気入道はその下駄を履いて東京という、古臭い履物が似つかわない都会に舞い戻ったのであります。膝で切りおろしたジーンズにmetalバンドのTシャツを着て、ガランガランと音を鳴らして渋谷の街を闊歩するのは、たいへん気持ちがよかったのを憶えています。ぶっこわれるまで履きつぶしたけど、新たに買うことはありませんでした。かくして、ン十星霜が流れて、今に戻って話が展開されます。

 

インターネット上のhowtoの浸透はYouTubeによって爆発的なものがあります。投資の仕方、副業での稼ぎ方、掃除の方法、料理、スポーツの技術、車の手入れ、DIY、植物関連、動物関連、着物の着付け、などなどなどなど。「有料級」という枕詞が霞むくらい、お金が取れてた情報が無料で出回っています。和気宅ではその恩恵を多く受け、生活を謳歌しているのでありますが、その一端が多くの家で箪笥ゾンビと化していた着物の復権なのであります。和気入道の場合は親父が生前に商売上のバーターで買ったと思われる、一回も着てねえだろうなあ的な大島紬のアンサンブルとかがありまして。Hard Rock Wake を標榜している和気入道としては、上記の下駄と同様に着物はロック的に考えても最高にカッコいいのであります。なにしろ、男が盆踊りや阿波踊りでもないことろでの和装ってのはインパクトあるんですよ。

ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、リサイクルの着物ってのは日本では最もお買い得度が高い、つまりバカ安なのです。新品でン十万円のものが、未使用でも数千円とか状態が良くなければ数百円でgetできます。普段着としての着物はいいと思いますよ。

和装に勤しむならば、足元もかためる必要があります。愛媛エリアで下駄を製造・直売しているのが、「宮部木履店」なのであります。めちゃくちゃ良くてお気入りになりまた。愛媛は内子町の山間深い工場に直接行くこともあれば、デパートや催事で利用することもあり、間違いなく「和の履物」としては断トツの愛好だったのでありました。

 


 

アクシデントとはまさに虚を突かれてしまうことを指示しているのでありまして。

一部報道されましたが、火災によって愛媛が誇るべき工芸が消滅の危機にさらされているのであります。

内子町で伝統的特産品「桐下駄」の工場全焼

上記のリンクはEAT愛媛朝日テレビの記事です。

新聞でもかなり詳しく跡追い取材があったりして、一部の客層以外にも関心が広がっているようです。それによると、社長であるお兄さんは引退、弟さんが再建を模索していること、彼が出火時にデパート催事に持って出た商品だけが残ったこと、クラウドファンディングで再建を目指すこと、などが掲載されていたように記憶しています。

和気入道宅でもっともショックを受けていたのは家人でして、普段から愛用しており、下駄で出勤するヘビーユーザーなのであります。すでに何足持ってるんかい! という感じで、修理しながら愛顧しているのであります。

圧倒的な技術力、高級な和装にも釣り合うデザイン性の高さ、豊富なバリエーション、鼻緒の独特のすげ方、宮部さんは購入した商品のメンテもばっちりで、催事のときでも遠慮なく修理依頼ください、と言ってもらっているのです。

微力ながらも応援できることがないか、ネット検索しても現時点ではクラウドファンディング的な情報はヒットしません。

そのとき、去年のことを思い出したのであります。今治の地場産業振興センターの知り合いに連絡。

 

和 気「「せんいまつり」って今年はやるんですか?」

地場産「やりますよ」

和 気「いつ?」

地場産「来週末」

和 気「チラシあります?

地場産「まだ出来てないんです。出来たら持っていきます」

和 気「はあ? 来週なんでしょ。ところで下駄屋は出店するの?」

地場産「来ると思いますよ」

 

ということで、数日後にチラシをいただき、日時を確認。当日は着物を着いて馳せ参じたのであります。

 

前回は野外のセンターの入口付近だったはず。見当たらないので、かなり焦ってしまい、慌ててホールの中を探してしまいました。

 

いましたいました宮部(弟)さん。なんか感慨深いものがあります。

なんともいえない色あでやかな工芸品です。しかし、これがすべての在庫なんだそうです。前回、伊予鉄高島屋に出店したときに比べると、明らかにボリュームが落ちています。というか、残り僅かとしか言いようがない。

 

今回は家人が一足の下駄を修理してもらうのが、第一ミッションです。鼻緒を締めなおしてもらいました。毎度のことですが、無料でのメンテナンスであります。

 

さらに応援の意味を込めまして、おひとつ新調してもらいます。もちろん、家人用です。和気も一足でも購入したいところですが、男物はすでにsold outなのです。

 

今回のお買い上げは、和風ではない宮部オリジナルの挑戦的な台に、沖縄のミンサー織りの鼻緒を合わせてみました。

どうですか? 凄みさえ感じますよ。あなたは知らなかったかもしれませんが、日本の、愛媛の民芸芸術、渾身の逸品が厳然と存在しているのであります。そして、絶滅を迎えつつあるのでした。

 

宮部さんにinterviewさせてもらって、憶えてることを列挙してみましょう。

◎当然、再起は狙っているが、元あったところには工房は再建できないとのこと。さらに山奥に建てることになる。

◎クラウドファンディングは進行しているが、事業計画書の作成などで奮闘中。

◎2022年1月2日の伊予鉄高島屋の初売りに招集されたとのこと。

 

我々が物色していると、親子孫三代で来た一団が、お孫さん用の下駄をおばあちゃんが所望していました。勝手な王像ですが、我々と同じように宮部木履復活のために応援に駆け付けたのかしら、と思ってしまいました。その様子を民放テレビ局のクルーが撮影してました。やはり、メディアも関心を持ってるようです。

 


ちょっと冷静に考えてみれば、今の時代では伝統とカテゴライズされる価値がどんどん消滅していっているはずです。それに直面しているサプライヤーとカスタマー、さらにその周辺も、ただ傍観しているだけで無力感を以て受け入れたくない結果を浴びせられることに往々にしてなってしまうのでしょう。

和気入道につきましても、実はまったく同じ状況なのであります。伝統武術に身を置く者として他人事ではないのです。やべえなあ。

しかし。情報やマネーなどが世界的スケールと爆発的なスピード感をもって展開できる現在の状況、個人であっても巨大マスコミと同等の発信源メディアとなれる術を我々は持っています。さあ、まさに映画ストーリーのプロローグが始まりました。どのような関わり方をするのか、できるのか。乞う、ご期待とご協力。

 

 

 

 

 

 

 

 


愛媛県今治市玉川町「八幡倉庫でガレージセール」【わけししょうロケ】

2021年11月30日 | イベント

晩秋の穏やかに注ぐ光の中、今治市玉川のイベントに行ってまいりました。

場所は今治市玉川町八幡。銘菓「八幡饅頭」のすぐ裏手のでっかい倉庫。ノボリがはためき、駐車場にはキッチンカーなど飲食店が。

 

かなり多彩な品揃えです。開催の度に巨大化しているとのこと。

民具系がやや強いかな。

 

着物系。着物で行ったので速攻でお声掛けいただきましたです。

 

鎮座するのは、なんか見たことある子。

 

たなとか引き出し系もまま見られたかな。

 

 

 

おもちゃ系も意外と強いか。

 

人権問題とは? 的なキャラたち。

から瓶にも価値がある。

 

今は使いみちが難しそう。

 

 

サンキストのマーク、懐かしい。

 

 


愛媛県松山市本町「大黒屋」【わけししょうロケ】松山うどん真打を語ろうか

2021年04月12日 | 食い呑み
これまで、「うどん」についてさまざま語ってまいりました和気入道であります。
満を持して、といいましょうか、やっと皆様にご照覧いただくタイミングとなりましたので、ご紹介。大黒屋であります。
 
ここしばらくは愛媛県松山は山越エリアについてご案内させていただいております。それは和気入道ことわたくしが育った地域でありまして、なんてこたあない、DNAレベルで刻み込まれた味だのなんだのがいまだに憑いているのであります。今となってはそんなに行くこともないですが、最も和気一族がこよなく愛したお店なのです。まあ、回し者レベルですね。


 
まあ、独自の理屈ではありますが、愛媛松山の食が誇るべき老舗であろうかと思っています。小学生は2年次ごろに開店したと思っています。すでに40年を超える歴史をほこっているはずです。当時の店構えは現在と比べると小さなもので、お客のご愛顧とともに店舗規模がドンドン増幅していったのであります。当時は2階の座敷はありませんでしたよ。記憶では破格の値段設定で、お高いとの評判があったのです。
 
 
さて、話はやや飛んで、おうどん(そばも)のお値段について少々。和気の関係者で大阪のうどん店で働いておった方がいらっしゃいましてその方によりますと、うどんは値段を見ればだいたいどんな格かの、検討はつくのだとか。つまり、出汁にかけるコストが値段に反映されるので、お手軽な価格であれば材料が限られるとのこと。まあ、美味しいかどうかはともかくですがね。そういう意味では大黒屋さんは本格派の値段ということになりましょうか。多分ですけど、軌道に乗るまではけっこう時間がかかったんじゃないかなあ。大きなお世話でしょうけど。
 
 


店構えや内装も当時の流行からするとなかり絢爛でしたかねえ。当時の食べ物屋ってカネかけてなかったですからね。今観るとまあまあ普通ですけど。
 
 
さて、本題なのですが。
 
松山うどんとはいくつかの流派というか、流れがあると考えていました。総てを承知しているのではないことをあらかじめ申し添えておきます。まずは「かめ屋」や道後にあった「としだ」などの系統です。これが伝統的な伊予うどんともいうべき流れです。そして、アルミの小鍋で供される鍋焼きうどん。「アサヒ」や「ことり」など、これまた伝統があり多くの支持を受けているのであります。これらは、柔らか目の麺に煮干しベースの出汁で構成されており、伊予ののどかな風土らしい風味が特徴といえましょうか。
さらにエリア外から讃岐うどんや大阪うどんの系統などが単店レベルで入ってきます。麺のこしやのどごしで粉を食わす讃岐の麺は言うまでもなくうどん界の王者的存在。そして、大阪関西は出汁の文化が全国に侵食しており、いまや和食の味付けは関西風が基本となっているとも聞き及んでいます。
和気入道の個人的な見解ではありますが、麺は讃岐、味は関西風が最強の組み合わせではないかと。創業者である初代の大将はそこに商機を見出しそれを大黒屋として具現したのではないかと推測しているのであります。たしか大阪のご出身というか、大阪から松山に、と記憶しています。
まあ、今は判りませんが、以前は「道後に旨いものはない」的な風評が地元にはありまして。道後動物園の帰りに行った人でごった返していた「としだ」も子ども心ながら、あんまり好きではなかった和気でありました。その名店はその幕を下ろしました。その後、大黒屋道後店がその役割を担い、今に至っています。地元民はもとより観光客もたくさん来られているようです。
 
 
 
ここで逸話ともいうべき和気入道の実体験と大黒屋との付き合いを展開。
 
 
大黒屋episode 1
大型貸し切りバスが店沿いに横付け。駐車場に入れるわけもなく、路駐して観光客ご一行が来店。郊外のお店ではないし、いま考えてもかなり強引。幹事の采配かしらん。
 
 
大黒屋episode 2
和気宅への香川からの来客ご案内。和気入道的食の実験だわさ。「今日の昼はうどん屋じゃぞ」の宣言に、その方、想定通りに、たいへんご機嫌に障ったご様子で「なんで愛媛に来てウドン? はあ?」的な。和気答えて曰く「まあ、いいからイイから」と看板メニュー「大黒うどん」を推挙。その御仁、一口含んで、唸りを上げるに至りまして。
それから数カ月後に、その御仁と知り合いがこれまた香川からお越しになり、その御仁「昼はここで」と知り合いを大黒屋にご案内したのであります。「はあ? 愛媛でなんでうどんなんか」的な。御仁曰く「まあ、いいからイイから」以下、ループ。
 
 
大黒屋episode 3
東京在住のおじに大黒屋謹製生うどん詰め合わせを土産として献上。聞き及んだところによるとお電話注文にてリピート連発したとのこと。
 
 
大黒屋episode 4
大盛という概念をとことん追求。何度か大盛を頼んだんことがあるのですが、まずは見た目にびっくりするかも。ここのは器からして、大盛というか惚れ惚れするくらいでかくなります。麺も2玉は余裕でありそうですし、出汁もそれくらい。家族ユースは取り分けていただく戦法がお勧めです。インスタ映えしますよ。
 
 
大黒屋episode 5
これもおそらく、なんですが。丼ぶりは地元の「砥部焼」が多く使われています。まあ、この店に限ったことではないのですが、やはり地元意識をこだわって持っているのかなあ、と思いました。砥部焼については別の記事をご参照ください。
 
 
 
 
 
大黒屋お勧め その1
さて、お勧めについても数がありまして、まずは屋号を冠した「大黒うどん」がこちら。意外や意外、冷たいうどんがエースなんです。記憶に間違いがなければ、開店当初はメニューにはなかったはず、ですよね。
ぶっかけうどん的なものですが、錦糸卵と海苔、揚げ玉におろし生姜とゴマとネギを乗せたシンプルな構成。画像のとおりであります。
 
大黒屋お勧め その2
このお店ではなぜか一択を押し通す人がいまして、わたくしの周りにもいらっしゃいました。その方々の定番とは「カレーうどん」と「小ライス」。元々は鶏だったのですが、いつぞやのメニュー改変で牛かポークになっており、往年のファンは落胆この上ない状況に陥ってしまいました。ところがしばらくしてチキンが復活。まあ、間違いなく少なからず愛好者が存在していたのでありましょう。
とても優しいお味で、お子様にもお勧めですよ。当然、ご飯との相性も是。コスパも最強レベルですよ。
 
大黒屋お勧め その3
その他にも捨てがたいメニューはいろいろあるのですが、ちょっとヒネったところを。鶏の「唐揚げ」が美味しいですかねえ。
これは千葉の知り合いに言われたんですが、愛媛人の唐揚げ好きはすごいとのこと。その人は松山の某中華ファミリーレストランでバイトをしてたんですが、来る客くる客みんなが唐揚げを注文するもんだから、ホントに好きなんですねえ、と。地元民は自覚がないんじゃないかなあ。
で、唐揚げが美味しいお店って、愛媛にはめちゃくちゃ多いですよねえ。レベル高い店は専門店だけでなく、うどん屋のサイドメニューにもあったりするわけです。
 
大黒屋お勧め その4
サイドメニューというか、以前はテーブルに常備されていた「昆布の佃煮」。直近の来店では確認できなかったので、食べ放題でなくなったようですが。定食などには付いてくると思います。これも味が良くて、ついつい食べてしまう美味しさです。持ち帰り用に販売もしていたはずです。
 
 
 
 
まだまだいろいろあるのですが、記憶の奥底に沈んでしまっていて表すことができません。ホントに日本内外から多くの方をご案内しました。まあ、おくまでも和気入道の好み嗜好ということでご理解ください。ただ、ここがうどん舌の基準となってました。いい意味で高い基準が和気には備わったのであります。
松山にお寄りの際は、ご利用してはいかがでしょうか。