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「滝を見にいく」

2015-01-13 | 映画ねた 「た」行
 沖田修一監督の新作「滝を見にいく」を観に、クリスマス過ぎの冬休み突入の川越の映画館へ。
 観光客でごった返す中心街から少し離れた静かな場所にある、なんだか懐かしい趣のある映画館でした。


 紅葉と幻の滝を見て温泉でゆっくりするツアーに参加した7名の中高年の女性達が、山中に迷子になり一夜を明かす話。
 「南極料理人」「キツツキと雨」では安定感のあるおっさんパラダイスを、「横道世之介」では若者達のゆるくもはかない群像劇を描いた沖田監督の、上記3作にはあった子供・若者成分(=コウラ君)ゼロの見事なおばちゃんあるあるの世界でした。
 出てくる小道具や言葉の端々があるあるの連発で可笑しいし、彼女達が歌った劇中歌に至ってはもうすべてを持って行かれた思い。
 オペラというフラグをこしらえておきながら、その選曲かーっwwwと。
 自分(=彼女達と同世代)のまわりのねーさん達はこの歌大好きだよw

 7人それぞれが持つ知識と知恵と所持品でピンチを乗り切り、知らない者同志がだんだんと距離を縮めてゆく様は観ていて気持ちいいし、登場人物のひとりが放つ
「40こえたら女はみんな同い年じゃボケ!」
は名言。

 反して、コート等の上着類は一般のおばちゃんにありがちな黒・茶・ベージュ一辺倒ではなかったのが、著名人を配していない登場人物の個性や見分けがしやすく、物語をより楽しめるように働いた気がします。

「塔の上のラプンツェル」

2011-05-01 | 映画ねた 「た」行
 GWで混雑しないうちに先々週なんとか観に行けました、「塔の上のラプンツェル」(Tangled)
 さいたまは3D吹替え版しか上映してないので、無条件でこっちを。
 ラプンツェル役の中川翔子ちゃんをはじめ、日本語版役者さん達の熱演にひき込まれました。
 今回は客席ど真ん中で観ましたが、3D作品的にこれが大正解。
 クライマックスで舞い上がるランタンが特に綺麗で、つい手を伸ばしそうになりました。

 表向きは愛情と言いつつ、我欲のためにラプンツェルを塔の上に幽閉し言葉攻めで支配するゴーテルの姿は絶対自分自身とは重ならないとは言い切れないし、ゴーテルのいない間に出会った盗賊フリンの手を借り、塔を脱出した直後のラプンツェルの葛藤する姿にも共感してしまう。
 からっと描いているけど奥に秘めたものが結構重かったです、コレ。

 仲間になる動物キャラ達が、人間の言葉をしゃべらないのは意外でした。
 しゃべらない分、表情やしぐさがパネェ。
 ラストシーンで、王妃がフリンに差し伸べる優しい手がこれまた美しい。

 震災で沈んだ空気を、元気で明るい主人公達に温められた気分になりました。