心の瞳

2019-12-15 | トワエモワ(音ねた)
 自分がトワエモワを聴き始めた頃は、白鳥夫妻の鴉鷺→英美子さんソロ活動とか芥川さん派生のレモン・トリーのデビュー等あっても、トワエモワ自体は過去のモノである世界。
 ある意味ロスは否めない…そんな'70年代後半~'80年代前半の自分に、今の自分が言いたい。
20世紀が終わる前に長野冬季五輪とトワエモワの再始動がくるぞ!
なんだかんだで、2019年の結成50周年ライブには三回も行ってるぞお前!
その翌年に東京五輪控えているけど、競歩とマラソンは札幌でやるってよ!
とにかく歯くいしばって生きろ! それから
'82年に某氏の計らいで頂いた資料は大切にすることw
 以上。

 代官山Sessionにて、トワエモワ結成50周年を記念して発売されたCDセット トワ・エ・モワ「FOLK & POP」 の発売イベント
 「トワ・エ・モワ 50th Anniversary スペシャルトーク&ライブ」
に参加。発売おめでとうございます。
 代官山蔦屋書店の音楽フロアに併設された会場の受付レジからは、リハーサル真っ最中のトワエモワ&バンドの皆さんのお姿が丸見え+音聴こえまくり状態でびっくり。
 マスク着用で口元が人様には見えないのをいいことに、BGM状態の芥川さんの生歌「心の瞳」に合わせて口パクしながらレジで手続きと会計を済ますことにw
 その昔PTA役員の用事で放課後の中学校へ行った際、校内合唱コンクールの練習で「心の瞳」を歌う中学生達の歌声と「男子まじめにやってー!(怒)」と叫ぶ女子の声を耳にした思い出が蘇る自分(謎。
 人出の多い店内売り場での、リハーサルを終えた皆さんの散策やすれ違いのカオス状態で更にびびりました。

 バンドはギター・ベース・ピアノの三人編成で、窓の外の太陽光が入る明るい部屋のまったりとこじんまりした贅沢な空間で開演。
 芥川さんは黒のジャケットとブルーの柄シャツとデニムパンツ、英美子さんはクリスマスグリーンのニットと花柄のロングスカートという姿。
 それぞれソロ歌手としてのプロデビューを目指していたアマチュア時代から、
   業務命令で結成→売れちゃったよ、オイ!→忙殺→解散→各自の道→再始動
という軌跡を、トークに比重を置き合間に歌という、お二人曰く【さ●ま●し方式】の進行。
 思い出や苦労話に加え、互いの声の聴き取り方と合わせ方・制作者目線とアーティスト目線等といった職人トワエモワの貴重な一面のお話しをされました。
 芥川さんのディレクター時代の様々なエピソードと、語った後の「心の瞳」の流れは大きく心打たれ、続く英美子さんの「This Song For You」はリラックスな気分に浸りました。

≡セットリスト≡
或る日突然
想い出のサンフランシスコ ★
朝日のあたる家 ☆
冬の星座
誰もいない海
浜辺の歌
はじめに愛があった
心の瞳 ★
This Song For You ☆
虹と雪のバラード
星に願いを
空よ
  ★(芥川さんソロ)   ☆(英美子さんソロ)


 サイン会で芥川さんに「ディレクターの話から心の瞳への流れが心に来た」と伝えたところ、芥川さんが笑顔で返し英美子さんが「芥ちゃん良かったね」と仰ったのが嬉しかったです。
 芥川さんの熱さと英美子さんのさらりとした個性のコントラストが、今回特に際立っていたライブ&トーク、楽しい時間をありがとうございました。
 帰宅後「FOLK & POP」解説書の一文読んで更に胸熱だぁ。後追い者の身には痒いところに手が届く逸品です。



History

2019-11-16 | トワエモワ(音ねた)
 某ゲートウェイ工事の影響も受けずに、やってきた とお……くない、さいたま市民会館おおみや
 トワエモワ & 白鳥英美子コンサート ~時は変るとも~
 ひきつづき、50周年おめでとうございます。
 コンサートの構成やお二人の衣装は半年前の三井ホールの時とほぼいっしょですが、やっぱり一曲目の「雨が降る日」でこちらのテンションあがるあがる。

 特に印象に残ったのは。
●トワエモワの歌の歌詞は女性目線のものが多いため、女言葉で歌うのに複雑な思いと照れがあったという当時の芥川青年。
●第一部ではストレートだった英美子さんのヘアスタイル、二部では毛先が外巻きしてるっ! 思えば三井ホールの時もそうだった。
●英美子さんのソロコーナー、鴉鷺時代の楽曲は秘めた力強さを、対してアニメメドレーでは可憐さも演出。
●或る日突然浮上し決定した来年の東京オリンピックのマラソン・競歩の札幌開催に、楽曲の縁もあり嬉しい思いの芥川さん。
「明日」のことよりまず「今日」を生きる、という芥川さんの言葉。
●バックバンドの皆様のチームワーク。

 はじめて「特別な望みなどないけれど」を聴いた中学生時代、まだ自分の将来はまったく想像もつかず、遠く続く未来が一体何なのかわからなかったな…とふと思い出しました。
 いろいろな意味でも遠くに来たものだ、と。


≡セットリスト≡
雨が降る日
愛の泉
青春を忘れたら-トワエモワ1998-
或る日突然
名画座
美しい誤解
初恋の人に似ている
翼をください
あの素晴しい愛をもう一度

母の唄              ☆
そして大和            ☆
海に還る~夢の世界へ~夢のゆくえ ☆
AMAZING GRACE           ☆
祈り~The prayer
虹と雪のバラード
特別な望みなどないけれど
誰もいない海
想い出のハンカチ

空よ
地球は回るよ
   ☆(英美子さんソロ)



 トワエモワのデビュー時には、学生でも社会人でも成人でも誕生前でもない、エアポケットのような世代のファンですが、ゆるく微力ながら応援してます。
 コンサート終了後のサイン会でお疲れのところ、英美子さんのにこやかな笑顔と芥川さんの力強いお言葉をありがとうございます。
 東京オリンピックに向けて、札幌がらみで更にいろいろあるかと思いますがどうかご自愛ください。


美しい沈黙

2019-06-01 | トワエモワ(音ねた)
 移動中にアルバム「UTOPIA2」を主に聴いてモチベーションあげ、目的地間近の「特別な望みなどないけれど」で勝手にしみじみ感じつつ、やってきた 遠いこの海辺……ではない、日本橋三井ホールでの
 トワエモワ & 白鳥英美子コンサート ~時は変るとも~
 50周年おめでとうございます。
 巡り合わせの都合とはいえ、参戦は三年前の関内ホール以来かよ(驚!

 観客はいつものように、トワエモワのお二人と同世代と思われるベテラン勢や昭和40年代活動期のリアルタイムで応援してきた諸先輩が大多数。
 茶系のニット姿の英美子さんと薄いブルーのシャツの芥川さん(ボトムスは偶然にも二人とも白系のパンツだった)が登場。
 一曲目に季節ネタであり、とにかく予想外の「雨が降る日」でいやが上にもテンションアップ。
 つづけて二曲目に、もっと予想外の「カントリー」という【UTOPIA2砲】で更に上げ。
 このような選曲を50周年に披露してくれるのだから、トワエモワさん大好き♪

 合間にこのようなおしゃべりを。
●デュエット組まされ、ゆるく複雑な心境でデビューしたら「売れちゃったよ、オイ!」
●数々の楽曲にまつわる、数々のレジェンド達との逸話
●大手芸能事務所所属ゆえの、フォーク界での異質な立ち位置
……などなど

 休憩をはさんだ第二部では、白のブラウスとグリーンのスカート姿でのしっとりとした英美子さんソロのコーナー。
 鴉鷺時代の楽曲を披露してくれたのは嬉しかったです。
 「祈り」から、ピンクっぽいジャケットとワイシャツに紺のパンツ姿の芥川さんが合流。
 コンサートで好評のこの歌がCD化されない理由をお話ししてくれました。大人の事情かぁ。

 生では初めて聴いた歌、しっとりとした曲、定番ヒット曲ときて、アンコールとエンディングで元気にしめくくり。

≡セットリスト≡
雨が降る日
カントリー
青春を忘れたら-トワエモワ1998-
或る日突然
二人の会話
名画座
美しい誤解
初恋の人に似ている
翼をください
あの素晴しい愛をもう一度

母の唄              ☆
そして大和            ☆
海に還る~夢の世界へ~夢のゆくえ ☆
AMAZING GRACE           ☆
祈り~The prayer
虹と雪のバラード
誰もいない海
特別な望みなどないけれど
想い出のハンカチ

空よ
地球は回るよ
   ☆(英美子さんソロ)



 サイン会で、コンサート終了後のお疲れのところ、日付入りのサインありがとうございます。
 久々の参戦ということもあり舞い上がってしまって、肝心のコンサートの感想をろくに言えないポンコツなファンで申し訳ないです。

(待ち時間での個人的にスペシャルサンクスw)
●CDのキャラメル包装に難儀したおじさま
●フェアウエルのパンフレット持参で参戦したおねいさま
●英美子さんソロライブにも訪れている花束のカップル


 バックバンドの方々の力のこもった演奏にのせた、お二人の熱唱とそれぞれのキャラを際立てるパフォーマンスで、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 「特別な望みなどないけれど」「地球は回るよ」などの歌声を聴ける幸せを堪能、またの機会を楽しみに……

 あしたも生きよう♪

suddenly, today

2016-09-27 | トワエモワ(音ねた)
 トワエモワファンの方からヒントをいただき(ありがとうございます)、銀座のケロヨンついでに行ってきたどー。
 一応聖地(当たっているかな?)。
 喧噪な市街地なのに、この一帯は時が止まったかのような気がしたのは不思議。


 銀座といえばこのジャケ写の風景も気になってしょうがない。
 写真左側に写る緑色の看板の文字と人通りの多さという手がかりでストリートビューを見て、中央通とみゆき通の交差点と判断しているけど、どうかな?
 1970年代初頭と思える写真の為、2016年の今はもう風景変わりすぎているけど。

 暑さに加え久々に繁華街歩き回ったらくたびれたので、もう一つの聖地の和田倉噴水公園前は次の機会にしておくw

特別な望みなどないけれど

2016-04-16 | トワエモワ(音ねた)
 ぶつ森しながら青い電車をただひたすら乗りハマスタ横目に、やってきた 遠いこの海辺……違う、横浜関内ホールでの
 トワ・エ・モワ 45周年記念コンサート~空と海と虹をこえて~
 シリーズ最終公演とのこと、お疲れ様です。

 曲目や構成、服装等はほとんど去年の日本橋三井ホールに沿ったものですが、今回は昨年末発売の新作アルバム「タイム・フォー・アス」収録曲を織り込んでます。
 第一部の英美子さんの白ブーツの爪先が魔法使いのようにとんがっていて、ワタシ的に萌え♪

 そして今回も聴けた「特別な望みなどないけれど」。
 熊本をはじめとした九州地方の大地震の報道を目にすることもあってか、この歌に込められているに違いない、ささやかで当たり前のような普段通りの日々が実はとても幸せでありがたいものだと実感。
 曲のラスト部分のスキャットはオリジナルは英美子さんのみだけど、今回のライブでは芥川さんのスキャットも入る。
 深みが更に加わってこれまた素敵。

 アーティストご本人達の方向性と観客層の年齢を考慮してなのか叙情歌が多くを占めていたのですが、ラストにラブリーな「地球は回るよ」キタ―――(゜∀゜)―――― !!
 今回も優しさと力強い歌声に笑顔をありがとうございます。
 (オリジナル音階必須とかで)いつまでこう言えのるかわからないけれど、やはりガチの後追いファンとして生きているからには 年に一度は生のトワ・エ・モワのコンサート観たい。

 また会いに行きます。


 ≡セットリスト≡

はじめに愛があった
特別な望みなどないけれど
初恋の人に似ている
恋人のなぎさ
或る日突然
友だちならば
愛の泉
桜紅葉
A TIME FOR US(ロミオとジュリエット)
「いちご白書」をもう一度
道化師のソネット

花の街
タンポポ舞う頃
浜辺の歌
柿の実
故郷
ねんね
冬の星座
空よ
明日への出発
あの素晴しい愛をもう一度
誰もいない海
虹と雪のバラード

そよ風と私
地球は回るよ



 
戦利品という名の買い物

「TOI ET MOI IN THE U.S.A.」
 ジャケ写見て芥川さんもおっしゃってましたが「若いなぁ!」
「白鳥英美子 ゴールデン☆ベスト」
 徳間ジャパン所属時の英美子さん一連の楽曲はワタシの中の少女心を呼び覚ますのよん。

明日への出発

2015-05-16 | トワエモワ(音ねた)
 昨年末以降身辺が慌ただしくて正直なところ当日参戦に不安はよぎったものの、トワエモワむらゆうびんきょくすれちがい中継所・東京駅ポケモンストアでぶつ森の配信プレゼントアイテムを受け取った後、

やってきた 遠いこの海辺……違う、日本橋三井ホールでの トワ・エ・モワ 45周年記念コンサート~空と海と虹をこえて~
 デビューから45周年おめでとうございます。

 観客はトワエモワのお二人と同世代と思われる方々や昭和40年代の活動期にリアルタイムで応援してきた方々が大多数。
 白の半袖ワンピースドレス姿の英美子さんと薄いブルーのジャケットとグレーのパンツ(…だったと思われ)の芥川さんが登場、一曲目にいきなりの「はじめに愛があった」で今回はいつもと違うと予感。
 その予感は二曲目にして確信。もうね
トワエモワさんはワタシを泣かす気ですかw
 トワエモワの歌の中でも特にお気に入りのひとつで近年歌詞の意味がじわじわ胸にきているのに、でも今まで観覧したライブでは披露されなかった「特別な望みなどないけれど」が聴けたのはとても嬉しい。
 歌いながらひらひらと手振りをする英美子さんの姿が可憐で、アップテンポの「愛の泉」「地球は回るよ」を歌った後に芥川さんが「60過ぎて歌う歌じゃないwww」と自虐も。

 休憩をはさんだ第二部で英美子さんは黄緑色のドレス、芥川さんは薄いブルーのスーツという衣装で第一部と趣を変えてしっとりとした抒情歌メドレーを。
 かと思うと、その後に観客のみんなで掛け合いで歌える歌ということで ♪ゆこうよ あしたに あなたも だれもみーんな…… ってこれまた初めて生で聴く「明日への出発」。
 UTOPIA2マタキタ―(゜∀゜)―― !! しっかり食いついたよわたしゃw

 全体的にしっとりとした中にも要所に元気に弾けた曲を織り交ぜ、おなじみのヒット曲から普段のライブでは披露されないマニアックな歌も盛り込んだコンサートで、楽しくも贅沢で幸せな時間を過ごすことが出来ました。
 地味なのに目立つ二人と言われ迎えた45周年、今後のご活躍を楽しみにしてます。
 微力ながら応援してます。


 ≡セットリスト≡

はじめに愛があった
特別な望みなどないけれど
恋人のなぎさ
美しい誤解
或る日突然
初恋の人に似ている
友だちならば
愛の泉
美しい星
地球は回るよ
花のワルツ


花の街
タンポポ舞う頃
浜辺の歌
柿の実
故郷
ねんね
冬の星座
空よ
明日への出発
誰もいない海
虹と雪のバラード
そよ風と私

祈り~The prayer
明日への出発 (repeat)


 コンサート後のCD購入者サイン握手会での英美子さんの素敵なニコニコの笑顔と、芥川さんの大きく楽しいリアクション、ごっつぁんです。
ワタシ「『特別な望みなどないけれど』『柿の実』が生で聴けて嬉しかったです」
芥川さん「『柿の実』知っているの!?」
ワタシ「再販CDで聴きました」
芥川さん「『柿の実』はお客さんの前で歌ったのは今回が初めてなんです」

 貴重な情報ごっつぁんです。
 空から落ちてくる雨を越えるように、また明日からゆるいながらも頑張って生きてゆきます。

ぼくのうたを

2014-12-13 | トワエモワ(音ねた)
 会場である世田谷区民会館へ向かおうと東急田園都市線と相互直通運転の半蔵門線に乗っていたところ、東急田園都市線の事故の為渋谷駅ひとつ前の表参道駅で足止めに。
 平行して走っている銀座線に乗って渋谷駅に着いたら、田園都市線が運転見合わせという状態。
 渋谷・世田谷に土地勘ないので、タクシー一択で乗り場にタイミング良く入ってきたタクシーに乗って会場へ。
 タクシーの運転手さんと田園都市線の事故の話から、電車を止めたら膨大な罰金負担が~とか、そしてなぜか修学旅行強制送還な話をしているうちに現地到着。


 ……ということがあってやってきました トワエモワコンサート  世田谷区民会館
 主催者及び来賓の挨拶後、楽器演奏者が舞台に登場し「天までとどけ」のイントロにのってトワエモワ登場。

 ワタシの予想を思いっきり裏切るかのような嬉しい攻めの選曲。
 今年もこのお二人の元気なお姿と歌声を生で鑑賞出来て喜ばしい限り。
 英美子さんはクリーム色のドレスで、芥川さんは濃紺のジャケットとパンツにピンクのシャツ姿。
 今回は観客に子供達も多い為か、はじけたアップテンポの楽曲や皆と一緒口ずさめる曲がいつもより多目かも。
 二人の装いはシックだけど内容は結構カジュアルだったりします。
 でもクリスマスソングのカバーは、しっとり大人のムードで聴かせてくれます。
 そして何年か振りに聴いた生の「地球は回るよ」、何か幸せな気持ちになれます、この歌。
 「祈り~The prayer」「虹と雪のバラード」の熱唱がこれまた心にズシっときて、【元気】【力強さ】を強調したようなコンサートでした。

≡セットリスト≡(一部順番が記憶と違っているかも)
天までとどけ
空よ
初恋の人に似ている
誰もいない海
翼をください
私の子どもたちへ ★
夢の世界へ    ☆
ぼくのうたを
冬の星座
White Christmas
星に願いを
地球は回るよ
祈り~The prayer
虹と雪のバラード

赤鼻のトナカイ
きよしこの夜
    ☆(英美子さんソロ)    ★(芥川さんソロ)



 一年前の英美子さんの45周年コンサートの際に品切れだった「ソングス・ブルーム~45th Anniversary ベスト・アルバム」を買って、サイン握手会へ挑んだところ、英美子さんがアルバムを見て「いい歌いっぱいありますから」と、にこやかにお話され握手を。
 
 ワタシ「『天までとどけ』と『地球は回るよ』が生で聴けて嬉しかったです」
 芥川さん「よく知っているね!」
 ワタシ「マニアなんですw」
 握手をしてもらったら
 芥川さん「手冷たいねえw」
   ワタシの手が冷たかったのは握手会前に手を洗った為です。
 ご馳走様ッス! また明日からダラダラしながらも頑張って生きてゆきます。

トワ・エ・モワ・ファミリー~芥川澄夫と見知らぬバスに乗った仲間達

2014-12-08 | トワエモワ(音ねた)
 ココで取り上げる「トワ・エ・モワ・ファミリー」とは'73年のトワ・エ・モワ解散後に芥川さんが、それまでトワ・エ・モワのコンサートでバックバンドを勤めていた“トワ・エ・モワ・ファミリー”の男性3名に、あらたに2人の女性ボーカルを加え結成・活動したユニット。
 なのでトワ・エ・モワ活動期の「トワ・エ・モワ・ファミリー」とトワ・エ・モワ解散後の「トワ・エ・モワ・ファミリー」は別物。
 言葉にするとなんかややこしい。
 しかし、現在芥川さんがこのグループを話題にするのをワタクシは耳にしません。
 風の噂によると、流石に黒歴史にまではしていないようですが。

 蛙和歌「君と僕とトワ・エ・モワと春の子供たち」では
     芥川澄夫と山室英美子(白鳥英美子)のデュエットであるトワ・エ・モワについて 
という認識でやっておりまして、'73年のトワ・エ・モワ後に発表された「山室英美子」「鴉鷺」「白鳥英美子」の英美子さん派生ネタと、芥川さん派生ネタの「トワ・エ・モワ・ファミリー」については基本的にスルーと考えておりました。
 しかし、トワ・エ・モワ・ファミリーに関しては彼等のLP「夕焼けが見たくて」を手にして考えが変わる(w。
 英美子さん不在のグループだとはいえ、収録曲に英美子さんの作詞・作曲の作品があるということ、そしてなんだかんだ言ったところでこのグループは「トワ・エ・モワ」って名前をくっつけている……ということで、半ば強引ながら今回取り上げてみました。
 芥川さんプロデュース+バックコーラス参加(toi et moi名義)の白鳥英美子さんのアルバム「Grace」はどうなのよ? という指摘は置いときます。

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夕焼けが見たくて/トワ・エ・モワ・ファミリー  LTP-9106(1974.2.5)

-SIDE 1-  
1.夕焼けが見たくて 芥川澄夫 作詞・作曲
2.あなたのために 芥川澄夫 作詞・作曲
3.A君への手紙 芥川澄夫 作詞・作曲
4.銀杏の樹の下で 山室英美子 作詞・作曲
5.みんな忘れてしまったの? 森山美千代 作詞・作曲
6.年老いた鳥は何処で死ぬのだろう   芥川澄夫 作詞・作曲
-SIDE 2-  
1.丘の上の少年 三上保美 作詞・森山美千代 作曲
2.飛び立つ君に 三上保美 作詞・芥川澄夫 作曲
3.哀しみの終わる時 芥川澄夫 作詞・山室英美子 作曲
4.僕は大人になりたくない 兼松豊 作詞・作曲
5.子守唄を歌いたくなった時 兼松豊 作詞・作曲
6.1973年12月1日によせて 松山猛 作詞・加藤和彦 作曲
 編曲:芥川澄夫 トワ・エモワ・ファミリー
 弦楽編曲:松山祐士
   蜂谷吉泰@ダウン・タウン・ブギウギ・バンド:E.Guitar(SIDE 2-1)



で誰が誰? 教えてエライ人  メンバーは以下の6名。
  芥川澄夫:Vocal,A.Guitar  三上保美:Vocal,A.Guitar  森山美千代:Vocal,A.Guitar
  南条雄一:Vocal,Keyboad  秦俊次:Vocal,E.Bass  兼松豊:Vocal,Drums

 後追い者としては芥川さん(前列中央)、そして後にナターシャーセブンやヒューマンズーのメンバーとしても活動して顔が知られている兼松さん(後列左)は別格として、 女性陣は歌詞カード写真(上のモノクロ画像のことです)で森山さん(前列左?)と三上さん(前列右?)の顔と名前の区別をつけることが出来るのですが、残りの男性陣の南条さんと秦さんの見分けというか顔と名前が一致できません。
 しかも2人とも長髪とサングラス姿で見た目のキャラ被っているし。


 アルバムの季節感は 秋から冬にかけての夕方 かと。
 ボーカル面では今まで英美子さんとは対等にガチンコ勝負で歌ってきた芥川さんは、今度はプロとして経験値がゼロに等しい(……のでしょうか?)新人の三上さん&森山さん達を引っ張って行くことになるわけでして。
 表題作でもある『夕焼けが見たくて』は歌詞に“夕焼け”“見知らぬバス”と、トワ・エ・モワのファンには意味深なキーワードを施している軽快でハジけた曲調の作品。
 対して『年老いた鳥は何処で死ぬのだろう』『丘の上の少年』あたりはトワ・エ・モワ時代の「今は」のようなダウナーさもあり、 高度成長期から一転してオイルショック不況な昭和40年代後期の時代を反映しているのか、どことなく荒廃した都会の空気を感じました。

 看板である芥川さんと女性2人のボーカルメインの歌だけでなく、女性2人のみの『銀杏の樹の下で』『みんな忘れてしまったの?』や、バックバンド時代から飛び道具な活躍っぷりもしていた兼松さんと女性陣の『僕は大人になりたくない』、兼松さんソロの『子守唄を歌いたくなった時』、 そして芥川さんのソロの歌『1973年12月1日によせて』アリと、赤い鳥のようにメンバー皆それぞれ歌えるバンドを目指していたのでしょうか?
 『銀杏の樹の下で』『みんな忘れてしまったの?』の2曲はせっかくの女性デュエット曲のに、ハモリの部分が本当に申し訳程度というか付け合せ程度にしかないこととか、それぞれのソロパートもなく、ほとんどユニゾンで歌っているといった部分が個人的に残念。
 森山さんと三上さんはふたり似たような歌声。
 南条さんと秦さんは歌よりも主に演奏・編曲のほうに力を入れていたのかな?

  『哀しみの終わる時』は芥川さんと女性陣が歌っているのですが、作者が芥川&英美子ということもあって収録曲の中では一番「トワ・エ・モワ」っぽい。
 今回ここでトワ・エ・モワ・ファミリーを取り上げた一番の理由が、この歌。
 この歌をトワ・エ・モワ・ファミリーに、と書き下ろした歌なのかどうなのかはわかりませんが。
 もし芥川さんと英美子さんがこの歌を歌ったら……と大きなお世話なシミレーションしやすい歌でもあります。舞台も「海」だしw。
 現在トワ・エ・モワ再結成活動中でもあるし、ライブでこの歌歌ってくれませんか? とお願いしたい反面、やはりトワ・エ・モワ・ファミリーの歌ですからそのままそっとして欲しいです……とも思うジレンマを抱かせた作品でした。

 後追い者が今現在聴いて生意気な感想ですが、全体的に試行錯誤感は否めないっす。
 『年老いた鳥は何処で死ぬのだろう』の男性陣パートはなんだか不安定で力量不足っぽいし(泣。
 とはいえ、聴く度にジワジワと味が出てるLPです。

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 トワ・エ・モワ・ファミリーは先行シングル「夕焼けが見たくて/1973年12月1日によせて」とこのアルバム、2ndシングルの「ここに愛がある~ラブ・サインのテーマ/昨日」を昭和48年から49年にかけて発表した後活動を終えたようで、その後芥川さんは東芝EMIのディレクターへ転進となるわけです。
 現在もプロとして表舞台に立っている芥川さんと兼松さん以外のメンバーの、その後の足取りについてはわかりません。
 おっと、或るサイトさんで森山さんか三上さんのどちらかの近況と近影が掲載されてたっけ。
 皆さん幸せであることを祈ります。

十月の風景

2013-10-31 | トワエモワ(音ねた)
 ハロウィンの渋谷、さくらホールで行われた
 白鳥英美子45周年記念コンサート “Song's Bloom”
へ行ってまいりました。
 デビュー45周年おめでとうございます。

 観客はデビュー時から英美子さんと歩んできたと思われる同世代の方々が多数ですが、自分よりも若い女性もちらちらかと思われ。
 入場から開演までのおよそ30分間、ぶつ村ハロウィンイベントに集中していて正直周りなど見てなかったw
 二部構成のこのコンサート、幕が上がり第一部はブラウンのレトロボンダイ柄(に見えそうな)ロングドレス姿の英美子さんが登場。
 美しい歌声に酔いしれ、3曲目の「十月の風景」のイントロが流れて自分のテンションが上がり、英美子さんが歌いだした途端、まさかの堤防決壊ぽろぽろで自分自身びっくり。
 
 「十月の風景」は英美子さんソロ活動開始時にリアルタイムで聴き、当時自分はこの歌が好きなボンクラ生徒で、文化祭の練習に明け暮れていた10月の放課後と帰宅時がオーバーラップする……自分の中では【終わらない文化祭】的な歌であること。
 更に最近の自分をとりまく悩みや出来事が入り混じり、過剰に感傷的になっていたのも事実。
 
 この日この場で、英美子さんが歌う「十月の風景」を聴けてとても良かった。
 前日に新幹線の車窓から見えた、宇都宮の空に架かる虹とともに忘れたくない2013年10月の思い出です。

 途中休憩をはさみ、第二部はグレーのパンツスーツ姿の英美子さんが、ゲストの芥川澄夫さん(桜色のジャケットと白のカッターシャツ、黒のズボン姿)と【トワエモワ】として登場。
 しっとり格調高めの雰囲気の第一部と比べ、フランクに砕けたこのツーショットは見ていて安心してしまいますw
 芥川さんの「45周年を迎えることができたのは、その間ずっと仕事があったから」といった旨の言葉が胸に響きました。

 MCの端々などで年齢や未来を意識して気になる箇所はあるものの、英美子さんの思いがけない 「ぴ か ち ゅ う」 という言葉も聞け、懐かしくもあり贅沢な時間でした。

   program
Roots ~Family tree~
Somewhere Sometime
十月の風景
TRAVELING BOY
Let The River Run
HELLO ~握手のままで~
空に星があるように
 ~星に願いを
 ~見上げてごらん夜の星を
愛燦燦


虹と雪のバラード
心の瞳
誰もいない海
はじめに愛があった

夢の世界へ
Melodies Of Life
WOODSTOCK
青春の水はもう…
未来という名の船に乗って
IF THE WORLD HAD A SONG

AMAZING GRACE



 帰りの渋谷駅でマリオとルイージ見っけw

この街で

2012-09-27 | トワエモワ(音ねた)
 やっぱり年に一度は生のトワ・エ・モワのコンサート観たい。

 前回が去年の2月……あれから世の中いろいろあって、楽しかった白井市公演のレポも残せずに遠い過去のように思える我儘なこの頃、
   ビリー・バンバン&トワエモワ folk Concert( in 大宮ソニックシティ ) 
へ行ってきました。
 このところ仕事忙しすぎで心身疲れていたので「オラに元気をわけてくれ!」と。

 建物内に入ると溢れるほどの団塊ホイホイぶり。
 バブル世代のワタシゃ圧倒されっぱなし。
 この前観た映画「最強のふたり」の客席といい、9月は団塊ホイホイ月間なのか(謎。
 さらに驚かされたのは開演前、会場案内係のスーツ姿のお兄さんが「甘栗にオペラグラス、いかがですかー」と客席を歩いて回っていたこと。
 「最強のふたり」の時もシネコン従業員さんが菓子売りに客席回り驚いたけど(23区内のシネコンです)、コンサートを行う会館で初めて見たよ、こんな光景……。


 幕が開き、まずビリー・バンバンのお二人。
 ハーモニーをつける孝さん(おにいさん)とメインボーカル兼ギターの進さん(おとうとさん)の、スタンドマイク二本のスタイル。
 無口でピュアな少年のような歌声の進さんと時事ネタをぶっ込んだ毒舌自虐MCの孝さん。
 自然体で歌っている というお二人のコメントどおり、涼しげな風を感じさせるハーモニーを聴かせてくれました。
 男声の「また君に恋してる」は萌え。

【Billy BanBan】
白いブランコ
さよならをするために
遅すぎた季節
ボクらはいつも片方の靴
風のポスト
ラヂオのうた
時のしずく
琥珀色の日々 (←さわりだけ)
愛は祈りのようだね
また君に恋してる


 ビリー・バンバンの単独ターンが終わり、舞台にトワ・エ・モワのお二人が登場。
 デビューの年もいっしょのフォークデュオで共通点もあるこの二組ですが、男同士と男女、肉親と非肉親で非家族、とスタイルは真逆。
 そんな二組の、相方を交代したジョイントならではのデュエットを披露。

【菅原進&芥川澄夫】 サウンド・オブ・サイレンス
【菅原孝&白鳥英美子】マイ・ドリーム


 ビリー・バンバンが退場後、トワ・エ・モワ単独ターン。
 若い頃テレビ出演時に向かい合って歌う演出がすごく苦痛だったという話や、ハンドマイク片手に舞台を前へ横へと動いて歌う姿が今まで以上に印象に残りました。
 相変わらず力強い芥川さんと本日の紅一点サラリとした英美子さんのハーモニー、ビリー・バンバンが涼しげな風ならトワ・エ・モワは暖かな太陽の光といったところ。
 久々にライブ限定の「祈り~The prayer」を聴けたのも嬉しい限り。
 ↑3.11を経験したせいか、自分が聴き受ける印象も変わった気がします。
 
【toi et moi】
誰もいない海
初恋の人に似ている
或る日突然
空よ
笑顔
この街で
祈り~The prayer
虹と雪のバラード


 ステージラストに再度ビリー・バンバンさんも登場。四人で観客巻き込んで「あの素晴しい愛をもう一度」を大合唱して終了。



 その後ロビーでCD即売+握手会。
 「テーマ・ソング コレクション」「Bouquet de Fleurs」を購入。

 団塊世代ではないワタシがちょっと珍しかったのでしょうか、赤紫のカットソーと白地に青い花柄のロングスカートの英美子さんが「若いよね?」とお声掛け、白いカッターシャツに黒ズボンの芥川さんといっしょにいじっていただき、真面目に本当にありがとうございます。
 舞い上がって、お二人に嵌ったきっかけは答えたものの自分自身何言ってんだかわけわかめ状態。
 聴き始めた頃はトワ・エ・モワ解散後だったので、それから思えばお二人の生歌どころかサインだ握手だ自分をいじってもらえ笑顔で話を聞いてくださったのは奇跡のようでございます。
 好き勝手にやっている後追い者ですが、中学以来トワ・エ・モワのファンでいて良かったと思った次第です。

 芥川さん「また何処かでお会いしましょう」
 ワタシ「また追っかけてゆきます (=゜ω゜)ノ 」


 おかげさまで気持ち良く家路につくことが出来ました。
 明日からまたゆるゆると頑張って生きてゆきます。