田の字の家に暮らす

日々思うこと

りぃの葬式

2021-03-18 | 家族
りぃが死んだらペットのお寺のお墓に入れるつもりでいた。

私と夫が初めてペットの死を経験したのは、結婚して二年目くらい。
当時飼っていた犬は、有名なペットのお寺にお願いした。
そこは、長男のお嫁さんの両親のペットも入っていることが分かった。
でも、遠くて通いきれないので何年か後に永代供養にしてもらっている。

二回目は猫。
この子は、非常にお高かった。
最初の家を買って引っ越した時、長男が欲しがったので買ったのだが、
当時は宅電の時代で電話を買う予定のお金で、迷った挙句猫にしたのだった。
ところが、飼って一カ月もしないうちに病気になってしまい、医者通い。
獣医さんは、これはペットショップに引き取らせるべきだというが、
夫は家に来たんだから家で世話をすると言う。
間もなく死んでしまった。
盛大な葬式をした。

次はテンジクネズミ。
病院で集中治療室に入り高額の治療費をかけたにもかかわらず死んでしまった時。
あまりに小さかったので、家族で庭に埋葬した。

次は、迷い犬を引き取って交通事故死されてしまった時。
家も子供四人を抱え貧乏のどん底にあったので、市の葬儀に頼るしかなかった。

さて、りぃの葬式はどうしようと槓がいなくなってからずっと考えていた。
お寺とかいろいろ調べたが、
結局、家の庭に埋めようということになった。

夫が言う。
「りぃを過保護に育ててしまった背化、冷たい土の下で寒くないかと可哀そうに思うんだ。自分でもこんな気持ち初めてで、バカバカしいとは思うんだけど」
私も同じようなものだ。

今日、選挙の前日投票の為本宅に戻ると、りぃの狂犬病予防接種の葉書が届いていた。
りぃの死亡届を出した。
終わった。

りぃの墓は庭の北西に埋葬して周りに花を植えた。
子供達が来て花はもっと増えるだろう。

彼岸の入り  墓参り

2021-03-18 | 今日思ったこと
私も夫も長子ではないので墓守ではないのだが、
毎年7から9か所の墓参りをする。

私関係の墓は6か所以上あるけれど、これは亡き父から頼まれた。
「もう誰も墓参りする人がいないから、行ってくれないか」と。
養子ではない夫が当然のように行ってくれるので有難いと思っている。

今日はお墓で一人の婦人に声をかけられた。
と言っても挨拶だが。
互いの手桶から「○○さん」とよびあうと、どちらも墓守ではないということが分かった。
他愛のないしばしの会話だけれど、ほのぼのした気分になった。



この季節になると思い出す。

偶然かどうか、私の祖父と曾祖父、祖母と曾祖母の命日が同じである。
そして、祖父の命日に夫は何かに導かれるように墓に行ったことを。

始めて行った日、ちょっと出かけたはずの夫の帰りが遅くて心配していると、帰ってきた夫が「墓参りしてきた」と言う。
「え?なんで?」
「分からないけど急に行きたくなった」
その日のうちに命日だということが分かって二人でゾ~ッとした。

二回目は、車で出かけたら道に迷って気がついたらお墓に居たという。
不思議な出来事だと思っている。


墓参りに関しては不思議な事が沢山有る。
複雑すぎて理解できない、整理がつかないので、まだ書けない。

今年の墓参りは、あと一か所だけ予定にしている。
毎回、墓参りで本家の従兄夫婦と一緒に食事をするのだ。

先回はコロナで食事はやめにしたが、今回は!会えるのを楽しみにしている。