長かったような気もするし、短かった気もするが、生活はすっかり変わってしまった。
昨日は各地に住む子供達からあの日の思い出話が届いた。
私は胸がいっぱいで、ほとんど思い出すこともしたくなかった。
私は、彼岸の為に塔婆をお願いにお寺さんに居た。
娘は歯の治療で診察台に乗っていた。
家に居たものはグラスの割れるのを見ていた。
大切なグラスが殆ど割れてしまった。
これは生き残りの僅かなグラス。
あれからグラスは買っていない。
気持ちが、どうしても買えないのだ。
あの年は父に頼まれて様子を見に行った。
とりあえず市役所に行き寄付だけはさせていただき、
見て歩き、神社を訪ねた。前年泊った松島のかんぽの宿は消えていた。
観光客?のような我々のような人は居らず、
ボランティア優先で泊まる場所も不自由だった。
翌年は一年目の記念式典?に出席した。
その時は大川小学校にも行った。
言葉もない。
あの時から、私は神様はいらっしゃると思うようになったのだろう。
時がたつと記憶も曖昧になるが・・・