田の字の家に暮らす

日々思うこと

草木萌え動く  七十二侯の六侯

2022-03-03 | 今日思ったこと
ドイツの孫の写真が届いた。
セーターの上に甚平の上着を着ている。
便利なのだという。
それで、旧暦で今日から如月。
寒さのために着物をさらに重ねることから「着更着」
という説も有ることを教えてやった。

確認するために「日本のしきたり」という本を見ると
二十四節気の他にさらに細分化された七十二侯というのが有る。
そして、今がその六侯「草木萌え動く」という時だった。
本当にその通り。
今日は、外仕事で出かける用事が有ったので道端で見つけた。
今年初の土筆。

家に帰ってくると、いろんな花が咲いていた。
私は外出が多いので、鉢植えは買わない事にしている。
それでも頂き物は増えるばかり。
気に入らないからではないものの、この十年手入れをしていない。
それなのに、けなげに毎年咲いてくれる。

ことしこそは植え替えをしてやらなければ・・・

出たついでに、また本を買ってしまった。
「野草と野菜の薬箱」東条百合子
「神宮館家庭暦」高島易断

春の味覚

2022-03-02 | 今日思ったこと
ようやく春らしい日が増えてきた。
なかなか億劫で庭に出て楽しむことも少なかったが、
今日は久しぶりに庭仕事をした。

その前に犬走を一回り。
雨の日に濡れずに野菜を収穫できるように
犬走りから手の届く範囲を畑にしている。


今日の食材はこの位あれば十分

隠遁生活にもすっかり慣れて、この田の字の家を楽しんでいる。
先日何冊か本を買った。
家に有る本は何度も読み、昔の映画もたくさん観て
そろそろ新しい本を読みたくなったのだ。

仕事は在宅でも出来ることが分かった。
人と接する機会も減って、ボケが進むかと思いきや・・・
案外楽しい毎日で、その心配はいらないようだ。

買った本の中に面白い事が書いてあった。
「肩身が狭い」
という言葉に関して・・・

日本人に多い猫背
この遠因が実は世間様の目だというのだ。

ひとは危機的な状況に直面すると、体を守るために表層の筋肉を鎧のように固める。
日本人は人目を気にするから身体を固くしてしまう。
ある特定の目を気にするなら、その関係を断ってしまえばいい、逃げだせばいい。
ところが日本人は日本人でいる限り、逃げても逃げても逃げきれない、何時までも付きまとってくる恐ろしい視線が有る。
それが「世間様」の目だというのだ。
云々。

この隠遁生活を通じて、心から同感出来た。

外部との接触を最小限にして、物質面ではようやく生きている状態であるが、

人の目を気にせずにいられることで、今までに無いほどの解放感を得ている。

体調は最高!

いろいろな生き方が有った。