わじのおもったこと

ぼちぼち、とりとめもなく思ったことを書いていこうか、と。

東電原発事故賠償のために電気料金値上げ? ふざけるな!!

2011-05-04 20:43:18 | くらし
東京電力が、原発事故損害賠償のため電気料金を値上げ、などという事が報じられている。

まず、原発事故の損害賠償について、弁護士さんがブログで解説している。

仙台 坂野智憲の弁護士日誌
福島原発事故と東電の損害賠償責任 正しい理解と原子力損害賠償紛争審査会の監視を

これによると、東電は無過失・無限の賠償責任を負うようだ。
その賠償のために、電気料金を値上げするということなのだが…

電気料金の決定方法はこのページが詳わかりやすい。
(3tarou's posterous 総括原価方式 from your UberNote Account

電力会社は、発電などにかかった費用=原価に報酬を上乗せして電気料金を計算することが認められている。
電気料金の改定には経済産業大臣の認可が必要だ。

この「費用」に、今回の福島第一原発事故賠償費用を上乗せしよう、
というのが今回「値上げ」ということのようだ。

経済産業大臣が認めなければそれまでだが。
認めなければ、多額の損害賠償を抱えた東京電力の経営破綻ということもあり得るのだろう。

本来想定すべきだった津波や地震の影響も過小評価し、
これだけ大きな事故を引き起こした会社だ。
今後も多くの原発をこの会社の管理下に置くのは非常に不安である。

この際、経済産業大臣はこの料金値上げを認めず、
その結果として東電が経営破綻するのであれば、すればばいい。

もしくは、送電線網を担保として貸し出し、送電線網を自由化する。
そこに自然エネルギーなどを取り込んでいけばいいのではないか。

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4 コメント

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Unknown (atm)
2011-05-05 16:05:28
発電、送配電は分離が必要。だが自然エネルギーを国内で推進するのは頂けない。コストが高い上、設置も含めキャパが無い。予測不可能な発電を蓄積機能なしに系統連携に組み込むのは難しい。従来通り石油石炭に加えて、メタンハイドレードなどのの代替え資源確保を考えた方が良いだろう。

消費地の近くに発電所を置くのが一番効率が良い。そこで日本では設置できない自然エネルギーをキャパのある赤道直下などの海外に設置させてもらい、液化水素にしてタンク船で輸入するというのが、極めて現実的な案であろう。これしき日本に出来ない筈が無く、そこでは雇用さえ生まれるのだから。
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Unknown (わじ)
2011-05-06 22:36:48
送電網についてもスマートグリッド等の導入を検討する必要があるでしょう。
地熱発電をするには国立公園・国定公園法の改正も費用になるでしょう。
また、風力、波力等自然エネルギーの一層の効率化や蓄電機能との組み合わせも必要でしょう。

コストについては、自然エネルギーの中でも高い部類の太陽光でさえ、原子力を下回っているので、いけるでしょう。
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Unknown (atm)
2011-05-07 12:09:28
自然エネルギーを現時点の技術をもって本格的に使うためには、超大規模な土地が必要。日本には最適な設置場所が残念ながら無い。風力だったら、低音騒音や年間を通して風がどのくらい吹くか、太陽光だったら日照率。こればかりはグリッド化しようが改善しない。パネルだって生産にかかる電力や劣化交換を考えると、量産しても現時点でコストに見合って無いのが現状だ。地熱発電は発電量が低いし、地下水への影響がある。潮汐発電なんて、海に水門を作ったらどんな生態影響が出るか諫早湾の例だってありうる。

とにかく原子力を世界的にやめるのなら、革新的な技術が必要で、日本の知力を尽くしてここにお金をかけていくべきだと思う。しかしながら日本の理系人口も研究費も、低下していく一方。先進国の中で最下位のレベルだ。
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Unknown (わじ)
2011-05-07 12:22:43
これまで原子力にかけてきた費用を(今後冷温停止・廃炉までにかかる費用は別として)自然エネルギーにつぎ込んでいく必要があると思う。
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