東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区 水銀混入ごみによる目黒清掃工場1号炉の停止について

2011年02月23日 17時55分32秒 | 東京23区のごみ

東京二十三区清掃一部事務組合HPよりhttp://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/

平成23年2月23日
東京二十三区清掃一部事務組合
■水銀混入ごみによる目黒清掃工場1号炉の停止について
目黒清掃工場において、1号炉排ガス中の水銀濃度が自己管理値※1(0.05mg/m³N)を超えるおそれが生じたため、焼却炉を停止しました。※2
なお、排ガス中の水銀濃度が一時的に自己管理値(0.05mg/m³N)を超えることがあっても、周辺地域に環境汚染や健康被害を生じることはありません。
区民、事業者の皆様におかれましては、適正なごみの出し方に従い排出されるようお願いします。
今後の見通しについては下記のとおりです。

1 停止日時 平成23年 2月22日(火) 16時55分
2 今後の見通し、対応
設備の汚染状況調査(10日間程度を要する見込み)と清掃清掃終了後、再立上げ予定
3 不適正ごみの搬入防止
プラント設備の機能などを脅かす不適正なごみの搬入防止に向けて、更なる搬入物検査の強化と不適正搬入防止検討委員会※3での対策を継続して講じていきます。
詳細は:http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/topics/data/230223-2.pdf

なんということ~
何が原因かわからないが、
あれだけ新聞沙汰になっても、おかまいなしなのか、
なめられているのか、ばかにされているのか、どこかであざ笑われているのか、
故意に分別なしで廃棄されるのか、分別など全く意識せずに廃棄されるのか、
啓発など全く浸透していないのか、ごく一部の人とはいえ、そういう状況が続くと~
それにしてもこうまで清掃工場の脆弱性を暴露してしまっては、
愉快犯、模倣犯が出ないとも限らない。
また昨年の連続停止のようなことにならないことを願うのみ。
「搬入物検査の強化」程度では戒めにもなっていないということなのか
「適正搬入防止検討委員会※」が即刻どのように対応できるか~

23区も事業系ごみの分別指導の徹底、家庭系ごみの「危険ごみ」の取扱について、しっかりと論議してほしい。蛍光灯も電池も、体温計も血圧計も不燃ごみに出してくださいでは、危険という認識もないままに、可燃ごみで出す人も多いのではないか。

水銀体温計や血圧計であれ、東京都の新たな取組のように、製造メーカーに「注意喚起のシール」を貼らせるだけで、果たして、積極的に「水銀回収可能な産廃処理業者」に処理の依頼をどれくらいの持ち主がするだろうか?製造メーカー、販売店が、責任を持って回収する仕組みを作らなければ。そしてなによりも、水銀製品の販売の自粛、新たな製造の禁止が必要。

「水銀混入ごみによる焼却炉の停止」がこうも頻繁に起こるということは、今こそ、焼却依存のごみ処理体制の総点検が必要なのではないか。環境面、財政面、焼却炉停止が長期化した場合のごみの搬入調整、ごみバンカー貯留能力等々~。可燃ごみの主となる「紙類」「生ごみ」を分別収集・資源化すれば、水銀混入ごみの混入は、簡単に阻止できそう。今、全国各地で、生ごみの資源化、紙類の資源化徹底は取り組まれている。23区、各区も、清掃工場頼みにすることなく、積極的な資源化の推進を~(いきつくところはこの繰り返し…)










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