東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区の事業系容器包装プラスチック、2020年度までのリサイクル化を目指して協議23区と清掃一組が協議を本格化(東京五輪のレガシー?)

2018年07月31日 20時42分11秒 | 東京23区のごみ

都政新報「事業系容リプラ/20年度めどにリサイクル化へ/23区と一組が協議本格化」から

 

つい先日、「有明清掃工場の99%は事業系ごみ」なのに、どうしてこうもプラスチックごみが増加し続けているのだ、
23区では、「事業活動に伴って生じた」プラスチック類はいつから「可燃ごみ」扱いとなったのか?
「弁当がら」なども焼却しているのではないか、、とブログを更新したばかり、、、

2006年頃から、23区の検討課題となっていた「弁当がら」、そのまま先送りになっていたと思ったら、
いきなり、、、東京五輪を機に、リサイクル推進による循環型社会の形成を五輪のレガシー

五輪のレガシーって、、、なんなのだ、、、
東京オリンピックはごみをださないとはいっていたが、、、

事業系ごみの削減に取り組むのは大歓迎、
事業系ごみのリサイクルシステムも、ただ集めて焼却による熱回収とか、固形燃料化とかでは恥ずかしい
五輪のレガシー、負の遺産にならないように、、、

プラスチックの統一ルールは、23区では難しいだろう、
現状、23区、ペットボトル、容器包装も、それぞれみんなちがうので、

事業系容リプラ/20年度めどにリサイクル化へ/23区と一組が協議本格化
都政新報  [2018/07/27]
 23区と東京二十三区清掃一部事務組合は、不燃ごみとともに破砕埋め立て処分している事業系容器包装プラスチック(容リプラ)に関し、2020年度までのリサイクル化を目指して協議を本格化させている。東京五輪を機に、リサイクル推進による循環型社会の形成を五輪のレガシーとして残す考えだ。協議ではリサイクル手法や統一ルールの採用などが焦点となる見通しで、区と清掃一組は清掃リサイクル主管課長会などで今年度末にも方向性を固める方針。


参考までに
「弁当がら」の性状調査


23区の事業系ごみ、
東京廃棄物事業協同組合は『現在、事業系一般廃棄物の「不燃ごみ」とされている「弁当がら等」及びこれに付帯する廃プラを、「可燃ごみ」として焼却処分をして欲しい』という要望書(平成18年2月8日付)を東京23区に提出している。そして、家庭系「廃プラスチック」のサーマルリサイクルが23区全体として安定実施に至った段階で検討するということであったが、今現在も、一応はそのまま「不燃ごみ」扱い~

また、東京廃棄物事業協同組合は、その後、東京都の廃棄物審議会などで、『事業所からだされる「雑紙」「プラスチック」をRPF(固形燃料)とする仕組みづくり』の意見を出している。また、事業系少量廃棄物の「東京ルール案」検討など進めていたが~、

事業系の紙類も、是非資源化ルートの拡充を図ってほしいが、
今、プラスチックのルールづくりでそれを言うと、RPF(固形燃料)化などになっては困る、、、
事業系の紙類には、まだまだ資源化可能なものがたくさん含まれている。

 

関連(本ブログ)
中防不燃・粗大ごみ処理施設整備事業計画(素案)説明会に参加した。新施設は埋立ゼロ対応施設にしてほしい~2018年7月24日

「清掃工場等のごみ性状調査(平成28年度)

●不燃ごみのペットボトル調査結果
中防不燃ごみ処理センター ごみ1トン当たりのペットボトル全体本数 28.4本(内1リットル未満飲料用は23.7本)
京浜島不燃ごみ処理センター ごみ1トン当たりのペットボトル全体本数 46.7本(内1リットル未満飲料用は41.3本)

●中防不燃ごみ処理センター弁当ガラの調査結果(湿ベース)
紙類16.59%、厨芥5.95%、木草2%、プラスチック類71.56%、ゴム・皮革0.65、その他0.97、不燃物2.28


重金属等含有量の調査をみると

●不燃ごみ、その他ごみ、弁当がら、破砕ごみ及び不燃分破砕ごみの調査結果
重金属等含有量の調査結果(乾ベース)

④ 総水銀 
重金属含有量はその他ごみが各試料に比べて高い傾向にある。特に、中防その他ごみ(C系)中の可燃物で79mg/kgと高い値あり

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