北九州市は、ごみ処理工場の建て替えの費用に加えて、燃料費や人件費の高騰を受けて、周辺の市や町から受け入れているごみの処理費用を令和7年度から段階的に値上げすることを決めたという~(参考「北九州市 周辺自治体から受け入れのごみ処理費用を値上げへ」)
NHKによると、
各自治体の処理費用は
現在:20,000円/トン(令和5年度:約76,000トン受入)
令和7年度、令和8年度、23,000円/トン(2年間は経過措置)
令和9年度からは25,000円/トンに値上げ
北九州市の「令和6年度一般廃棄物処理実施計画」をみると、、、
「直方市、行橋市、中間市、芦屋町、水巻町、岡垣町、遠賀町及びみやこ町のごみについて、各自治体との協定に基づく品目を処理する。」となっている。
ごみ処理費用、委託費トン当たり2万円払っても、広域処理や自前の焼却工場を維持するよりは安上がりだろうが、、、令和4年度23区のごみ処理原価は 66,223 円/トン (収集運搬:41,731円/トン、処理処分:24,492円/トン)
環境省 『日本の廃棄物処理 令和4年度版』では、
ごみ処理区分別の委託状況(令和4年度実績)
焼却処理の委託は516市町村(県内委託391、県外委託125)、最終処分の委託は953市町村(県内515市町村、県外438市町村)
北九州市の中間処理(焼却等)は、
新門司工場 (シャフト式ガス化溶融炉)720トン/日 平成19年3月竣工
日明工場 (ストーカー式)600トン/日 平成3年3月竣工
皇后崎工場 (ストーカー式) 810トン/日 平成10年6月竣工
そして、
2025年3月完成予定の「新日明工場整備運営事業(PFI事業)」
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