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東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
   ~ごみ問題の覚え書きとして~

室蘭市 4月から「プラスチック製容器包装の分別収集を廃止」分別せず燃やせるごみに、「ごみ処理手数料の改定」1リットル当たり2円から3円に、、

2022年03月03日 09時04分23秒 | プラ・容器包装

室蘭市「広報むろらん 2022年3月」から

 

室蘭市の ごみ・資源物の収集
4月から大きく変わる、、、、

●プラスチック製容器包装の分別収集を廃止
 家庭では分別せず「燃やせるごみ」で焼却処理、、、、
●ごみ処理手数料の改定
1リットル当たり2円から3円に、、


財政難解消となるかどうかも疑問だが、、、

本当にごみ減量になるとは思えない、、、
いろいろ諸事情もあるのだろうが、


室蘭市ごみ処理・リサイクル事業あり方検討委員会」でごみ袋料金値上げやプラスチック製容器包装の分別収集を廃止の方針は出されていたようだが、、本当にこでれいくのだ、、

いまや、どこの自治体でもごみ減量のための方策はいろいろ論じられる。ましてや「プラスチック資源循環促進法」施行以降、あらたにプラスチック製容器包装や製品プラスチックの分別収集を開始する自治体もぽつぽつ増えてきている~

室蘭市は「プラスチック資源循環促進法」に真っ向から対立する方針を決定したわけだが、、、「プラスチック製容器包装」の分別収集を廃止する自治体の言い分は、負担ばかりで大きくて、結局はケミカルリサイクルでは焼却と変わらないと堂々と分別廃止、焼却へと、、やはり自治体にとっての容リプラは経費負担は大きい。その後のごみ量変化など後追いはしていないな、、、

室蘭市のごみや資源の処理経費、
あたらしいごみ処理施設の建設にも多額の経費はかかる、、
現在稼働中の焼却施設もいろいろ問題多かった、
プラスチックごみが増えることで何事もなければいいが、

この先、どうなるのやら~

 

関連(本ブログ)
 室蘭市がごみ袋料金を値上げへ 来春から1.5倍の方針2021年04月16日 

室蘭市、来年3月末でプラスチック製容器包装の分別収集を廃止し、すべて焼却処理する方針?2021年02月25日

日鉄エンジグループ 西いぶり広域連合 新中間処理施設整備・運営事業受注(330億9000万円(税抜き))<ストーカ式焼却炉> 2020年12月02日 

西いぶり広域連合(室蘭)の新ごみ処理施設 建設・運営は日鉄グループが落札<330億9千万円(税抜き)>2020年08月19日



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【特集】室蘭市のごみ処理事情

室蘭市のごみ量とごみ処理費用

室蘭市の令和元年度のごみ量は全体で32,552トン(前年比839トン増)でした。

内訳は家庭系が15,947トン(前年比130トン減)、事業系が16,605トン(前年比969トン増)となっており、数年前と比較すると人口減少とともにごみの量も減少傾向にあります。

一方、処理費用はというと、収集運搬と処分費用を合わせて約7億8千万円となっており、平成27年度と比較すると約3千万円増加しています。

これは、ごみ処理施設の保守管理費用などの増加によるもので、費用を抑えるためにはごみの排出量を減らすことが必要になります。

ごみ量と処理費用の推移

ごみ排出量の目標と実績

平成28年3月に策定した『室蘭市一般廃棄物処理基本計画』(以下、「基本計画」)では、令和元年度のごみ排出量目標値(一人1日あたりのごみ量)を以下のとおり定めており、令和元年度の実績との比較は下の表のとおりです。

ごみ排出量の目標値と実績値(一人1日あたり)

区分 平成26年度
実績値
令和元年度
目標値
令和元年度
実績値
目標値
との差
家庭系ごみ

533グラム

479グラム

530グラム

51グラム増
事業系ごみ

495グラム

445グラム

552グラム

107グラム増
資源ごみ
(集団回収を含む)

145グラム

160グラム

144グラム

16グラム減
合計

1,173グラム

1,084グラム

1,226グラム

142グラム増
  • 令和元年度目標値:平成26年度実績からそれぞれ10パーセント増減させた値

 

基本計画とのかい離

室蘭市全体のごみ量は人口減少とともに減少傾向にありますが、一人1日あたりのごみ量は平成26年度と比較しても減っていません。

基本計画では平成28年度以降、徐々にごみを減らしていくことを想定していました。

そのため、目標値と実績値とのかい離が年々大きくなってしまっており、多額の財政負担が生じています。

また、収集作業員の負担が増加し、収集業務体制の維持も課題となっています。

家庭系ごみ量の推移

ごみ減量・リサイクルの推進

ごみ処理・リサイクル事業の課題

室蘭市が抱えるごみ処理・リサイクル事業の課題は大きく3点あります。

  1. ごみ処理費用の増加
    ごみの排出量が年々減少する一方で、ごみ処理施設の保守管理費用などの増加によりごみ処理費用が増加している。
  2. ごみ減量・リサイクルの停滞
    市民一人あたりのごみの排出量が想定よりも減っていないことに加え、リサイクル可能な資源物がごみとして排出されリサイクルが進んでいないことなどから、基本計画の目標値を達成できていない。
  3. 収集業務体制維持の不安
    休日が少ないなどの理由から若年者の収集作業員が定着せず、将来的な収集業務体制の維持に不安を抱えている。また、ごみステーションの数が年々増加し、収集作業員の負担が増えている。

ごみ処理・リサイクル事業のあり方を検討

室蘭市が抱えるごみ処理・リサイクル事業の課題の解決に向けて、学識経験者や民間諸団体の代表、市民公募からなる「室蘭市ごみ処理・リサイクル事業あり方検討委員会」を令和元年度に設置し、これからのごみ処理・リサイクル事業のあり方を検討しています。

室蘭市ごみ処理・リサイクル事業あり方検討委員会のページへ

 

課題解決に向けて一人一人ができること~5Rの取り組み~

ごみの減量に取り組むために5R(ごあーる)を心がけましょう。

以下の1~5は、ごみ減量のための優先順位を表しています。

  1. リフューズ(Refuse):拒否
    ごみの発生原因を減らす⇒ごみになるものを買わない・もらわない…など
  2. リデュース(Reduce):排出抑制
    ごみの排出量を減らす⇒水切りして減量、詰め替え商品の活用…など
  3. リユース(Reuse):再使用
    繰り返し使う⇒リターナブル容器の活用…など
  4. リペア(Repair):修理
    修理して長く使う⇒破れた衣類を裁縫する…など
  5. リサイクル(Recycle):再生利用
    資源として再び利用する⇒資源として分別する…など

5Rと合わせて心がけてほしいこと

  1. 食品ロスを削減しましょう
    「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられているもったいない食べ物のことです。
    世界的にもその多さが問題で、市の調査では家庭から出される燃やせるごみの約2割(年間約2,400トン)が食品ロスという結果でした。食品ロスの削減が目標達成の近道です。
  2. 燃やせないごみの中に資源が…
    市の調査では、家庭から出される燃やせないごみに、空き缶などの資源物が約2割(年間約400トン)、小型家電が約1割(年間約300トン)含まれていました。
    どちらも市で無料回収しています。資源ステーションや小型家電回収ボックスを利用しましょう。

ごみ減量の実践例~目標は一人1日100グラム減量!~

一人一人がごみの減量を意識することで、市が抱える課題の解決に繋がります。

ごみ減量のための実践例をご紹介しますので、今日からごみの減量に取り組みましょう。

目標は「一人1日100グラム減量!」です。

今日からできる!ごみ減量実践例

  • マイボトルやエコバッグを使う
  • 過剰な包装を断る
  • 詰め替え用の商品を使う
  • 食材を買いすぎない、作りすぎない
  • 料理を残さず食べきる
  • 生ごみの水切りをする
  • リサイクルを心がける

 

 

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