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西いぶり広域連合(室蘭)の新ごみ処理施設 建設・運営は日鉄グループが落札<330億9千万円(税抜き)>

2020年08月19日 16時06分22秒 | 中間処理施設等

西いぶり広域連合の新ごみ処理施設は、日鉄グループが落札したようだ~
総合評価一般競争入札で、日鉄グループ1社のみが参加

最近のプラントメーカー、総合評価一般競争入札となってからは、競争を止めたのか、1者入札が多すぎる。様子見で、順繰りに入札参加なのか、競争のなさは恐ろしい結果となる、価格もほぼ予定価格通り、、相談しなければ談合にもならない、暗黙の了解の調整なのか???

 

日鉄グループ落札、新ごみ処理施設建設・運営 西いぶり広域連合【室蘭】
hokkaido-nl.jp 2020年8月19日
 老朽化した現施設に代わる新ごみ処理施設の建設を敷地内で予定している西いぶり広域連合(3市3町、連合長・青山剛室蘭市長)は18日、広域連合議会の総務常任委員会を開き、建設と運営の落札業者を日鉄エンジニアリング(東京)など7社からなるグループに決定した、と報告した。11月の広域連合議会で工事の議決を経て本契約を結び、12月から基本設計に着手、2024年(令和6年)10月の利用開始を目指す。...


現施設はキルン式ガス化溶融炉で、いろいろ問題が多かった、、
キルン式はもう懲り懲りだろうが、、、入札公告での処理方式は「ストーカ方式、シャフト炉式ガス化溶融方式又は流動床式ガス化溶融方式のいずれかの方式とする。」だったので、、北海道PCBのように、地元企業優先とかで、新日鉄のシャフト炉を指定するのだろうかと、うがった見方をしていたが、、、(あるいみ、室蘭市のパワーは強烈なので、、、、)

北海道新聞の「日鉄グループ落札」をみて、やはりな~なんて思っていたが、、、
なんと、記事を読み進むと、
新施設は「同じ轍踏まず教訓を生かせ」となっていて、、
それでも、日鉄グループなので、シャフト炉かと思いきや、なんと、なんと、ストーカー炉ですって!!
びくりした、、、ドイツのフィジア・バブコック・エンヴァイラメント(FBE)のかな、、
日鉄エンジニアリングは国内でのストーカー炉の実績はあったか?

追記(2020年12月2日)
●日鉄エンジニアリングのストーカ式焼却炉の燃焼技術は「当社グループのSBENG社(Steinmüller Babcock Environment GmbH)では、50年以上にわたり、世界50ヵ国、約500基のストーカ式焼却炉の納入実績があり、世界最高水準の燃焼技術を保有しております。」と、、、

 

西いぶり広域連合
さすがに、ガス化溶融炉にはもう懲りたのだろう、、

 

西いぶり広域連合

落札者の決定及び公表について

2020年8月18日 
落札者の決定及び公表について 

  令和2年2月27日に入札公告しました「西いぶり広域連合新中間処理施設整備・運営事業」について、総合評価一般競争入札の結果、下記のとおり落札者を決定しましたので公表いたします。

落札者の決定について(PDF:85KB)

日鉄エンジニアリンググループ
落札金額
落札金額 33,090,000,000円
内 訳
設計・建設業務
19,487,000,000円
運営・維持管理業務 13,603,000,000円
※上記のいずれの金額も、消費税及び地方消費税を含まない。


追記 2020年9月16日

審査講評の公表について 

  本事業では、西いぶり広域連合新中間処理施設整備・運営事業者選定委員会が審査及び評価を行った

結果を基に、令和2年8月18日に落札者を決定しました。

  この度、委員会による評価の結果等について、審査講評として取りまとめましたので、公表いたします。

西いぶり広域連合新中間処理施設整備・運営事業_審査講評(PDF:689KB)

 

 


 

■ 欧州で存在感を放つ日本企業ごみ処理プラントの新勢力図
ダイヤモンド・オンライン 2014/06/06
 ドイツの有力企業の買収により、いきなり欧州市場で主役級に躍り出た新日鉄住金エンジニアリング。それが導火線となって、ごみ処理プラントの欧州の勢力図は塗り替わろうとしている。技術力で世界の先頭集団に入る日本メーカーの動向を探った。(「週刊ダイヤモンド」編集部 池冨 仁)
 新日鉄住金エンジニアリングは、3月24日にドイツのフィジア・バブコック・エンヴァイラメント(FBE)の全株式を、親会社のイタリアの大手ゼネコンから約190億円で取得すると電撃発表した。
 これまで、国内が中心だった新日鉄住金エンジニアリングだが、欧州でトップ集団に入る環境プラント・エンジニアリング会社のM&Aに乗り出したことにより、欧州での「ごみ処理プラント」の競争がヒートアップしてきた。 ...続きは~

☆ダイヤモンド・オンライン「欧州で存在感を放つ日本企業ごみ処理プラントの新勢力図」より転載

 


 

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