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入札公告 平成28年度大熊町における廃棄物処理業務(減容化処理)焼却能力200トン/日

2016年04月03日 19時07分15秒 | 放射性廃棄物など

日刊建設通信新聞の「中間貯蔵施設/本体初弾3件公告/環境省 土壌貯蔵と廃棄物処理」によると、『中間貯蔵施設(福島県大熊、双葉両町)の本体施設工事・業務の初弾とな る、「2016年度中間貯蔵施設の土壌貯蔵施設等工事(双葉町)」と「同(大熊町)」「16年度大熊町における廃棄物処理業務(減容化処理)」の3件を公 告する。土壌貯蔵施設等工事の2件はWTO(世界貿易機関)対象の施工体制確認型総合評価落札方式(標準型)一般競争入札を採用。』とのこと、、

焼却対象ごみの表面線量率が13マイクロシーベルト/hだと、
どれくらいの放射性物質濃度なんだろうか?

中間貯蔵施設の本体工事と同じ時期に大熊町の仮設焼却炉の入札公告だが、、、
これは福島全体の中間貯蔵施設に入る廃棄物の焼却と言うことではないのだろう。

なにしろ、中間貯蔵施設に入れる廃棄物は10万Bq/kg以上の廃棄物、
10万Bq/kg以下の廃棄物は福島エコテックに埋立、
そして、せんじつ、「中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会」で、中間貯蔵施設に入れる廃棄物を9割削減するために、さまざまな技術を屈指して、セシウム濃度を下げていくという。そして8000Bq/kg以下の除染土は公共事業に再利用させる方針をだしたところ~ その技術開発や実証事業などは、今後、別途、あちこちで始まるのだろう~

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福島環境再生事務所
入札公告

 

平成28年度中間貯蔵に係る保管場設置等工事(大熊町)

1 競争入札に付する事項

(1) 業  務 平成28年度大熊町における廃棄物処理業務(減容化処理)
(2) 業務内容 入札説明書による。
(3) 履行期間 契約締結の日から平成34年3月31日まで
(4) 納入場所 入札説明書による。
(5) 入札方法 本案件は、電子入札方式で行う総合評価落札方式の入札である。

添付資料

 

 

要求水準書等[PDF 6.6 MB]」から抜粋

 第2節 計画主要目
1.業務の対象となる廃棄物
1)処理対象物の量 
  226,150t (推定量であり、変更となる可能性がある。


2)処理対象物の種類

処理対象物の種類と内訳は、以下のとおり想定している。処理対象物は、原則として仮置場等で選別された後に、フレキシブルコンテナ又は大型土のう(以下「フレキシブルコンテナ等」という。)に入れられた状態で保管されている。長尺物は基本的に裁断されフレキシブルコンテナ等に入れられているが、一部は仮設処理施設において破砕が必要な状態である。

 

4)処理対象物の放射性物質濃度
処理対象物の放射性物質濃度(推定値)は表1-5のとおりである。また、処理対象物の表面線量率は表1-6のとおりである。


第 3 編 仮設処理施設の設計・施工業務に関する要件

仮設処理施設は、処理対象物を適正に処理し、公害を発生させない施設とする。

第1章 共通仕様
第1節 主要設備方式
1.炉数(系列)
炉数は、1炉又は2炉構成とする。ただし、2炉構成の場合は2系列とすること。

2.炉形式
以下に示すいずれかの方式とすること。
1)焼却方式の場合:ストーカ式、流動床式又は回転炉式
2)ガス化溶融方式の場合:シャフト式又は流動床式

3.処理能力
指定ごみ質(低質~高質1)の範囲内において200t/日(200t/日×1炉又は100t/日×2炉)
の能力を有すること。

4.燃焼ガス冷却方式
水噴射式とすること。

5.稼働時間
1 日当たり24 時間連続運転とすること。

6.運転方式
仮設処理施設は連続運転方式とする。
仮設処理施設は、90 日以上にわたり、連続運転が行えるように計画すること。

 

第2節 施設配置
7.仮設灰保管施設
仮設灰保管施設は、仮設焼却施設から搬出された焼却灰、不燃物、溶融スラグ、ばいじん等を
保管するためのものである。放射性物質による周囲への影響を十分考慮した面積を確保すること。
放射線を遮へいするため、ばいじん及び10 万Bq/kg を超える焼却灰を保管する施設の外周には放
射線を遮へいするための厚さ25cm 以上、高さ4.0m 以上のコンクリート壁を設置すること。

 

入 札 説 明 書
平成 2 8 年度 大熊町 における 廃棄物 処理 業務 (減容化処理)


1  件名

     平成28年度大熊町における廃棄物処理業務(減容化処理)
2  入札(開札)日時・場所
     日時:平成28年5月20日(金)10:30
     場所:福島環境再生事務所南庁舎 入札室

 

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