東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

【多摩地域ごみ実態調査 2023(令和5)年度統計】総ごみ量は1,001,075t、1人1日当たりのごみ量は644.0g、家庭ごみ有料化、事業系ごみ搬入手数料など~

2024年09月17日 09時05分21秒 | ごみ全般/環境政策

多摩地域ごみ実態調査「ごみの流れフロー図」から

 
多摩地域の「多摩地域ごみ実態調査 2023(令和5)年度統計」が8月27日に公表されていた~
いつも都政新報の記事を見てから気がつく、、、

都政新報の言うところの「1人1日当たりのごみ量は初めて700グラムを下回った」というのは、、、

 


さっそく気になるデータを取り出してみた~

1-1 ごみ量
●令和5年度の 総ごみ量 は約33,265t減の 1,001,075t
●可燃ごみが68.5%、不燃ごみが4.5%、資源ごみが23.7%
●1人1日当たりのごみ量は644.0g
●収集ごみが83.9%、持込ごみが16.1%

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1-2 ごみ組成

●可燃ごみの約4割が紙類・繊維(乾ベース)
紙類・繊維が最も多く44.4%、プラスチック・ゴム・皮革22.9%、厨芥15.2%、木・草9.8%、その他可燃物6.3%、その他不燃物1.4%
●不燃ごみの約4割がプラスチック類(湿ベース)
プラスチック類が最も大きく38.0%、金属18.7%、ガラス15.0%



1-3 処分量
最終処分量は焼却残灰の963t
●総ごみ量の74.0%を焼却、25.3%を資源化
●最終処分量は963t、1人1日当たり0.6g

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2-1 施策別資源化の状況

●総資源化量は383,756t、1人1日当たり246.9g
●資源ごみからの資源化量59.0%、収集後資源化量27.0%、集団回収量14.0%
●総資源化率は36.4%,ごみ資源化率は33.0%


2-2 資源化量(ごみ資源化量)

●ごみ資源化量は年間330,084t 1人1日当たりで212.3g/人日
●品目別では紙・布類・紙パックが38.1%、エコセメント化20.6%、ガラス類が8.4%、鉄・アルミ類が8.3%


2-3 資源ごみ

●資源ごみからの資源化量は年間226,493t
 1人1日当たり145.7g/人日
●品目別では紙・布類・紙パックが55.6%、ガラス類が12.1%、
鉄・アルミ類が5.0%


2-4 収集後資源化

●収集後資源化量は103,591t
●品目別では、エコセメント化が65.6%、鉄・アルミ類が15.6%



2-5 集団回収

●集団回収量は、年間総量53,672t
 1人1日当たり34.5g/人日
●紙類・布類・紙パックが95.3%


3-1 ごみ処理手数料

●家庭系の一般ごみは、29市町村で有料収集
家庭ごみ(粗大ごみ除く)の有料化を実施していないのは檜原村のみとなった
武蔵村山市は2022年10月1日から有料化導入

●粗大ごみは、多摩地域全市町村で有料収集


●家庭ごみ処理手数料(2024年6月1日現在)

●多摩地域 家庭系ごみ・ごみ処理手数料 容器包装プラスチックなどは無料収集の市も多いが、有料の市もあり、、注釈いろいろ 詳細は ↓ ↓ 


●事業系ごみ搬入手数料(2023年6月1日現在)

多摩地域の持込ごみ搬入手数料は他の市町村と比較してかなり高めである~
しかし、これまでキロ当たり55円だった小金井市が42円となり、国分寺市・国立市はそれぞれ35円・30円から42円に統一したようだ。これは、「
日野・国分寺・小金井3市の可燃ごみの新処理施設」が本格稼働したからだろう~ 
小平市、東大和市も、24円、25円から40円に改定、、概ね、30円・40円台に横並びとなった~

23区の事業系ごみ搬入手数料は17.5円/Kg


多摩地域、事業系ごみ・ごみ処理手数料 注釈いろいろあるので詳細は ↓ ↓



 

詳細は「多摩地域ごみ実態調査 2023(令和5)年度統計」へ 

 


 

多摩地域のごみ減量や資源化率は全国的にみてもトップクラス、、、

関連(本ブログ)
【東京都】一般廃棄物処理実態調査結果(令和4年度) 東京都全体で1人1日当たりのごみ排出量は821グラム、23区分は871グラム 2024年04月20日 

●市区町村別の1人1日当たりのごみ排出量(令和4年度)(並び替え)
23区と島しょが東京都全体平均の足かせと、、、、
それでも多摩地域が頑張ってくれて、、821/人日
日野、小金井、東大和とすばらしい!!


 

参考までに、、、
全国的にみても、軒並み多摩地域が上位を占めている

参考までに、、、

一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和4年度)について」から抜粋

6.3Rの取組上位市町村

人口10万人以上50万人未満のベストテン8市が東京、

 

 

 

 

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