
古紙再生促進センター「 年間古紙統計(紙・板紙生産・払出概況)」から作成
ほんとうに、印刷用紙の需要は激減、、、
日本製紙は、印刷用紙の主力拠点である石巻工場の最大の生産設備を2022年5月末に停止すると発表。2023年度後半を目処に家庭紙事業への展開を図るようだ~(参考「印刷用紙の拠点、最大設備停止へ 日本製紙石巻工場 /宮城」)
この先、印刷用紙の需要は見込めないとして、、、
家庭紙、いわゆるトイレットペーパーなど衛生紙の需給バランスがどうなるか気になる、、
主に大手はバージンパルプトレペ、中小は再生紙トレペ、そして輸入製品も多い、、
大手製紙メーカーも採算性の問題もあろうが、あまりにも規模縮小をしすぎると、、、
近年の豪雨被害や大災害時の地域での生産停止のように、、今に、新聞紙や紙の不足事態も起きるかも、、、、、
日本製紙、続々と生産終了や設備の再編が進む、、、
日本製紙釧路工場 紙・パルプ事業撤退
2021年8月に生産を終了、同9月に設備を停機。
今回、生産を停止する抄紙機
系列の北上製紙も2018年7月に工場閉鎖をした。
日本製紙グループ、2018年に発表した「洋紙事業における生産体制の再編成」では、石巻工場は含まれていなかった。釧路工場も8号抄紙機のみだった、、
ニュースリリース石巻工場における事業構造転換について
日本製紙株式会社 2021年05月14日
日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、社長:野沢 徹)は、洋紙事業の主力工場である石巻工場(宮城県石巻市)において、塗工紙の生産設備であるN6号抄紙機を2022年5月末に停機することを決定いたしました。また、2023年度後半を目処に家庭紙事業への展開を図ることを前提に、同工場の事業構造転換を図ります。
N6号抄紙機は、当社最大級の塗工紙生産設備として2007年11月に稼働後、これまでお客様に高品質の製品供給を続けてきましたが、塗工紙を含む印刷用紙の需要は、少子化やデジタル化の進展に伴う構造的な減少に加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴う生活様式の変化により、今後も大きく回復することがないまま、減少傾向を継続していくものと見込まれます。
当社は、本日公表した2030ビジョンにおいて『成長事業への経営資源のシフト』を強力に推進してまいります。その取り組みのひとつとして、N6号抄紙機の停機によって生じる生産設備の余力や人材を、成長事業である生活関連事業で活用してまいります。
また、今回停機するN6号抄紙機で生産している製品については、石巻工場他、当社での生産を継続します。お客様をはじめ関係する皆様にご不便をおかけすることのないよう万全を期して参りますので、引き続き当社製品へのご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【石巻工場N6号抄紙機の概要】
生産能力(千トン/年) |
品種 |
停機時期(予定) |
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石巻工場 N6号抄紙機 | 271 | 軽量コート紙、微塗工紙 | 2022年5月末 |
以 上