久し振りに、ふじ子さんがうさぎ雛を縫ってくれました。

石巻で被災し現在練馬の親族と暮らしている91歳ふじ子さんの手縫いうさぎ雛。
正直に言えば、縫い目が揃っていないところがあったり、お雛さまの顔もそれぞれなのですが、生地の色合せなんかは、ふじ子さんの明るさがそっくり出ていて、見ていると和みます。
ふじ子さんとの出会いは、人が持って来てくれた出会い。
震災で何もかも無くした後に、ご親戚を頼って移転してきた練馬で、友達がいる訳でもなし、同い年の友達がすぐに出来るでもなし、手慰みに手元にあった生地で針仕事をしているのを知った主婦ボランティアの方が、何件も断られた後、環に話を持ってきてくれました。
ふじ子さんの年齢では、働いて収入を得ることも簡単ではないし、売り物になるものがあれば売り、そのお金で生地をまた買い、そういう循環が出来たらいいなと思ったと、ボランティアの方が言うのを聞いて、うさぎ雛ならばと取り扱うようになりました。
今まで、数は多くはないですが、自分のためにお求めになった方、女児出産のお祝いに贈られた方がいらっしゃいます。
ふじ子さんにあやかって、難を逃れ、健康で長生きできるようにと願いを込めて。
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(色違いがもう一組あります
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