リトルパイン音楽の館

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Basia / Astrud

2009-09-23 18:01:15 | 洋楽
Basia "Astrud" 1987

マット・ビアンコのヴォーカル、その後ソロとして活躍するバーシアの1曲。
この曲をはじめて聴いたのはTVの深夜映画だった、映画の中で流れていたんじゃなく、放映される映画の最初と最後の解説の時にBGMとして流れていた曲だった。
いい曲だなぁ~と思いながら普通はそのまま曲名などわからず終わるのが多いのだけど、その解説はちゃんとテロップが入っていた『Astrud / Basia』それで素敵な1曲に僕は出会えたのだ。
その深夜映画の解説もとても洗練された文章だった、放送業界で生きている人のいかにも頭のよい、とても僕なんかが太刀打ちできそうにない解説だった、少しでもその領域に僕が到達できればここでの文章も、もう少しカッコよくなるのだろうけど未だに上手くないんだなぁ~

バーシアが歌う「アストラッド」、アストラッドとはボサノバで著名な歌手「アストラッド・ジルベルト」のことで、ジャズアルバム「ゲッツ/ジルベルト」で彼女が歌った「イパネマの娘」が64年7月18日付のビルボードで全米5位を記録、その年のグラミー賞でも同曲は年間最優秀レコード賞と年間最優秀アルバム賞の2冠を獲得する大ヒットとなり一躍彼女を有名にしました。
この「ゲッツ/ジルベルト」は当時流行し始めたばかりのボサノバという楽曲を大きく一般に知らしめる重要なアルバムとなった、ここでスタン・ゲッツと一緒にクレジットされているジルベルトは、アストラットのことではなく、彼女が1959年に結婚したジョアン・ジルベルトのことでこのヒットが生まれるまでアストラットはプロ歌手として活動していたわけではなかったのです。
Astrud Gilberto -The Girl From Ipanema

この貼り付けではアストラットのソロになっていますが「ゲッツ/ジルベルト」では夫唱婦随、ジョアンがポルトガル語で歌いジルベルトが英語で歌うという面白いデュエット作品になっています。

最後に僕が特に好きなボサノバ歌手を歌った歌がもう1曲あるんです、それはマイケル・フランクスが歌っている「アントニオの歌」、かなりのヒット曲なので知っている人は多いでしょうが、この曲で歌われているアントニオとは「アントニオ・カルロス・ジョビン」のことでボサノバ界ではもう重鎮といえるくらいの人、もちろん先ほどの「ゲッツ/ジルベルト」にも共演してます。


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