ポール・サイモン

ポール・サイモンのベストアルバムが０４年１２月８日に発売されている。

昨年はＳ＆Ｇの復活にともない、テレビ上でもあの伝説のセントラルパーク・コンサートの模様がたびたび流されている。

Ｓ＆Ｇは、僕も含めてアコギ弾きの憧れであった、といってもいいのではないだろうか？あの「アンジー」を弾きこなしたくて、ギター譜にかじりついて練習したが、ついに弾けないまま終わってしまった苦い経験がある。
後年、あるミュージシャン のラジオ番組で、彼等がいかに難易度の高いテクニックを用いていたかを聞かされて、妙に納得したが、まだマスターしたいという気持ちは残っている。

今回のアルバムは「母と子の絆」「僕とフリオと校庭で」「恋人と別れる５０の方法」などポール・サイモンの超定番はもちろんのこと、５曲を入れたライブＣＤとの２枚組であるが、僕自身が残念なのはワーナーブラザースからの発売であるのに、Ｓ＆Ｇのソニー時代と同じく、ライブ音源としてしか収録されてない曲がある点だ。
２枚目の２５分間の収録であるライブＣＤで、時間的な短さや、「明日に架ける橋」等はアルバム価格が３千円を切っていることからがまんするとしても、個人的に「ダンカンの歌」がオリジナルに収録されずライブ音源のみは許せない気がした。
これはフリートウッド・マックのベストが出た時もそうであった。楽曲の版権問題もあるのだろうができるだけオリジナルを網羅してもらいたいものだ。


◇MUSIC DATA
ポール・サイモン／ベスト・コレクション
WPCR-11991/2 ワーナー・ブラザース
04/12/08発売 2835(taxin)
２枚組 全24曲