あるプロの方が左利きで、
「やはり右利き優位社会で、
左利きには不便だったり、
右手でしないといけないことも多くて、
右利きさんより努力や応用が必要なことが多いけど、
あるときから、
『不利ではなく、人のしない経験ができてラッキーだ』
と思えるようになった」
と言われました。
そして、
「いつからか、左利きなのに、同じ事を右手でしてみると
意外に簡単にできるようになっていた!」とも言われました。
その話を聞いて、ハッと共感したのですが、
着付け教室をしていて、
帯結びをするのに、
私は自装の時は、右巻で生徒さんにも指導していましたが、
ある時、帯の柄を活かすために左巻で指導しないといけないとき、
始めて左右逆の手順をしてみたのに、
今まで通りすらすら巻いて締めることができました。
正直、簡単にできてびっくりしました。
お箸を左右持ち替えて食べようにも絶対使えないし、
文字も左右手を変えると、まったく書けないのに、
着付けの手業は、すらすらできることに自分が驚いたのを思い出して、
何が違うのかなと考えたら、
右利きとして物心ついたときから、当たり前にできていたことと、
練習してできるようになったことの違いだなと思いました。
練習して、脳に刻み込んだので、
左右を逆にしたときは、
刻んだ脳が応用を利かせてくれたのだと思います。
脳のしくみがちゃんとできているのだとすれば、
プロの方が言われた
「不利ではなく、ラッキー」というのは正解ですよね。
だから、努力は報われるというのは、ありですよね。
婚活において、自分は不利だと思うことは、
努力でラッキーを引き寄せることができるということですね。