VOCE松山市・愛媛の恋愛&結婚♪ラブ☆テクノロジーノート

ヴォーチェは愛媛の幸せを実感できる結婚を支援して23年目。出会い・婚活、今日も何かが起こっています!

ある女性会員さんとの会話

2009年05月07日 | 結婚 松山
先日、ある女性会員さんが、こんなことをお話されました。

「入会して約2年、早く結婚をと思う反面、

今、仕事もやりがいがあるし、趣味ももう少し頑張りたいし、

そうしてると、婚活がおろそかになっているようで、

これでいいのかなと思ってしまう・・・。」

彼女は、2年前の入会の時より、

今の方が、活き活きしていて、大変なこともあるけど楽しそうに見えます。

そのとき私は、「活き活きしているから、今のままでいいと思いますよ!」

「明るく楽しくしていると、その雰囲気がいい出会いにつながると思いますよ」と

お話しました。

でも、なんとなく、ぼんやりとした答えで、

きっと腑に落ちていないのではないかと気になっていました。


先日の結婚式出席の道中で、

十何年ぶりに村上春樹さんの「ノルウェイの森」を読み返してみました。

その中で、主人公の寮の先輩「永沢さん」との会話を読んだ時、

“あっこれだ!”と思いました。

主人公が「ねぇ、永沢さん。あなたの人生の行動規範って

いったいどんなものなんですか?」とたずねた返事が、

「紳士であることだ」

「紳士であることって、どういうことなんですか?

もし定義があるなら教えてもらえませんか」

『自分がやりたいことをやるのではなく、やるべき事をやるのが紳士だ』

・・・・・・・

人それぞれ、やりたいこと・やるべきことは、違いますね。

自分にとって、やりたいことを自由にやれることは幸せなことだと思いますが、

時にそれは、やるべきことを見過ごしたり、避けていたりする・・・。

結婚して家庭を築くということは、

自分のためだけだった、時間や部屋やお金が、

他人との共同・共有になって、やりたいことを優先できなくなります。

まず家族として、やるべき事をして、やりたいことができる生活が・・・結婚生活です。

独身のうちに、『やりたいこと』と『やるべきこと』の判断と実行ができるように

訓練しておくことも、婚活の一つではないかと思いました。


誤解のないように、書き添えますが、

やるべき事があるために、やりたいことが出来にくいという結婚生活なら、

いっそ、結婚しない方が、時間も家もお金も自分の自由になるのでは・・・と

思った方もいらっしゃるかもしれません。が、

結婚の良さは、やるべきことをやって、相手が喜んでくれたり、

応援してくれたり、疲れたときは、癒してくれたり、という

相手がいないと味わえない感動や幸せがいっぱい帰ってくるということだと思います。


先日の女性会員さんが、このブログを読んでくださって、

また意見交換できたらなと思っています。


コメント (4)
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