ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

音楽のオイリュトミーと文字のオイリュトミー

2018-10-11 00:02:03 | 講座・レッスン
10/8の夜は芸能花伝社にて
オイリュトミーの講座がありました。

今回のテーマは

音楽のオイリュトミーと文字のオイリュトミー


講師は前回と同じく
宇佐美陽一先生です。


ベートーヴェンの
ich liebe dich
の冒頭八小節の部分だけ

最初は歌詞の母音にフォーカスを当てて
部分的に子音も
オイリュトミーで表現して
動いてみました。


母音毎に

aの型
eの型
iの型
oの型
uの型

が決まっています。


aの母音は角度、広がり、開放。
iの母音は直線、突き進む強さ。
uは平行。
eは交差。
oは円、包みこむ、抱く。

母音のイメージも
声を出すのにつながる気がしました。


ちなみに二重母音や子音も
動きや型が決まっています。
全てを教えていただいた訳ではないし
教えていただいたもの全てを
覚えた訳ではありませんが
文字のオイリュトミーは
私にとってはとても面白かったです。


後半は音楽のオイリュトミー。
ドレミファソラシドにも
オイリュトミーの型があり、
一度、二度、三度、と音程にも
オイリュトミーの型があり。


最初の二つが6度音程で
その感激具合が半端なくて。
この歌ってそんなに熱い歌だったんだな、と
再発見しました。


音楽のオイリュトミーと文字のオイリュトミーは
同時には出来ないという事なのですが、歌うに当たって、それぞれのアプローチ、またはほんの少し母音や子音、音程など部分的にオイリュトミーの型をイメージすると音楽の流れがよくなり、何より止まらずに動いている感じがします。



まだ何も分かってないに等しい段階ですが、
宇佐美先生の身体の動きや
周りの空気の動く様を見ていると
素敵だなあ、と単純に見惚れてしまいました。



舞台芸術は全て繋がっている


生きている事、全ての活動が
演奏に繋がっている


自分自身が演奏に反映される


だからこそ、いろんな角度から
歌うということを見つめて
自分のものにしていきたいと思います。



誰か、ドイツに行く人、
この本売っていたらお土産に
買ってきてください❣️

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