ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

日本歌曲を身体におとしていく作業

2018-03-13 01:33:53 | 稽古日記
日本歌曲振興波の会 スプリングコンサートまであと3日になりました。


本番前になると
この歌い方でいいのか?
この表現でいいのか?
もっといい声でないといけないのではないか?
などなど
いろんな迷いが出てきて不調になりやすいです。



なんてチキンハートなんだろう。。😢



とはいえ、そのまま変なことにはならないよう
調整しています。


絶対条件としては
体調を崩さないこと。


よく寝なければね!



と言いつつ夜更かししている。。





昨日は詩の朗読をもう一度
基本の読み方からはじめて。

自分のエネルギーの強く入れたくなるところを感じ、息のスピードを感じ、行間を感じる。



詩を読むときの皮膚感覚、温度感覚、
目の前に見えるもの、色を感じる。


鏡で表情を確認して
身体全身から曲の雰囲気がでているか
どういう息遣いになりたいかを確認して。



自分のベストの声の響きの高さを確認して
その響きの中で発語出来ているか確認して
その時の身体のどこの筋肉がどう働いているかを感じて脱力感と緊張感のバランスを覚えて。



感性のままに歌う前に
勢いにならないよう身体にいろんなものを問うて、確認して、良きものを落とし込む作業。



日本語が母国語だからとてもよく分かるけれど、きっとイタリアものでもドイツものでも同じ事をしなければいけないのだろうね。



逆に日本語が母国語だから
そのまま歌えば大丈夫と思っていると
きれいな日本語に聞こえない事が多いのも事実。

美しい声の響きと美しい日本語の発語のバランスを探って、聴衆が声の響きと詩の内容、両方に感動出来るような歌を目指しています。



今の私の最高の演奏が出来るように✨

是非わたしの はる と わたしが一番きれいだったとき を聴きに来て感想を聞かせてくださいな。


チケット、ご用意させて頂きます!
コメント欄またはこちらからお申込みください。

【日本歌曲振興 波の会 スプリングコンサート】
2018.3.16(金)13:30開演
豊洲シビックセンターホール
全席自由 3000円

出演:(歌手)青島能子、石川優紀、和泉聰子、太田祐子、亀井眞理、神田雅子、紀伊国屋美智子、清水良一、田中美佳、永田美穂、中村文子、丹羽京子、村上初美、本宮寛子、(ピアノ)片岡和子、藤波結花 敬称略
コメント
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