「ウラシマソウ」ユニークと言うかグロテスクと言うか・・・
釣り糸を垂らした浦島太郎に見えることから、その名がつけられました。
茶色の蛇の頭のような部分は「仏炎苞」、花はその中で咲いています。
仏炎苞の中の軸から長くのびた付属体が釣り竿です。
雌雄異株ですが、栄養状態が良く充実すると雌株になり、
痩せると雄株なるという植物です。
株の受粉は、匂いに誘われたキノコバエ類が仏炎苞から侵入、
痩せると雄株なるという植物です。
株の受粉は、匂いに誘われたキノコバエ類が仏炎苞から侵入、
内側は滑りやすいワックスで覆われています。
ハエ達は出口を探し体に花粉を付け、底の小さな穴から外に出ます。
ハエ達は出口を探し体に花粉を付け、底の小さな穴から外に出ます。
雌株の仏炎苞も同じようなワックスの壁、
しかし、こちらは何処にも出口がないのです。
ハエ達は脱出しようともがく間に雌花を受粉させ最後はその中で・・・。
大切な花粉の運び屋さんなのに、なんて残酷なこと。
浦島さんの釣り竿、本当に獲物を釣るツール。
竿を切除して送粉者の訪花頻度を調べたところ、
結果、ナミキノコバエの訪花頻度が減少すると判明。
それ以外の昆虫には影響が出なかったようです。
特定のナミキノコバエに対し誘引効果を発揮、釣っているというのです。
ウラシマソウは食虫植物ではないけれど、
子孫を繋いでいくためのトラップを仕掛けるなんて、
見かけどおりのダークな花ですね。
こんばんは。
不思議な植物ですね。
名前も面白いけど
生態も面白いんですね🤭🤭
長い釣り糸がユニークです。
昆虫類はどちらかと言えば苦手、
でも、アサギマダラの生態に感動し、
フジバカマを育て蝶のレストラン開いています。