産経新聞DIGITAL 令和2年8月4日11時03分
ソフトバンクグループ(SBG)が東京国税局の税務調査を受け、昨年3月期に約400億円の申告漏れを指摘されたことが、関係者への取材で分かった。
為替差損の過大計上や海外子会社をめぐる経費計上の誤りを指摘されたが、過去の損失などと相殺され、追徴課税は発生しなかった。
関係者によると、SBGは国内子会社からドル建てで借りた負債の換算レートを誤って計算し、為替差損を約170億円過大に計上。
関係者によると、SBGは国内子会社からドル建てで借りた負債の換算レートを誤って計算し、為替差損を約170億円過大に計上。
投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を運営する海外子会社への成功報酬約140億円についても、SBGの経費として認められなかった。
また、子会社の携帯電話大手「ソフトバンク」も東京国税局から約30億円の申告漏れを指摘され、過少申告加算税を含め十数億円を追徴課税されたという。
SBGは「国税局より経費計上のタイミングのずれ、外貨建て負債の換算ミス、海外関係会社の所得計上漏れについて指摘を受け、修正申告した」とコメント。
また、子会社の携帯電話大手「ソフトバンク」も東京国税局から約30億円の申告漏れを指摘され、過少申告加算税を含め十数億円を追徴課税されたという。
SBGは「国税局より経費計上のタイミングのずれ、外貨建て負債の換算ミス、海外関係会社の所得計上漏れについて指摘を受け、修正申告した」とコメント。
ソフトバンクは「主なものは費用の計上時期の相違から生じたもので既に修正申告済み」としている。