日本の未来「あした」を考える

偏向報道や掲載しても取り上げないニュースに光を当てる。

日本郵政、昨年7月にNHKに抗議文

2019-09-26 14:55:07 | 国内
産経デジタル 令和元年9月26日 14:13

 日本郵政は26日、かんぽ生命保険の不適切販売問題を報じたNHKの番組をめぐり、昨年7月11日に上田良一会長宛にNHKへの情報提供を呼びかける動画の削除の申し入れや抗議文を送っていたことを明らかにした。
その後も経営委員会にガバナンス体制の検証などを求める文書なども送っていたという。

 日本郵政幹部は不適切販売問題をめぐるNHKへの申し入れを認めつつも「事実に誤りがあった」と理由を説明し、「NHKに圧力をかけたり、個別番組への介入をする意図はなかった」と強調した。

 日本郵政では、どのマスコミの報道に対しても事実との違いがあれば、申し入れや抗議を行っているといい、「不適切販売問題についての報道を不当に押さえ込もうというつもりはまったくない」と郵政関係者は語った。


日米“貿易”共同声明に署名 決着背景にトランプ氏焦り?

2019-09-26 08:40:20 | 海外ニュース
FNN.jpプライムオンライン 令和元年9月26日 06:08

© FNN.jpプライムオンライン

安倍首相は、ニューヨークでアメリカのトランプ大統領と会談し、日米貿易交渉の最終合意を確認する共同声明に署名した。
政府関係者は、交渉開始から5カ月でのスピード決着に至った背景に、大統領選を控えるトランプ氏の焦りがあったと語っている。
安倍首相「今回の協定が発効すれば、間違いなく、さらに日本の投資も増え、両国の経済関係は発展する。
まさに両国にとって、ウィンウィンのものとなる」
トランプ大統領「これは、アメリカの農家と牧場にとって大きな勝利で、わたしにとっても重要だ」
今回の合意で、アメリカが求める農産品の関税引き下げについては、「TPP(環太平洋経済連携協定)の水準」に収まる範囲で決着し、日本政府としては、交渉の至上命題を死守した。
一方、自動車をめぐっては、日本が警戒する追加関税は事実上行わないことを声明に明記する一方、日本が求める日本車への関税の撤廃は、継続協議になった。
署名式の場でトランプ氏は、「近い将来にさらなる協定にしたい」と語っていて、今後、新たな要求を突き付けてくる懸念は残ったまま。

金相場の高騰で、パチンコの”金賞品”も値上げ。それによる影響は?

2019-09-26 08:36:52 | 国内
ハーバービジネスオンライン 令和元年9月25日 08:33
© FUSOSHA Publishing Inc. 提供 特殊景品

 高騰する金相場、「特殊景品」も値上げへ
9月20日から、東京都内のパチンコ店で獲得出来る金(きん)賞品(いわゆる特殊景品)3種類のうち、0.3g賞品に限り、近隣のTUCショップでの買取価格が1500円から2500円に引き上げられた。
金相場の高騰を受けての対応であり、過去に前例もある。
これは、色々と説明が必要な内容だ。
まずは東京都内における金賞品の流通システムについて。

 パチンコ店に卸す金賞品を扱う問屋の組合を「東京商業流通組合(略称:東商流)」と呼び、この東商流の委託を受け、組合員に卸す金賞品を、東京ユニオンサーキュレーション株式会社が運営しているTUCショップが一般の人から買い取っている。
法律上、パチンコ店は換金行為を禁じられていることから、このような形での「三店方式」が成り立っているのだ。
ちなみに、この流通システムは東京都内に限られており、パチンコ店の「三店方式」については様々な議論があるなか、このシステムはとても合理的で完成度が高いと言える。

 そもそもこの東京都の賞品流通システムは、暴力団との関りが色濃かった「換金システム」から、暴力団を排除するために考えられたものである。
東京都の流通システム確立のために、身を危険に晒したパチンコ業界関係者も少なからずいたという話も聞くし、暴力団側からの脅迫や妨害行為もあったとも聞くが、それはまた別の機会に取り上げる。
パチンコの金賞品は交換所以外でも売買可能
実はパチンコ店で獲得出来る金賞品(特殊景品)の中身の金地金は、一般の貴金属店でも買い取ってくれる。
ただ、一般的な金相場よりTUCショップの方が若干高値(市場価格の範囲内)で買い取ってくれるというだけのものだ。

 逆に金相場が急騰すれば、価格が「固定」されているパチンコ店の金賞品よりも、一般の貴金属店の方が高く買い取ってくれる可能性が出てくることから、過去にも金相場の高騰に際して、金賞品の買取価格を引き上げたこともある。
次に、パチンコ店で獲得出来る金賞品について。
東京都内のほとんどのパチンコ店では、上記の流通システムで利用される金地金の賞品を、出玉に応じて獲得することが出来る。

 基本的には、1g賞品(大景品)、0.3g賞品(中景品)、0.1g(小景品)の3種類に分かれており、それぞれTUCショップでの買取価格は5500円、1500円、1000円となっている。
この中景品の買取価格が1500円から2500円に跳ね上がった。
ならば、他の賞品の買取価格は上げないのか? 
今後、金相場が更に高騰するような事があれば、そのような対応もせざる得なくなるだろう。

ちなみにこの原稿を書いている9月20日現在の金1gの買取価格は5500円前後となっており、関係者らはここが相場の天井であることを祈っていることだろう。
ホールと遊技客の視点から見た今回の「値上げ」
実はこの金賞品の買取価格の値上げが公表されたのは、9月17日。その3日後の20日には価格が改定された。この一見、電光石火な動きにも理由がある。
早々にこの情報を入手していれば、パチンコ店で獲得した中景品を換金せずそのまま持っておく人が多発するためだ。通常1500円で買い取ってもらえるものが、数日後には2500円になると分かっていれば誰も売りはしない。

 実際に17日に情報が公開されたあと、ヤフオク等で中景品が2000円程度で売られているのも確認した(現時点では誰も買わないが……)。東商流側は、買取価格値上げによる「損害」を最小限に留めることが出来たと見える。
パチンコ店側から見れば、中景品だけの価格変動であり、多少の混乱はあれどその対応は難しくない。問題は遊技客だ。
今回の買取価格の値上げで、客側が得することはあれど、損することは無い。
しかし、今後のことを考えると客に取って不利な側面もなくはない。

 例えば、今までの1000円相当、1500円相当、5500円相当の金賞品であれば、1000円分以上の出玉交換であれば、500円単位での「換金」が可能であった。
しかし今回の値上げにより、1000円相当、2500円相当、5500円相当に区切られれば、1001円~1999円までの出玉分は生活用品等の一般賞品に交換せざるを得ない。
1円パチンコや5円スロット等の低貸玉コーナーで遊技する客の「換金率」は今後大きく変動するだろう。
パチンコ店側にすれば、一般賞品の出庫率が高まるという事でもある。
多少なれど、一般賞品の販売による利ザヤは見込めるだろう。
金相場の高騰に「デザイン」での差別化で対抗するか

 東京都内のパチンコ店で獲得出来る金賞品のTUCショップにおける買取価格と、世の中の金相場とは、今時点では切っても切れない相関関係にあり、金相場が乱高下すれば、流通システムを支える問屋だけではなく、パチンコ店や遊技客にも都度混乱が起きる。
関係者に聞くと、以下のように語った。
「やはり大事なのは金の『市場価格』との整合性が取れているのかというところ。昔の田舎のパチンコ屋では、パチンコ店が『本の栞』を特殊景品として提供し、それを買取所が数千円で購入するという事例もあり、これは『本の栞』の市場価格と著しくかけ離れている事から問題があった。

しかし東京都では金地金を賞品として採用していて、これは一般の相場価格から大き崩れないことから大きく問題になることはない。
このシステムの脆弱性は、金相場の高騰。こればかりは世界的な相場なので、どうしようもない。

 唯一、解決する可能性があるとするならば、金地金の賞品になんらかの模様細工を施し、『デザイン』という付加価値を付けることだろう。
これであれば相場が変動しても、『デザイン価格』の範疇で多少の価格変動には対応が出来る。
まあ、問題は現在流通している金賞品を一旦すべて回収し、そのすべてにデザイン細工を施すコストを誰が払うのかということ。
そこまで考えると現実的な話ではないかも知れませんね」
一般の遊技客には分からない、厳密に言えばパチンコ業界ともまた違うところでの、特殊な悩みだ。「特殊景品」なだけに。
<文・安達 夕

安達夕