すみれのつ・ぶ・や・き

花がすき、cafeが好き 菫の
日々のつぶやき...

歌語り シャボン玉

2012-10-08 | Life


17、8年前年前にお題によって身近な野の花を摘んで持参し3年間通った
長野カルチャースクール<野の花講座>でお世話になり
また、10数年前には<杜達史の3日間>と題したすみれ屋主催のイベントを
湯の丸高原のハイランドアカデミーで開催した折
素晴らしい秋の花の投げ入れを色彩豊かにおおらかに表現してくださった杜 達史先生
確かあの夜は中庭の大きなスペースをいっぱいに使って秋の花の投げ入れ
ピアノとクラリネットのコラボ
そしてディナーも冷たい夜気を感じつつ星を眺めながら乾杯しましたっけ

先日、その杜先生から一通のお便りが届きました
今住んでおられる安曇野市の花の拠点<野の花診療所>で「花語りシャボン玉」と題して
花生けとギターの弾き語り、お食事会のご案内です
年に一回は趣向を凝らした花の会を開いていらっしゃいます

野の花診療所に移られてから2度目の訪問になりますが、ご無沙汰ばかりでしたので
喜んでお伺いすることにして行ってきました




午後7時、始まりました
晴美さんと仰る布の舞台件p家の手になる会場
生成りの布で覆ってドレープが浮き上がる照明がされています

その柔らかい灯りの中で篭の中に秋の鮮やかな木や花が生けられていきます


       御献立

   雀どのお宿はどこかしらねども
     ちょつちょつ御座れ酒(さき)の相手に

                     四方赤良

     巻き寿司の黄身月   おきつねこんこん

     雲子の天麩羅     ふあふあ

     衣かつぎ       あいたくてころころ

        御酒      大雪渓(蔵出し原酒)  大雪渓酒造(長野県池田町)


先生のお友達の料理人によるお料理はどれも美しくてお酒にも良く合う
味わい深いものでした
盃もたくさんの中から好きなものを選びました

ギターと歌と朗読は「よしこれからも元気で頑張ろう」と思えるような
明るい前向きな歌
童心に戻れた優しい時間を与えて下さったのは不破さん
後で聞いたことですが松本市内の心療内科のお医者様だそうで・・
どこからかふわりふわりとシャボン玉


この夜の参加者は20名、
名古屋や東京など遠路お出かけになった方も多かったのですが
その中にお二人も前のイベントの折にすみれ屋に見えたことがおありの方がいらして
感激でした
夜遅くまで語り合い、その後も大きな芭蕉の葉にのせられたお刺身や
鹿肉のジビエ料理など楽しみました
不思議な安息感に包まれた楽しい夜でした


                 coffee


翌朝は熱いコーヒーで目覚まし
お庭の好きな場所を選んで座りいただきました



朝食のお膳がならべられ一人ひとり違った花や実の箸置きがのっています
私は青ツヅラフジを選んで座りました
炊き立てのつややかなご飯の美味しかったこと
ご飯と具沢山のあつあつ豚汁はお代わり自由です
糠漬け昆布と焼き鱈子、それに晴美さんが漬けた2種類の梅干
どれも美味しくてご飯が進みました
薪で炊いたごはん以外は普段食しているような内容ですが
そこが腕のある料理人さん、何かが違います
たくさん作って大勢でいただくと更に美味しいのかもしれません


                    


午前10時過ぎ、夕べの余韻と満足感一杯で会場を後にしました



庭ではお釜で炊くご飯のいいにおいが・・・懐かしい