どっぷり、ベトナムに浸かって

ホーチミン市でベトナム人家族と住んでいます。日常生活の中から、人、環境、気候、果物、宗教などについて“驚き”を書きます。

メコン地方のパゴダ

2013-12-19 14:51:00 | 仏教

メコンデルタ地方には有名なパゴダがいくつかあります。その内の一つがソックチャン省、ミースイエン県にあるチェンキエン パゴダです。このパゴダについてサイゴン タイムズの記事からご紹介します。

写真はその正門です。

 

このパゴダは有名なクメール様式の構造物です。1815年に建立されたとのことです。しかし、戦災によって損傷を受けたため、現在あるのは1969年に改装されものです。

中には、釈尊の巨大な彫像とたくさんの仏像が安置されています。また、国が指定した骨董品類も数多く保管されています。

庭には、高床式の小さなわら葺屋根の建物がたくさんあります。これは巡礼者の瞑想のための施設です。

このパゴダを訪れた観光客の最も印象に残るのはカラフルな飾りだそうですが、残念ながら私はまだ未訪問です。次にメコンに行ったときには必ず行ってみようと思います。


ベトナムの仏教

2013-07-30 12:29:40 | 仏教

ベトナムは仏教が盛んです。大きな寺院は参拝者で賑わっています。葬式などにも仏教が深く関わっています。ただ、同じ仏教といっても隣国のカンボジア・ラオス、あるいはタイなどの仏教(小乗)とは異なり、いわゆる中国仏教(大乗)です。つまり、日本と同じです。

街をぶらついていて寺があれあれば必ず入ってみますが、“禅”という文字をよく見かけるので禅寺かと思えばそうでもありません。日本のように禅宗、浄土真宗、真言宗といった宗派の明確な区別はないのかも知れません。

「ベトナムの寺院で座禅する」ことを期待していましたが、まだ実現していません。

 


ベトナム仏教のわからないこと

2013-07-20 22:06:55 | 仏教

“ベトナムは仏教国です”とは旅行パンフレットなどに書かれています。ベトナムで暮らしてみても確かにそのような気がします。しかし、本当にそうかな?という疑問もつきまといます。

写真は私の家の近くにある寺の正面です。龍華寺といいます。寺の名前を初め、漢字主体の標記です。それはベトナム仏教が、日本などと同じように中国仏教の影響下にあったためです。

ところが、今の若いベトナム人はこの漢字が読めません。日本人なら中国語は知らずとも寺のあちこちに書いてある漢字説明はそこそ理解できます。

寺に行くたびに、自国文化の屋台骨を構成する仏教の活動機関である寺と民衆の心がどこまで溶け合っているのか、疑問に思ったりしますがどうでしょうか?


ホーチミン市に総持寺の鐘

2013-07-13 14:22:42 | 仏教

ホーチミンのタンソンニャット空港に着き、車で中心地(1区)まで移動するにはナムキーコイギア通りという大きな道路を通ります。この道路を半分位進すんだあたりに橋があります(空港から約3.5km)。その橋を渡り終えるとすぐ右側に大きなお寺が見えてきます。ヴィンギエム寺(永厳寺)です。

この寺の境内に横浜市・鶴見の曹洞宗総本山総持寺からベトナム戦争時に贈られたという立派な鐘楼があります。

総持寺といえば、私は日本にいた頃、日曜参禅会や一泊参禅で大変お世話になりました。思わず胸が熱くなりました。ご縁を感じます。

今年のテト(ベトナムの旧正月)にお詣りしたとき、ベトナム語版「般若心経」をいただきました。朝、日本語で唱えたあとベトナム語版を読誦しています。ベトナム語の発音練習にお経はとてもいいですね。