ベトナムの最南端、メコンデルタ地方に暮らす少数民族、チャウ族のお祭りが7月15日から17日までの3日間開かれるというお話です。(元の記事は「13日付 Viet Nam News」です)
メコンデルタは東南アジア最大の河川”メコン川”が、チベット高原に源を発し中国(雲南省)、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジアを経て、南シナ海で延々4000kmの旅を終えるところにできた巨大なデルタです。
チャウ族というのはこのデルタ地方の北方、カンボジアとの国境付近(アン・ザン省)に住んでいる超少数民族です。写真は民族衣装をまとったチャウ族のお嬢さんです。
祭りでは、アートショー、普段着・お祭り用・結婚式用の伝統衣装のショウー、スポーツ大会などが予定されています。
錦の織物、陶器、手工芸品などの民芸品も紹介されます。
同時にチャム族の保護や今後の発展についても話し合われることになっているようです。
祭りの期間中は、ホーチミン、ダナン、クァンナムなど11の近隣地域からの多数の参加が見込まれています。
私は、ベトナムで暮らしてみるまでは、ベトナムが多民族国家であるとは知りませんでした。実際は、カンボジア、ラオス、中国などの国境付近にはいろんな民族が暮らしています。そしてそれぞれの民族が自分たちの文化を持っています。
ホーチミンのような大都会にいても、それらに接する機会は時々ありました。やっぱり、短期間でもどっぷり浸かって暮らしてみると、外から眺めるのとは大違いでした。
(ご参考)
1.メコンについて
メコンという名前はタイ語に由来するそうです。ベトナム語ではクーロンといいます。漢字で書けば(ベトナム語は元々中国や日本と同じ漢字文化圏ですので)、九龍だそうです。
広さは約55,000km2、人口1800万にもなります。
2.ベトナムの少数民族について
キン族(越人)が約86%、他にモン族、ムオン族、ヌン族、クメール族など53の少数民族が ます。チャム族は約10万位の超少数民族だそうです。カンボジア側にも約20万位が暮らしているようです。
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