あのひとは、あの、ひと、この人はこの人？我は我？
感覚から
あのひとも、このひとも、我ともあり、の
感覚へ
さらには、
あのひとも、このひとも、我もない
かのような感覚へとも
うながされゆき垣間見ゆきし
あるときは、だれも、かれも、が、みずからとはちがう？とか
あるときは、だれも、かれも、みずからとおなじとか？
つごうよく、変容はしても、
しまいには、
だれも、かれも、われも、おなじでも、ちがうでもなしな
だれも、かれも、われでも、ありて、なしなりし
不思議感覚へと、
誘導され行きましたで
あられましょうか…‥…‥…‥……………
まるで、瞳を閉じた感覚と似ていて
だれも、かれも、われも、いない
また、夢のはざまで、だれも、かれも、われも、出演者…‥…‥…‥……………なり
どちらの世界も？夢のごとき世界なりし
その世界さえをも、すべてがすべて
概念ばかりの、ごとくもありし
すべてはすべて
みずから自身が
ツクリテとなりて、成立しているかのような
あらゆる投影投射立体画像を
眺めゆきしかの、如しなり
そんな、なんともいえなきさなかで
あられましたで
あられましょうか…‥…‥…‥……………
いずれにしましても、やはり
なんにもなきさなかに
あらゆるありありを
ツクリダシユキシありあり体験で
あられましたで
ありましょうか…‥…‥…‥……………