ああ、タイはどこへ

ついにタクシン派のデモも、力尽きた感が出て来た。

カミサンはタクシン支持者だから、ネットでタイのニュースを毎日読んで
気にしている。
デモの人数も少なくなってきたし、資金不足に陥ったら、もう終わりかな？と
デモ参加者も考えているんだろうか。

「タイはこれからどうなってしまうの？」
いつになく、カミサンが心配そうな顔で俺に訊いて来た。

俺に訊かれてもね。
正直に言って、わからない。

王様が亡くなられたら、（いや、そんな事は考えたくもないけど、
いつかはその日がくるわけで）、後継があの皇太子。
何を言い出すかわからない人物。
軍の中では、王室内派閥があるらしい。
皇太子が順調に王様として君臨するのかしないのか。

国民も皇太子を嫌い、・・という話ばかり。
じゃ、だめじゃん。

今回のタクシン追い落とし大戦争の黒幕とおぼしき、プレム元首相。
彼は今の王様亡き後は、王室の誰に取り入るのか。

考えたって、意味ない。
どうせ、わからないし、だからどうするわけでもないし。
ただねぇ、東南アジアの優等生と言われて来たタイランドは
不安定になる。

・・・って、クーデターがあった日も観光客が普通に屋台で
飯食ってたような国だからねぇ。
なんとか、どうにかなっていっちゃうんだろうけどね。

菜の花畑

生まれて初めて、マザー牧場というところに行ってきた。

娘や、義母、かみさんの為にどこか家族的に楽しめる場所を探したわけです。

で、菜の花を久しぶりに見たくて、それも大量に見たくてマザー牧場に行った。

確かに凄く大量の菜の花でありました・・・
で、花の香りが辺り一面にぷーんとしてた。

始めは感動して、懐かしくて眺めていた。
そのうちに、新聞紙をしいて、握り飯を食いながら眺めていたんだけど、
なんか違和感。

「虫がいない。」
まだ早春とはいえ、全然いない。

むかし、東北の果てで出会った菜の花畑は、近づくと身の危険を感じるほどに
ミツバチだらけだった。
チョウやら芋虫やら、アブラムシやら、生き物の気配で満ちていた。

・・・シーン・・って感じ。
寒いから、まだ虫は土の中？
それとも、観光客用に薬剤で皆殺しにしちゃった？
それとも、噂のミツバチの大量死とか？

300万本、と言われる菜の花畑では一匹の虫も見なかった。
外の道路際に生えてる菜の花に、一匹だけミツバチを発見。
やっぱりまだ寒いからかなぁ。

うん、菜の花畑にミツバチや虫がいないのはやはり何かが足りない気がする。
不自然だよーん。