東京大森のタイ料理店メーサイ

タイ料理レストランメーサイのオーナー、伊藤盛のブログです。

インスタント出家

2007年01月28日 | タイという国
「尼さんになりにいきます。」

カミさんは、時々こんなことをいう。

運が良くないなーとか、悲しいことがあったりすると、尼さんになりにいく。
大体、一週間から長くて三週間。
お寺でお手伝いしたり、座禅して瞑想したりすると、心が静かになるのだそうだ。

「運が悪くなったから・・」とか、

「悲しいから・・」とかで、お寺に短期で入れるタイ人はまだ幸せな方なんだけど。
ほとんどの人たちは、日々生きるのに精一杯でしょう。

写真は、一年前にプラーやナームも一緒にお寺に入った時の事。
流石に子供達は三日間だけ。

まるで七・五・三みたいなノリで子供をお寺に入れちゃったりして。
坊さんたちも迷惑だろうなぁ(^^)

つくづく、お寺がなければ生きていけない人たちなんでしょうね。

花一輪

2007年01月18日 | タイという国
チェンマイでは、書けないほどに色々ありすぎたんだけど・・

チェンマイの家の玄関脇のタイルから、「ど根性」花一輪。

なかなか元気をくれますね、こういうの。
根が単純なのです(^^)

チェンマイ郊外って、なかなか安くて良い物件が多いですね。
日本人向けの物件(日本人名義可能)はそれなりの値段ですけど。
これで車があれば言うこと無し。

ナムトックの怪しい魅力

2007年01月16日 | タイという国
なかなかチェンマイは凄いことになっている。

花博やら、ガーデン・インターナショナルやら、テーマパークが
流行っている。

花博はチケットが手に入らなくて行かなかった。
ガーデン・・は行ってみたら、かつて見たこの手のテーマパークの中では
最高につまらなかった。

子供らははしゃいでいたから、まぁいいんだけどね。

で、タイ人が遊びに行くといえば、ナムトックである。滝が好きなんだよね。

なにしろタイ人はナムトックが大好きで、トランみたいな海がメインの場所に
行ってもナムトックをわざわざ探して行きたがる。
理解できないけど、子供の頃にはそういう遊びが楽しくて、それが頭から
離れないからかな・・

で、ナムトックに行った。
もう子供らは大興奮で、気温が20度も行ってないのに水遊び。
唇が紫色になるまで遊んでも、まだ止めないからしまいには
川から引きずり出した。
不満顔だ。

ナムトックのナニがそんなに面白いのだろうか・・

子供って面白い。

まぶしい朝

2007年01月15日 | タイという国
寒さに震えて、ほとんど眠れずに列車の上で朝を迎えた。

田園風景が流れていく。

逆光の中、変化していく田圃の風景をぼぉっと眺める。
朦朧としてるんだけど、遠い昔の、小さい頃のどこかの田圃を
思い出した。

たぶん、母の実家近くだと思うな。
こんな感じだったような・・



線路ぎわのスラム

2007年01月13日 | タイという国
バンコクはホアランポーン駅をのったりと出発した列車は、ゆっくりと
進む。

線路際には、沢山のスラムがひっついている。
昼下がり、仕事もないのかぼーっと通り過ぎる列車を眺めるおっさんや若者。

生の生活がもろに視野に入る距離だ。
列車とスラムの屋根先が、信じられないくらいに近い。

おそらく線路際の空き地に、勝手に廃材やトタンで建てちゃっただろうな。
ぎりぎりの生活してる人たちが、ここから日雇いや水商売や、道ばたの物売りや
きつい荷下ろしなんかをやりに出かけていく。

そんなムードを一瞬だけ、無責任に眺めながら列車はのったり走っていく。

列車から外を

2007年01月13日 | タイという国
安全な基準って。

なんだろう。

タイではバスが平然とドアを開け放って走る。

エアコン無し車両だと、列車も同じ。

子供が外を見たがって、開けはなったドアの近くに寄ろうとする。
立ちふさがって止める。

そうねぇ。
俺も子供の時はそうやって親に守られて来たはず。

つまり、そういうことだ。

義弟

2007年01月12日 | タイという国
昨日の明け方、カミさんが泣きながら電話してきた。

嫌な予感はあった。

「ヤイが死んじゃった・・」

チェンマイで入院していた義弟が死んでしまった。

なんということなんだろうな。
カミさんと一番仲のいい弟が。

お父さんが死んでから三ヶ月ちょっとで逝ってしまった。

言葉がない。
かける言葉がない。

家族は、今、一人だけ残して全員チェンマイに来ている。
火葬して、骨をパクナムに持って帰るという。

ヤイに初めて会ったのは、俺がカミさんの家に結婚の挨拶に行ったとき。
俺とは一瞬目を合わせて、ワイをして、ぷい、と部屋を出ていった。
嫌われたと思った。

「ああいう人なのよ。後で言われたわ。
 今度の人はどうですか?って。」

そうか。
仲の良い姉さんの相手、気にしてたんだな。

もう、痛みは無くなっただろう。
安らかに眠ってください。


深夜特急の寝台は下段

2007年01月11日 | タイという国
大体ですね、タイって暑い国だって身体が覚えているわけですよ。
わたしゃ、バンコクに住んでいたんだもの。

そりゃあね、チェンマイに向かう寝台でこんなに寒い思いをするなんて
思いもしませんでした、はい。
頭で理解していても、準備がついていかない(^^)
義母と娘たちも寒さにびびって、かたまってました。

タイの寝台列車は、3等、2等、1等、
それもエアコン付き車両、エアコンなし車両がある。
もちろん、エアコン無し車両に1等なんてないけど。

外観もはっきりしていて面白い。
エアコンなし車両はあきらかに手入れとか掃除を放棄している。
イラクあたりの戦場でも通過してきたの?ってくらいに3等車両は
荒廃しているし、幽霊でもでそうな雰囲気の中に人がゴッタ煮状態で
詰まっている。

エアコン付き車両はかなりまともで、日本を走っていても良いような
奇麗さ。
まめに洗ってるんですねー(^^)

でもエアコン付き車両は、暑季でも寒い。
ベッドが上段だったりしたら、エアコンの吹き出し口が横にあったりして
凍りそうになる。

だからエアコン無しの2等寝台、で、もちろん下段のベッド。
理由は、上段はベッドのはばが狭い。
揺れが恐い。
天井が目の前。
下段ならなんとか手足が伸ばせる。
多少金額が違っても、下段をお薦めします。




久々の夜行列車

2007年01月10日 | タイという国
諸々の事情を抱えつつ、年末にタイにやってきた。

いつものような開放感はまるでない。
亡くなった義父の墓参り、チェンマイへ療養に行って、結局入院しちゃった義弟の
見舞い、・・重い旅である。

・・しかしまぁ、仕方ない、気持ち切り替えて、と。

行きのTGで、席に着くとなんだか見覚えのある人がやってきた。
・・飛鳥さん!!、飛鳥さんってば。

「あらぁ~、会うかもしれないと思っていたら、ほんとに会ってしまいましたね。」

なんとまぁ、俺の後ろの席だった。
こういうこともあるんですなぁ。

スワンナプーム空港のイミグレーションカウンターは、柱を避けてでこぼこにセッティング
されていた。
・・これ、先にデザインありきですね・・柱を避けてカウンターを設置したみたいね・・

「うーん、そうかも。初めから狙ってこういう構成にしたんなら面白いけど。
 タイですもんねぇ・・」

スワンナプーム空港は、一言で言うなら、
「タイには似合わないわ」
インフラ整えてから開港して欲しかった。

飛鳥さんと話してて、思い出した。
・・そうだ、チェンマイって今、寒いんだ!
  俺、ジャケットをわざわざ成田で預けちゃいましたよ。

「うわぁー、寒いですよ、今。
 昼はあったかいけど、朝と夜は10度を割っちゃう。教えておけばよかったですね。」


・・・・・ってなわけで、寒い夜行列車で震えているわけであります(^^)
寒くて眠れん!!