いつものように(^^)・・唐突にバンコク滞在時代に戻る・・
バンコクでの生活も,慣れてくると色々な意味でだれてくる。
慣れてくる・・と,気楽に街を歩くようになり,
前は緊張して歩いた夜の街でも,のほほんと夜中まで飲んだりする
ようになるし,気軽にいろんなところに出かけていく。
舞踊酒場で飲む楽しみを覚えて,だんだんとバンコクの面白さも
わかり・・反面,繁華街のやらせ乞食やら,見せ物的奇形乞食に
この街の暗い面を見たり,アパートの近所の高架下に住み着く一家を
眺めて暗澹たる気持ちになったり。
そういう感受性も徐々にすり切れていって,ただの風景になってくる。
バンコクで暮らしたい,と云う日本人が多いけど,それはお金をある程度
自由に使えて毎日遊んでいられるなら,それは楽しいよ。
何か勉強とか仕事とか目的を持っている場合は,滞在時間が長くなってくると
飽きというか,だれるというか,中だるみを感じることも・・あるさ。
「あれ? 俺はここで何をやってんだろう・・」
などと思ってみたり。
とにかく暑いので日本と同じペースで動こうとすると,体がもたない。
ペース配分しないと。
同じアパートに住むユウイチ。
彼も丁度同じ様な状態になっていた。
彼の場合は,特にタイで何をしたいというよりも,とりあえず
行った事のある外国で暮らしてみたいと言うことだったらしい。
大学在学中にタイ語を第二外国語で選んでいたらしく,多少はタイ語に
馴染みもあった,というのがあったと思う。
ある日,ソーソートー近くのいつもの定食屋で,授業後の昼飯を食べていた。
イワさんが,
「今日,ユウイチさんいないでしょ。 なぜだか知ってる?」
・・・いや,知らないよ。 そういえば授業には出ていたね。
「彼,お金がなくなったみたいですよ。 実家に送金を頼んだみたいだけど。
まだ届かないって。」
・・・え!! そういえば,もうお金がないとか言ってたね。
そんなことになってたの。
でも,このあと彼とYWCA のタイ語学校では一緒のはずだ。
見に行きたいって言っていた。
YWCA に行くと,はたして元気のないユウイチがいた。
・・・なんか随分,ぎりぎりの生活みたいね。
「ええ,お恥ずかしいけど間違えちゃったみたい。
こっちにきたら安く豪華な生活が出来ると思っていたんだけど,
けっこう外国人にはお金がかかるねー。」
・・・大丈夫? とりあえずはなんとかなってるのかな。
ユウイチ,バックから食パンのでかい袋を取り出す。
「とりあえず,スーパーで激安のパンを買って,それでしのいでますよ。
もうすぐお金が届くと思うから,それまでの辛抱ね。
もう,あと数日分のバス代くらいしかないし。」
ユウイチが取り出したパンを,何もつけずに食堂の水で食べだしたので,
流石にこっちから切り出して,500バーツ札を渡した。
・・・とりあえず,よかったらこれでなんとかなるかな・・
「有り難うございます~」
後から聞くと,本当はこの時点でバンコクの東京銀行に,ユウイチあてで
送金は着いていたらしい。
ユウイチのタイ語がおかしかったのか,窓口の説明がおかしかったのか,
とにかく彼はまだ届いていない,とその時に思ってしまった。
「なんだっ,じゃあ窓口に行ったときに既にお金は着いていたんじゃないかぁ~
眠れないくらいに落ち込んでたのに・・」
そうね・・タイでお金がないって悲しい状態だなぁ。
おそらく東京銀行の窓口タイ人の勘違いだったと思うんだけども。
自分だったらと思うと,なかなか笑えない。
「金貸して!」とも言い出さないで,安い食べ物持ち歩いて学校にも
来るんだから,良い根性してるなぁ・・
見直しました(^_^)
バンコクでの生活も,慣れてくると色々な意味でだれてくる。
慣れてくる・・と,気楽に街を歩くようになり,
前は緊張して歩いた夜の街でも,のほほんと夜中まで飲んだりする
ようになるし,気軽にいろんなところに出かけていく。
舞踊酒場で飲む楽しみを覚えて,だんだんとバンコクの面白さも
わかり・・反面,繁華街のやらせ乞食やら,見せ物的奇形乞食に
この街の暗い面を見たり,アパートの近所の高架下に住み着く一家を
眺めて暗澹たる気持ちになったり。
そういう感受性も徐々にすり切れていって,ただの風景になってくる。
バンコクで暮らしたい,と云う日本人が多いけど,それはお金をある程度
自由に使えて毎日遊んでいられるなら,それは楽しいよ。
何か勉強とか仕事とか目的を持っている場合は,滞在時間が長くなってくると
飽きというか,だれるというか,中だるみを感じることも・・あるさ。
「あれ? 俺はここで何をやってんだろう・・」
などと思ってみたり。
とにかく暑いので日本と同じペースで動こうとすると,体がもたない。
ペース配分しないと。
同じアパートに住むユウイチ。
彼も丁度同じ様な状態になっていた。
彼の場合は,特にタイで何をしたいというよりも,とりあえず
行った事のある外国で暮らしてみたいと言うことだったらしい。
大学在学中にタイ語を第二外国語で選んでいたらしく,多少はタイ語に
馴染みもあった,というのがあったと思う。
ある日,ソーソートー近くのいつもの定食屋で,授業後の昼飯を食べていた。
イワさんが,
「今日,ユウイチさんいないでしょ。 なぜだか知ってる?」
・・・いや,知らないよ。 そういえば授業には出ていたね。
「彼,お金がなくなったみたいですよ。 実家に送金を頼んだみたいだけど。
まだ届かないって。」
・・・え!! そういえば,もうお金がないとか言ってたね。
そんなことになってたの。
でも,このあと彼とYWCA のタイ語学校では一緒のはずだ。
見に行きたいって言っていた。
YWCA に行くと,はたして元気のないユウイチがいた。
・・・なんか随分,ぎりぎりの生活みたいね。
「ええ,お恥ずかしいけど間違えちゃったみたい。
こっちにきたら安く豪華な生活が出来ると思っていたんだけど,
けっこう外国人にはお金がかかるねー。」
・・・大丈夫? とりあえずはなんとかなってるのかな。
ユウイチ,バックから食パンのでかい袋を取り出す。
「とりあえず,スーパーで激安のパンを買って,それでしのいでますよ。
もうすぐお金が届くと思うから,それまでの辛抱ね。
もう,あと数日分のバス代くらいしかないし。」
ユウイチが取り出したパンを,何もつけずに食堂の水で食べだしたので,
流石にこっちから切り出して,500バーツ札を渡した。
・・・とりあえず,よかったらこれでなんとかなるかな・・
「有り難うございます~」
後から聞くと,本当はこの時点でバンコクの東京銀行に,ユウイチあてで
送金は着いていたらしい。
ユウイチのタイ語がおかしかったのか,窓口の説明がおかしかったのか,
とにかく彼はまだ届いていない,とその時に思ってしまった。
「なんだっ,じゃあ窓口に行ったときに既にお金は着いていたんじゃないかぁ~
眠れないくらいに落ち込んでたのに・・」
そうね・・タイでお金がないって悲しい状態だなぁ。
おそらく東京銀行の窓口タイ人の勘違いだったと思うんだけども。
自分だったらと思うと,なかなか笑えない。
「金貸して!」とも言い出さないで,安い食べ物持ち歩いて学校にも
来るんだから,良い根性してるなぁ・・
見直しました(^_^)