一つの時代の終焉

4月26日にメジロ牧場解散のニュースが飛び込んで
来ました。
最近重賞に顔を出さずオープンでも勝ち星を上げら
れず大丈夫かと思っていたところにこのニュース
だったのでついに来たかという感じがしました。
時代の趨勢と判っていますがやっぱり悲しい。
わたしはメジロマックイーンを見て競馬にのめり
込んでいったのですから。
マックイーンの最盛期はメジロさんの黄金期でも
ありましたよね。
メジロライアンがいてメジロパーマーがいて。
それぞれ宝塚記念を勝ちました。
思いで補正も入っていると思いますがこの時代の
競馬は熱かったですね。マックなんて故障のニュース
が一般ニュースでも取り上げられたりしてました。
そのあとちょっと時代がたってライアンの仔ドーベル
とブライトの活躍にも燃えました。
メジロブライトは思い出深い一頭です。まだちゃんと
ブライトのぬいぐるみ型リュックありますよ。
それから競馬の高速化とか距離短縮傾向とかあって
ふるわなくなって行くのですメジロのお馬さんというのは
わたしにとって競馬の何たるとかを教えてくれた道標でも
ありました。
マックを好きになって競馬のローテーション，レースの格
血統のロマン，勝ち続けることの難しさ，そして突然の
引退など競馬の核となるものを教わりました。
メジロ牧場の解散は本当に一つの時代が終わったんだという
気がします。
解散の前に母父マックのオルフェーヴルが皐月賞を勝ったのも
何かの符牒だったのでしょう。
もうあと一か月もしたらメジロの勝負服を見られなくなると
思うと淋しくなります。
残された現役馬，繁殖牝馬が無事に行き先を見つけられるよう
祈るばかりです。
春の天皇賞といえば長距離。長距離といえばメジロ。
春の天皇賞を前に本当に淋しいニュースでした。



一昨年メジロ牧場で会ったメジロドーベル



同じくメジロサンドラ



サンドラの仔メジロマリアン

メジロ血統で何年後かにでも活躍馬が出て欲しいですね。

頑張ってます

先週の土日はマックの孫達がいっぱい出走して
頑張っていました。



土曜日のフローラSではメジロサンドラの仔メジロミドウ。
サンドラは芦毛でしたけどミドウはお父さんのステイゴー
ルドに似た小柄な鹿毛です。
サンドラは現役時代お世話になったのでミドウには是非とも
活躍してもらいたいです。
レースは久しぶりだったのと馬場が合わなかったせいか
残念な結果でしたけどまだこれで3戦目。これからに期待
です。



こちらは皐月賞に出走したフェイトフルウォー。
今年の皐月賞はマックの孫が2頭も出るという熱い皐月賞
なのでした。
フェイトフルウォーは枠がね。外過ぎるなと思ったの
ですがその懸念は当たりました。
成長力はあると思うので前を向いて行きましょう。



こちらはきずな賞に出走したタイセイレジェンド。
見事勝利を上げました
直線では皐月賞と同じく声を上げてしまいました。
直線を抜け出してから力強く抜け出して良い勝ち方
でした。
これで嬉しいオープンです。
ダート界の新星になって




そしてこの日はマックのひ孫も出ていたのでした。
トーアハリウッドの仔，トーアアクセルです。
もうひ孫もいるのか((+_+))
本当に時が経つのは早いです。
でもマックの子孫たちが活躍してくれて嬉しい。



そんな中メジロ牧場解散のニュースは本当に
ショックでした。

おめでとう，オルフェーヴルin皐月賞

２３年ぶりに東京で行われた皐月賞。
直線を力強く抜け出して見事オルフェーヴルが制しました。
おめでとう！オルフェーヴル
しかし強い勝ち方でしたね。４コーナーを回って直線に
入って追い出してからはぐんぐん伸びて1番人気のサダム
パテックの追撃も及びませんでした。
直線ではもう大丈夫と判っていてもオルフェーヴルの名前を
叫びっぱなしでした。もう写真を撮ることも忘れてましたよ。
本当に嬉しかった～



だけど東京に舞台が変わっての皐月賞でオルフェーヴルが
こんなにも見事に完勝するとは思ってませんでした。
やっぱりドリームジャーニーの全弟ということとやはり京王杯
2歳Sの惨敗が印象に強くてやはり東京，左回りは苦手なのかなと
思ってしまったのです。
オルフェーヴル自身も前走のスプリングSを勝つまで勝ちきれない
ところがあったので中山ならともかく東京はなあと考えてしまった
のです。しかし馬はこちらが思うよりも早く成長していたのですね。



オルフェーヴルはやんちゃで勝った後の表彰式も立ち止まったり
首を振ったりとうるさい仕草を見せていました。
レースではあんなに強かったのにね。そこがまだ幼くてかわいい
です。止まっちゃうというのもお祖父さんのマックイーンもそう
いうところがあったのでその姿を彷彿とさせて嬉しくなってしまい
ました。この兄弟は全部見てますがオルフェーヴルが一番お母さん
に似ていますね。栗毛のところとか。




次は舞台も東京で同じくダービーです。血統的に距離が伸びたほうが
良いと思いますし楽しみになって来ました。
あれだけの強さを見せられると夢を見てしまいます。
母父メジロマックイーンの仔が皐月賞を勝っただけでも大興奮なの
ですがダービーともなると本当にワクワクしてしまいます。
血統の醍醐味を感じます。

緑のターフに栗毛の馬体はとても映えていました。
ダービーでもひときわ輝く馬体を直線で見せて欲しいです。

アドマイヤフジに会って来ました(^o^)／２

アドマイヤフジはぐいっぽはしないけれど
引き手を噛むのが好きなようです。
この時も引き手をくわえて遊んでました。
この洗い場に出た時はものすごい勢いで連写して
しまい牧場の人にも引かれた程です^_^;
でもとにかく嬉しかったんですよ。
こうやってフジに会うことが出来て。
本当に地方に移籍，引退と急でしたからね。
今回の件で橋田先生と奥様がすごいフジのことを気に
かけていらしゃったそうです、



放牧地でごはんを食べているフジです。
広い放牧地でのんびりとしていました。
でもイグレットにいるのもニヶ月ほどの間との
ことです。
その後はまだどうなるか判らないそうで・・・。
持ち主の方がどうするかそれ次第なのですが
今の現状を考えると色々心配になります。
福島にはまだ戻れないだろうし。
２ヶ月過ぎたらどうなっちゃうんでしょうか。
とにかく良い方向に動くことを祈ってまた
フジにあいに行きたいと思います。



今回の地震や事故で人も動物も本当に甚大な
被害を受けましたね。
特に福島は馬の多い地域なのでまだ取り残されて
いる馬もいるそうです。
フジがこうやって無事に千葉に疎開出来たのも
本当に幸運だったのだなと思います。
一刻も早く被災した馬たちが安住の地に辿りつける
よう祈って，少しでも出来ることがあれば力を貸して
行きたいなと考えています。

アドマイヤフジに会って来ました(^o^)／

アドマイヤフジに会って来ました(^o^)／
アドマイヤフジは去年の4月にまさかの地方転厩。
地方で３戦程してJCBダートを球節で直前の取り消し。
そのあといきなり登録抹消になってどこに行ったのか
判らず心配していたところ，福島の養老牧場にいると
聞いてやれやれ一安心。夏には福島まで会いに行こうと
思っていたところに東日本大震災の発生。
フジは被害の大きかった南相馬市にいるという話だった
のですごい心配していたのです。南相馬は地震だけでなく
原発の問題もありますしね。
色々な情報が錯綜する中，これはもう駄目かもと諦めかけて
いたところに友人から千葉のイグレットに疎開していると連絡が
来て，その話を聞いた時には思わず涙ぐんでしまいました。
本当に無事で良かったです。



フジは元気一杯でした。許可をもらってニンジンをあげたところ
もりもり食べてあっという間になくなって一袋なくなってしまい
ました。意外に人懐こくて『フジ，フジ』と名前を呼ぶと厩舎から
顔を出してくれました。
いつも競馬場でしか見たことなかったのでこうやってフジにニンジン
をあげたり，触ったりすることが出来るのが何か不思議でした。
引退も突然で何の告知もなかったですからね。フジの特徴のある十字の鼻に
触りながら『本当に引退しちゃったんだな』とここで実感が湧いて
きました。



イグレットにHPではセン馬と書かれてましたがまだ去勢はされて
ないとのことです。手術をする２日前に地震があってそのまま
移送されてきたそうです。
去勢されてないって話を聞いて一緒に見学をしていた方と思わず
『よかった,よかった』と頷きあってしまいました^_^;
まだ種牡馬になれるチャンスがあるんだと思って，我ながらしつこい
というか執念深いなと思った瞬間でもあります。
一緒に見ていたおじさんも同じ気持ちだったのでしょう。
イグレットのHPでセン馬と見たとき結構ショックだったのですよ。
アドマイヤベガの一番仔もついにセン馬かorz・・・って。
でもフジは去勢してなくてもすごくおとなしいそうです。
環境が変わっても動じることなく，同時期にやって来たフジサイレンス
の方がハッスルしているとのことです。

この項続きます。

中山GJはいずこへ

JRAからもらったミニポニーカレンダーを見ていたら
本来ならば今日は中山GJだったのですね。
中山GJ。わたしは去年の中山GJをとてもよく覚えて
います。
確かもう四月もだというのに朝起きたらみぞれが
降っていてすごい寒かったんですよね。
ダウンをきて中山競馬場に出かけました。
こんな悪天候の中でGJをやるのかあ。みんな無事に
障害を飛んで戻って来ますように。そして出来たら
ベガっ仔に勝たせてくださいと馬頭観音にお祈り
しました。去年はベガっ仔は3頭出てたんですね。
トーワベガとメルシーモンサンとギルティストライク。
レースは見事重馬場の中をメルシーモンサンが勝利
しました。あの直線モンサン，モンサン！と叫んだ
ことをよく覚えています。
去年の障害はベガっ仔が活躍してました。



障害未勝利勝って中山GJに出たギルティストライク
ですがその経験が生きたのか障害オープンを勝ちあがると
すぐ重賞を勝つことが出来ました。
その時の写真を上げていなかったのでここで上げちゃいます。



その後ギルティストライクは一戦して長い休養に入って
ますがまたあの力強い走りも見せてもらいたいです。
トーワベガもメルシーモンサンもね。怪我が治ったら
また大障害を跳ぶ姿をみたいです。
モンサンは福島の温泉にいたけど大丈夫なのかな。

来週東京競馬場で皐月賞が行われますが中山GJの代替は
決まってません。
中山GJは中山競馬場で行ってからこそのG1ですもんね。
東京にバンケット作るわけいかないし。
中山GJが中山競馬場で施行されたら少し日常に近付きつつ
あることを実感できるんじゃないかと思います。

良いお嫁さんになってね，カイゼリン

ちょっと前の話になりますがカイゼリンが2月のレースを
最後に引退しました。
カイゼリンはブロードアピールの仔ということもあり
初勝利の後フリージア賞も連勝してクラシック戦線に
乗るかと思ったのですがフローラSで骨折をしてしまい
ました。今思えばこの骨折が本当に痛かったですね。
復帰したあとは思う具合に能力が出せなくて年が変わった
後に逃げの新境地を開いて勝利を収めました。
結局これが最後の勝利だったのだけれど。
カイゼリンを見ていると成長期の骨折がどんなに悔やまれる
か判ります。
馬によっては骨折をものともしない仔もいるのですが（アルナス
ラインのように）そのまま能力を発揮できないまま終わる仔も
います。アドマイヤベガの仔はそれが両極端に別れていた気が
します。やっぱりデリケートなんですね。
ダートに新天地を求めたカイゼリンでしたが結果が思わしくなく
そのまま引退となりました。
でも血統は素晴らしいので繁殖にあがったら，相性のいい種牡馬と
会えたら絶対に良い仔を生んでくれると思います。
とにかくおつかれさまでした，カイゼリン。
産駒が生まれるのを楽しみに待っているよ。

カイゼリンの写真が見つからないので先週行った伊勢の写真を
載せます。



伊勢神宮は野趣溢れた神社でした。



それで3月のリビアーモの引退があったですがもしかしたらベガっ仔の
牝馬はこれで大体が引退，繁殖となってしまったのでしょうか？
牡馬はまだいるのは判っているのですが牝馬はもうあまりみません。
ベガっ仔自体今年に入ってから出走回数が減ってきているので本当に
産駒がいなくなったなだなと淋しくなります。
春は旅立ちの季節でもありますね。






上記応援しています。　　　　　　　　　　　　

おつかれさま☆リビアーモちゃん

リビアーモちゃんが引退しました。
阪神に変わった中山牝馬Sを前に蕁麻疹の発症とは
さぞかしリビアーモちゃんも無念のことだったでしょう。
でも本来の中山牝馬Sが延期になって阪神に移動して
引退の時期も伸びてリビアーモちゃんもストレスが溜まって
いたのかもしれませんね。
とにかくお疲れ様でしたリビアーモちゃん。
リビアーモちゃんはデビュー戦こそ見られなかったものの
初勝利の東京の時現地にいたのですよ。
その時はまだ赤いメンコでパドックではすごい子供こども
していたのに初勝利を上げたウィナではすっかり大人びて
見えたのが驚いたのを覚えています。
そのころから末脚は強烈でした。



古馬になって白いメンコになってからは本当に女らしく
なりました。
末脚にも磨きがかかりましたね。
ベガっ仔らしく勝ち味に遅いところがありましたけれど
着実に力をつけて行きました。
ブルーメンブラット（マイルCS馬）も勝ったオーロCを
獲った時は重賞なら確実に獲れると盛り上がったものです。
実際重賞でも良い所に行っていました。
なので引退レースとなる中山牝馬Sには期するものがあった
のですが・・・。
ここがリビアーモちゃんの限界だったのでしょう。
予定通りに中山牝馬Sが行われていたらと思う気持ちも
否定しません。
だけど引退の決まった今，後は良いお母さんになることを
祈って送り出してやりたいです。



６勝は立派だと思います。
サクラバクシンオーの血の入っているリビアーモちゃんは
良いお母さんになるでしょう。
３年後に子供たちに会えることを夢見て。
あつかれさまでした，リビアーモちゃん。