せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

ラフマニノフ  ヴォカリーズ

2018年08月10日 | チェロ
 ラフマニノフ 、 セルゲイ・ヴァシリエヴィチ Серге́й Васи́льевич Рахма́нинов、Sergei Vasil'evich Rachmaninov(1873-1943)
ヴォカリーズ

 あまりにおセンチなメロディーで、おとめちっく女子高生じゃねえんだからさあと思ってしまうのだが、耳について離れない。アナクロラフマニノフの面目躍如と言う曲。(すみません、しろーとのたわごとです)
 もともと声楽曲だが、誰もが美しいロマンチックなメロディーだと思うのだろう、あらゆる旋律楽器のために編曲されているようだ。チェロで弾くときはa線上のgから始まるホ短調で弾くことが多く、たしかにチェロの最も美しい音域だと思うが、初心者は5度下げてcから始めるようにしたのが楽しめると思う。それはヴァイオリンで弾くときと同じポジションなのだ。
 IMSLPにはチェロ六重奏に編曲されたものが登録されているようだが、僕はあんまりやる気しないなあ。(機会があれば拒否はしないけれど)
 

久石譲 おくりびとのテーマ

2018年08月09日 | チェロ

映画おくりびとはすばらしかった。その後、テーマ曲が安かったので、思わず買ってしまった。映画もとても良かったが、このチェロのテーマも印象的だ。(それにしてもどうしてみんなチェロが良いんだ?)
 出だし、鼻歌で歌うと、ラフマニノフのヴォカリーズ(鈴木秀美が、メロディーもコードもなんにもないと、くさしていたけれど、いや、良いメロディーだよね)みたいじゃない?
 上はhまでだから、チェロのもっとも良い音域なんだけれど、初級、中級者にとってはやっぱり難しいかも。



チェロのレパートリー

白鳥_サンサーンス

2018年08月08日 | チェロ
 言わずとしれた名曲だが、これはプロのための曲なのだ。公式には一度も人前で弾いたことはないし、死ぬまで絶対弾かないと誓った。でもこっそり練習はする。
 最初、431421(同じポジションで指を変える)が良いと思う。4小節目2分音符はダウンで、そのあとは弓の先で逆弓、e-fis-gをアップアップダウン。

チェロのレパートリー

チャイコフスキー Tchaikovsky, Pyotr バレエ音楽「白鳥の湖」

2018年08月07日 | チェロ
チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)
バレエ音楽「白鳥の湖」

 2014年5月の「さわやかコンサート」でのメインは白鳥の湖だった。IMSLPには二つの組曲と、全曲版が登録されている。組曲では物足りない、と言うことで、全曲版から、わがオーケストラ特別抜粋組曲を演奏した。全曲版の楽譜(パート譜)が手書きでとても読みにくくてまいる。
 僕にとっての難所は、1幕の情景の16分音符の連続、ワルツのメロディ、チェロのソロはトップが弾くからいいが、最後のフラット6つのあたり、 最後の最後は音が高くてまいる。ワルツのフィンガリングは、INTERNATIONAL MUSIC COMPANY の ORCHESTRAL EXCERPTS (1巻のP.57)が参考になった。


チェロのレパートリー

チャイコフスキー Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893) イタリア奇想曲 作品45

2018年08月04日 | チェロ
 2018定期で。コールアングレ、テューバ 打楽器:ティンパニ、大太鼓、シンバル、トライアングル、タンブリン、グロッケンシュピール、ハープ などが必要だ。なんなくこれを取り上げることができるのだから、うちのオーケストラも成長?したもんだ。
 冒頭は騎兵隊のラッパからヒントを得た、というのにふさわしく自然倍音によるメロディーでいかにも明るい。
 シャープ3つ、フラット5つ。どうしてチャイコフスキーは変な調が好きなんだ。メロディーすら難しい。途中の音階はそれこそ音階練習が必要だが、ともかく速くて全然弾けない。むずかしすぎる。dの解放をたくさん使うと良いと思う。が、どちらにしても弦のユニゾンだしあまり目立たない。


チェロのレパートリー

シェドヴィーユ 、ニコラ(Nicolas Chédeville, 1705-1782) のこと

2018年08月03日 | リコーダー
シェドヴィーユ 、ニコラ(Nicolas Chédeville, 1705-1782)
 シェドヴィルとするのが正しい、とネットでは書いてあるようだけれど、本当?。Chédevilleのダッシュはアクセントではなくアクサンで、eを「ウ」ではなく「エ」で発音する意味しかないと習ったのだが。ただ、昔の発音のことは知らない(そもそも昔の発音わかっているの?)し、フランス語っぽく口先?でグニャグニャ発音するとシェドヴィルでも良いような気がしてきた。
 18世紀フランスの作曲家、あるいはミュゼット教師。



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リコーダーのレパートリー

忠実な羊飼い シェドヴィーユ

2018年08月02日 | リコーダー
 今の古楽ブームというか古楽の隆盛以前はヴィヴァルディの作とされていた。シェドヴィーユの作品というか、ヴィヴァルディを語った、かってな編曲、改竄(かいざん)とはっきりわかっているらしいのだが、そんなことは当時は割と普通のことだったらしく、あまり非難してもしょうがない。
 2番の冒頭がNHKFM「バロック音楽の楽しみ」のテーマ曲で、ランパルだったか、耳について離れない。楽譜は全音から全曲セットで出ている。
 ついでながら「羊飼い」は、宗教上の指導者のシンボルなのだそうだ。全然知らなかったが、僕自身は中野京子の「怖い絵」で知った。

ヴィヴァルディのこと

2018年08月01日 | リコーダー
 皆川達夫(バロック音楽の楽しみ、現代新書の「バロック音楽」)の影響があるのも確かなことだと思うのだけれど、それだけでなくなんとなくヴィヴァルディは好きじゃない。ほんと、同じイタリアでもアルビノーニなどとてもきれいだと思うのだけれど。  CDなど、聞くのもあんまり面白くない。なんというか内容がないと言うか、感銘を受けない。なぜ?。自分で演奏する場合は、無駄に難しいというか、練習のコストパフォーマンスが悪い。例えばバッハでもあるいはモーツァルトでもベートーベンでも難しいけれど、しょうがない、許せる気がするのだけれど、ヴィヴァルディの練習をする気になれないんだよなあ。
 でもトリオソナタとか(偽作らしいが)忠実な羊飼いなど、なかなかきれいだ。フルートコンチェルトももともとリコーダーの物が多いし、ピッコロ協奏曲は3曲(?)リコーダーのレパートリーとしては重要だ。