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せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

リコーダー四重奏曲集 第2巻 ルネッサンス器楽曲 北御門文雄編

2018年10月03日 | リコーダー
 リコーダー四重奏曲集 第2巻 ルネッサンス器楽曲 北御門文雄編
 いつも北御門文雄のまえがきに感心している。リコーダー四重奏曲集(2)ルネッサンス器楽曲 には何が書かれているのかと思ったら、まえがきなんてなかった。

リコーダー四重奏曲集 第1巻 ルネッサンス声楽曲 北御門文雄編

2018年10月02日 | リコーダー
リコーダー四重奏曲集 第1巻 ルネッサンス声楽曲 北御門文雄編
 これもまえがきがとても参考になる。書いてあるとおり、リコーダーアンサンブルを本格的にやろうと思えばいずれカルテットをやろうと思うはずだし、そうすればこの曲集に容易にたどり着くと思う。
 いまだに現役で、全音のサイトに収録曲がすべて載っている。表紙は黄色い今のより、僕が買ったこれのほうが好きだ。今1500円×1.08らしいが、僕が買ったときは750円だったらしい。

アルト・リコーダー二重奏曲集 第3巻:ルネサンス 北御門文雄 KITAMIKA , Humio

2018年09月28日 | リコーダー
 集3巻はルネッサンス物。
 「はじめに」に「2本のアルトリコーダーを通してルネサンス音楽の一部分を見るという立場から選曲しました。」と書いてあって、この3巻、全て「はじめに」を読むと注意深く書いてあるなあ、と感心してしまった。
 真ん中に配置しているトーマス・モーリーから始めると良い。最初のギボンズは難しくて、これからやるとうまく合わせられなくなって、途中であきらめてしまいそうだ。モーリー以外はヴィオルで演奏されたものと思われる、とある。モーリーだったが、一度アルトリコーダーとヴァイオリンと合わせたことがあり、その時はこちらに(あるいは曲に)合わせて、実に軽く弾いてくれたので、美しかったのを印象深く覚えている。

アルト・リコーダー二重奏曲集 第2巻:フランスもの 北御門文雄 KITAMIKA , Humio

2018年09月27日 | リコーダー
 集2巻はシェドヴィーユ、ノード、ブラヴェという、フランス物。編者は「技術的にやさしいものを選んでみました」と書いているが、確かにそうかもしれないし、その後に書いてあるように感じを出して楽しむのはけっしてやさしくないと思う。
 短三度上げてあるものはフランス式ト音記号で書いて置いてくれればヴォイスフルートでトラベルソとそのままあわせられるのになあ、と思ってしまう。

北御門文雄 KITAMIKA , Humio アルト・リコーダー二重奏曲集 第1巻:バッハ

2018年09月24日 | リコーダー
 第1巻のバッハはイギリス組曲、フランス組曲などの鍵盤楽器のための作品の編曲を中心に、フーガの技法から1曲、マルチェロのオーボエ協奏曲をバッハが編曲した物、ブランデンブルク協奏曲第6番の1楽章。
 どれも相当難しいが、練習のしがいがある。譜めくりがメチャクチャで演奏する人のことを全然考えちゃあいない。(書いていて気がついたが、この譜めくりがメチャクチャなのは全音の特徴なのか?全然老舗とは言えないような無神経さだなあ。)僕は2冊買った。初級を終えた人は誰でも持っているはずだから2人持ち寄って2冊並べて譜めくりしないで演奏できるようにすればよい。

北御門文雄 KITAMIKA , Humio アルト・リコーダー二重奏曲集

2018年09月23日 | リコーダー
北御門文雄 KITAMIKA , Humio
アルト・リコーダー二重奏曲集
全音のリコーダー二重奏曲集が出版されて、何年経つのだろう?ずっと生き続けていて、ありがたいが、その後、こういう優れた編曲があまりあらわれないことは残念ことだ。いや、知らぬ間に出版されているのかな?

オトテール Hotteterre le Romain 1684?-1762 フルートと通想低音のための組曲 ホ短調 作品5−2

2018年09月22日 | リコーダー
 かつて、黄色いゼンオンリコーダーピース R-102 で出ていた。オリジナルはハ短調で、長三度あげてある。全音の楽譜はもともとベーレンライターのHortus Musicus 198らしく、こちらはまだ現役のようだ。作品2と、作品5のソロソナタがセットでファクシミリでも手に入る。(http://home.concepts-ict.nl/~saulbgroen/)これから買うのなら、こちらがおすすめかもしれない。
 有田正広の「偉大なる世紀のフルート音楽」に納められている。名曲だと思う。
 フランス風の装飾は、実はこの曲で初めていろいろ知った。なんだかめんどくさいのだが、いちいちそうやってみると、実に感じがよい。ガヴォットの装飾などとても難しいが、大きな流れを感じられれば、装飾が何を求めているかわかって、けっしてそんなに難しくない。
 フランス物はだいたいそうだが、僕の持っている物では415のシュテンベルゲンで吹きたい。フランス物の感じが出しやすい。


オトテール Hotteterre le Romain 1684?-1762 オトテールのフルートソナタ 作品2-1 ニ長調 (→ ヘ長調)

2018年09月20日 | リコーダー
 フルート版はハンガリーのEdito Musica,Budapest と言うところから、作品2が全曲セットで出ている(た?)。短3度上げただけのリコーダー版はNova Music,Londonから、この曲は1曲、残りは2曲ずつ出版されているようだ。

 フランス風序曲のPrelude, ALLEMANDE.la Royalle, RONDE.Le Duc D'Orle'ans, SARABANDE.la d'Armagnac, GAVOTTE.Meudon, MENUET.le Comte de Brione (第一、第二)GIGUE.la Folichon の7楽章で、長い。
リコーダー版の最初の装飾がかっこ付きなのはなぜだろう?斜め線のはアクサンのはずで、もっと ’ みたいな形の記号だと思ったのだが。
1楽章、ゆっくりな2拍なのだが、つい4拍でとってしまう。アルマンドはGraciesument,優雅に?。できない。でも、全曲に言えることだが、装飾をきちんと拍の中に入れれば、感じは出ると思う。第2メヌエットは短調なのだが、例によってフラット二つだけ増やした書き方だ。ジーグはもちろんイタリアの走り回るのでもないし、そうかといって付点のカナリータイプでもなくて、感じがつかみにくい。

オトテール Hotteterre le Romain 1684?-1762 2つのフルートのための組曲第1番ロ短調Op.4

2018年09月08日 | リコーダー
オトテール Hotteterre le Romain 1684?-1762
2つのフルートのための組曲第1番ロ短調Op.4
 トラベルソ2本(通奏低音なし)のためだが、種々の楽器で出来るとオトテール自身のお墨付き。全音からファクシミリがでていたが、最近見かけない。フランス式のト音記号なので、リコーダーで短三度上げて吹くのが難しい。難易度4。現代譜が、リコーダー用に三度上げてアマデウスと日本フルートクラブからでているのだが、今度はトラベルソでは短3度下げねばならず、これも非常に困難だ。僕のように、ヴォイスフルートでトラベルソと合わせるのにはどうすればいいのか、、、、全音のファクシミリも有田の解説がていねいだが、アマデウスの楽譜もいろいろ解説があっておもしろいとのこと。(僕自身まだ見ていない)
 DUO.Gravement-Gay Les Croches egales ALLEMANDE,Gay RONDEAU,Tendre."Les Tourterelles(雉鳩(きじばと))".Gracieusement,et un peu lent. RONDEAU.Gay GIGUE. PASSACAILLE.
 という、5楽章。最初はフランス風序曲のように、付点の遅い部分と速い部分で出来ている。装飾音が難しいが、センスよくきちんとやらなくてはオトテールあるいはフランスものをやる意味はほとんどない。パッサカイユ、テンポの設定が難しい。転調や細かい音符のところのことを考えて。
 ブリュッヘンの録音がある。20年ほど前、有田正広がミントオーケストラという名で、シェスタのための音楽と題して、イージーリスニングのレコードを出したのを知っている人はほとんどいないだろうなあ。このシリーズで渡辺順生とか、たしかダンスリーとか数枚レコードを出している。ただし、リコーダーは花岡さんじゃあないらしい。(本人に聞いた。)あれはいったい誰なんだ。

忠実な羊飼い 6番 シェドヴィーユ 、ニコラ

2018年09月04日 | リコーダー
 なかなか良い。特に2楽章Fuga da capellaのテーマが美しい。3楽章はシチリアーノっぽいLargoだがいまいち。4楽章はAllegro ma non presto なかなか難しくて僕にはプレストでは吹けないけど、プレストでも良いんじゃない?この楽章はヴィヴァルディの協奏曲Op.4-6(RV316a)の1楽章の借用だそうだが、未確認。(2003/08/19)



忠実な羊飼い 4番 イ長調→ハ長調または変ロ長調 シェドヴィーユ 、ニコラ

2018年09月02日 | リコーダー
  原典はイ長調で、下のミがやたらに出てくる。リコーダーJPのカラオケはなんと半音上げて変ロ長調にしてあるが、短三度上げの方がIMSLPのファクシミリをそのまま使えるし、音域的にも良いと思うけどなあ。ハ長調になるのだし。


リコーダーのレパートリー

忠実な羊飼い 3番 ト長調 シェドヴィーユ 、ニコラ(Nicolas Chédeville, 1705-1782)

2018年09月01日 | リコーダー
 プレリュード(アンダンテ)、アレグロ・マ・ノン・プレスト、サラバンド、コレンテ、Giga(Allegro) の5楽章。
 全音の楽譜には、同じフレーズにやたらにフォルテピアノが書いてあるのだが、ファクシミリにはほとんどない。いい加減なことは書かないで欲しい。だいたい本当にエコーなの?エコーってのは2小節くらいのものではないのだろうか?「ヤッホー」「好きだー」「バカヤロー」くらいならともかく「おまえがむちもうまいなごうまんやろうだってのはだれだってしってるぞー」とか言っても、山びことして返ってこないんじゃない?(^^;)鈴木秀美が、ヘンデルのソナタの時だと思うのだが、同じことがくり返されるとすぐエコーと考えられるようだが、普通同じことを繰り返し言うときは強調で、二回目の方が強く大きく言いませんか?と言っていたのが忘れられないのだ。もしかしたら2回目は繰り返し記号の繰り返しではないけれど、装飾を入れるべきなのかもしれないと思えてきた。なにかを強調したり、確認したくてくり返すとき、違う言い回しで言わない?
 おもしろいことにジガ(ジーグ)の通奏低音は2/4で書いてある。イネガって旋律楽器とあわせるべきだろうか?それならわざわざ2/4で書くだろうか?しかし、上が6/8で下が2/4なんて当時、演奏されたのだろうか?わからない。

忠実な羊飼い 2番 ハ長調 シェドヴィーユ 、ニコラ(Nicolas Chédeville, 1705-1782)

2018年08月31日 | リコーダー
 昔ランパルの演奏で「バロック音楽の楽しみ」のテーマ曲だったので、それが耳について離れない。最初の楽章だけしか聴いたことないだろうけれど、他もなかなか良い。Preludio Adagio , Allegro Assai , sarabanda Adagio , Allegro の4楽章。2楽章はアレグロアッサイだが、僕の感じる曲調は速いメヌエット(ということはパスピエ?)だなあ。4楽章のほうは十六分音符が吹けるテンポを考えると普通のアレグロだが、曲はもっと速く吹けと言っていると思う。