ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

未来予想より社会風刺~華氏451~

2009-04-18 14:13:26 | 映画系
先日たまたま、古いSF映画『華氏451』をTVにて鑑賞しました。

意外におもしろくてその世界観とかストーリーに引き込まれてしまいました。

レイ・ブラッドベリの原作をフランス人映画監督のフランソワ・トリュフォーが映画化したで、その物語はというと・・・・。


すべてが機械化されたこの時代は、あらゆる知識や情報はすべてテレビによって伝達され、人々はそのとおりに考え、行動していれば平和な生活ができるのである。そこでは読書は禁止されており、反社会的という理由で、本はみつけ次第、消防士(英語でFireman)たちによって焼きすてられた。モンターグはその消防士の一人でる。

ある日彼は妻のリンダにうりふたつの若い女クラリスと知り合う。テレビのままに動く無気力なリンダの空虚な生活にひきかえ、クラリスは本に熱意を持っていて、モンターグにはとても刺激的だった。そこでモンターグは生まれてはじめて本を読み、その魅力にとりつかれてしまった。それを知ったリンダは、夫が読書をしていることを手紙にかいて密告した。引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


モンターグは妻に密告され、逃走をすることになるのですが、この先はゼヒ見てください。

消防士が本を燃やすという皮肉がまたおもしろかったりしますが、これは日本語ならではいうところですね。

ちょっとひねって「焼本士」なんてのはどうかなって思ったりしました。

最後は意外にハッピーエンドというか希望を残した作品だなぁという印象でした。

それはさておき、この映画って未来社会を描いているのにあんまり未来っぽい演出というか小道具がないのがいいですね。

大型テレビとモノレールぐらいが未来社会かなぁと思わせる小道具として登場。

全体的にSFっぽくないんですが、おかげで特撮盛りだくさんの映画みたいに経年劣化することもなく今見てもおもしろさが壊れないんだなと確信しました。

政府の検閲や言論弾圧が今作のテーマだけあって、単純な未来予想としてのSFではなく社会風刺に富んだ内容になっているのでそれだけで他のSFとは一線を画するものとなっています。

SF嫌いの人でも十分鑑賞できますのでオススメですよ。

私見ですが、未来予想より社会風刺を重視した作品ほど世に残る傾向があるように思います。

今作しかり、TVSFの金字塔スタートレックしかり。

SFにすることで社会問題の問題の部分だけ抽出することができ、視聴者にわかりやすく伝えることができる、とワタクシは思うのですが・・・・。


Fahrenheit 451

映画の予告のようですが、字幕がないので雰囲気だけ楽しんでください。

最後にひとつツッコミを、モンターグが逃走中に捜査官たちが空を飛ぶシーンがあるのですが、ここはヤバイです。

だって糸が丸見えなんですもの・・・・。

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