大航海時代初心者日記。→大航海星空日記。

マリィナ=ファリエル@NOTOS のんびりだらだら――のんだら系。

日食(MDSS研究編6)

2009-07-21 20:30:46 | 星のこと・MDSS研究編
Ciao,マリィナです。DOLの全天走査計画MDSS(マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ)。本日は軽く研究編です。
 明日は日食、それも皆既日食ですね。日本で見られるのは46年ぶりだそうで、いろいろと盛り上がっているようです。なので、簡単に日食の仕組みなどを書いてみたいと思います。検索すればいっくらでもでますので、いまさら解説してもももも…って感じですけれど。

【新月と日食】
 明日は新月です。
 新月の時、日食が起こります。
 新月と言うことは昼間に月が昇り、夜には沈みます。「昼間に月が上がる=太陽と一緒に動く」ですので、太陽の前に月がしゃしゃり出てくれば、太陽を隠すことができちゃうのです。
 これが日食です。

 ただし、月と太陽はちょっと違う軌道なので、うまいこと交差しなければぴったり太陽を隠すには到りません。











◎黄道と白道の違いも表現されているDOL

【皆既日食と金環日食】
 うまいこと月が太陽を隠したとして…「金環日食」と「皆既日食」の違いはどう出るのでしょうか。

 これは、地球を回る月の軌道も、太陽を回る地球の軌道も楕円になっています。なので、太陽に近づく距離が時期によってまちまちとなりますので、これも太陽を隠しきれるかそうでないかに影響を与えます。

 視力検査を思い出してみましょう。

 目を覆い隠すあの道具。遮眼子というそうですが、あれを目に近づければ視力検査の表をその目で見ることはできませんけれど、思いっきり腕を伸ばせば、隠しきれずに表が見えちゃいます。
 遮眼子を目に近づけると大きく見えるから背景が見えなくなり、遠ざけると遮眼子が小さく見えるから背景が目に入るわけですね。

 こうした見た目の大きさの変化は距離と関係しているってことです。

 見た目が大きくなって検査表が見えない=遮眼子を目に近づけた状態=皆既日食
 見た目が小さくなって検査表が見える=遮眼子を目から遠ざけた状態=金環日食

 となります。地球が目、遮眼子が月、検査表が太陽です。

 遮眼子は普通は目にくっつけるような感じで持ちますけれど、それでは月と地球がくっついちゃいますので(笑)38万kmというある程度の距離を念頭に置いていただきたいと思います。


◎距離の違いによる食の違い(Wikipediaより)

【おもしろい画像】
 最後に日食の時の面白い画像をご覧下さい。気象衛星で見る日食、つまり地球に落ちている月の影を捕らえたものです。


◎気象衛星ひまわりから撮影された日食(アストロアーツより)

 気象庁ではコチラのページでひまわりが撮影した日食の画像を公開するそうです。

【おわりに】
 いかがでしたか? チョー簡単な解説でものたりませんでしたでしょうか。読み返してみると「…コレだけ?」って感じですけれど。
 そのくらい知ってれば十分で、後は見ればいいぢゃんって思うので…。乱暴?
 真っ昼間にぬぼーっと暗くなるので、仕事中も窓から暗くなった様子は見られるでしょう。数分手を止めたってかまわないと思いますしw
 そういえば小学生の時に部分日食見ましたねー。金環日食でしたっけ? お休みの日に小学校行って、みんなで見た覚えがあります。

 ちなみに中継はLIVE ! ECLIPSE 2009で行われるようです。

 明日晴れるとイイですね。でも今エントリ書いてる時点ではしとしと使徒…

 来週は先週の続きで子午線についてなども含めてお送りしようと思います。

 でわ~☆