Ciao,マリィナです。今日は前回エントリの続きから、DOLでも表示される太陽の軌跡について、もう少し現実世界のお話をしてみようと思います。
前回は次のことが解りました。
・地球の丸みのせいで、居場所によって星が見えたり見えなかったりすること。ケープのあたりから北極星は地面にじゃまされて見えない
・地球は丸いので、南半球で地面に立っていると宇宙からみた場合逆立ちしているように頭が下になるため、北半球の星座が逆さまに見える
・北半球と南半球で太陽の通る道筋が南寄り、北寄りになる
今日はもう少し踏み込んで、太陽の軌跡が地球の公転の影響でいったいどうなるのかを詳しくみてみようと思います。そして、季節と公転の関係を洗えたら、と思っています。さらにおまけとして白夜についてもちょっとだけ書いています。
◆太陽の軌跡・2 太陽の軌跡と公転の影響
お話は前回よりもう少し難しくなりますが…こちらの図をご覧下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/6b/4b38c427b80ca6571633b5435cb149be.png)
◎赤道=太陽の軌跡の場合。
太陽と地球が完全に相対していたら、当然太陽は一年中赤道上を通過します。赤道にいれば真東から上って真上を経由して真西に沈むコースです。
でも実際の地球と太陽はそうなっていません。なぜでしょうか。
それは、地球の回転軸はちょっと斜めになっているからです。この回転軸を地軸といいます。約23度かたむいています。
傾くとどうなるでしょうか。
地球が太陽の周囲を公転するときにとる位置を見てみましょう。一年をかけて回っていますから微妙な変化ですけれど、太陽が地球に対してまっすぐ相対する4つのパターンがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/5d/1b841f742a4b030693f4e7affe42624f.png)
いかがでしょうか。必ずしも赤道の上だけを太陽は移動していません。赤道にぴったりはまるのは、この図で言うと手前側と裏側、一年にたった二度だけとなりますね。
このように太陽の軌跡は、地球の傾きのせいで、赤道を挟んで北よりから南よりまでの範囲を一年かけて波打つんですね。これは地軸が傾いているからこそ起こる変化ですよね。これにより、地域によって日照に変化が起こることになるのです。
この四つのパターンを日本では(というより私たちが)非常によく知っている単語で説明できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/8a/a2dfd0a0a5ce16603cd83c8180eedec1.png)
おおー(なに
地軸の傾きの分だけ角度的に太陽に近づいたり遠ざかったりします。夏至の頃は北回帰線上に太陽が来るコトになり日本に太陽が近づいていて、冬至になると南回帰線上に太陽が来るのでちょっと遠目だと解りますよね。そしてこの太陽の光量の違いが周囲の環境に影響を与え、四季がうまれるわけですねー。
23度の傾きというのはこんな風に意味を持ってくる、イキモノにとってはとっても重要な角度なんですね。
ちなみに、南北回帰線が両方とも通っている国がブラジルです。おっきい国ですねー。
◆おまけ:白夜
太陽が夏至の頃の自転を見てみましょう。北極圏、日本、南極圏でそれぞれ自転がどうなっているか、軌跡をたどってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/09/c999b15a55eca6bcabdfa9b9933123dc.png)
◎夜の半球になっても太陽が沈まない北極圏(南極圏)。黄緑色の文字が太陽が沈まない時間帯
太陽は地平線すれすれを移動して、ずっと見えているのではないかとおもいます。これが白夜です。
南極圏では、南半球が夏のときに白夜がみられます。DOLでの再現がどの程度されているかは調査していませんので不明ですが、季節が存在することは判明していますので、ちょうど夏の季節には白夜がみられるに違いありません。
ちなみにシェリーアンさんのブログ『シェリシェリ』で、白夜について大変くわしい実地踏査が行われていますので、こちらもあわせてご覧になるとよく分かるかと思います。これにはさすがの私も感心してしまいました。なるほどー。
ということで、いかがでしたか? 地軸の傾きによって季節でこんな風に太陽の軌跡が変わるんですねー。画像の作りに関しては立体的な絵がかければもっとよいのですが…(笑)読んで下さった方々にとってちょっとでも理解の手助けになれば幸いです。
なんでこの解説書いたかって言うとですねー…北斗七星の話をしたかったからなんですけれど。二回に分けてもついぞ出てきませんでしたね。この辺がマリィナクオリティ。
次回はまた星座のお話を挟みまして、そのあとまた研究編として北斗七星に関するあれこれをお話しようかと思っています。
なかなかスクリーンショットをとるのがむずかしい星座ですけれど、がんばってみます。
でわ~☆
前回は次のことが解りました。
・地球の丸みのせいで、居場所によって星が見えたり見えなかったりすること。ケープのあたりから北極星は地面にじゃまされて見えない
・地球は丸いので、南半球で地面に立っていると宇宙からみた場合逆立ちしているように頭が下になるため、北半球の星座が逆さまに見える
・北半球と南半球で太陽の通る道筋が南寄り、北寄りになる
今日はもう少し踏み込んで、太陽の軌跡が地球の公転の影響でいったいどうなるのかを詳しくみてみようと思います。そして、季節と公転の関係を洗えたら、と思っています。さらにおまけとして白夜についてもちょっとだけ書いています。
◆太陽の軌跡・2 太陽の軌跡と公転の影響
お話は前回よりもう少し難しくなりますが…こちらの図をご覧下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/6b/4b38c427b80ca6571633b5435cb149be.png)
◎赤道=太陽の軌跡の場合。
太陽と地球が完全に相対していたら、当然太陽は一年中赤道上を通過します。赤道にいれば真東から上って真上を経由して真西に沈むコースです。
でも実際の地球と太陽はそうなっていません。なぜでしょうか。
それは、地球の回転軸はちょっと斜めになっているからです。この回転軸を地軸といいます。約23度かたむいています。
傾くとどうなるでしょうか。
地球が太陽の周囲を公転するときにとる位置を見てみましょう。一年をかけて回っていますから微妙な変化ですけれど、太陽が地球に対してまっすぐ相対する4つのパターンがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/5d/1b841f742a4b030693f4e7affe42624f.png)
いかがでしょうか。必ずしも赤道の上だけを太陽は移動していません。赤道にぴったりはまるのは、この図で言うと手前側と裏側、一年にたった二度だけとなりますね。
このように太陽の軌跡は、地球の傾きのせいで、赤道を挟んで北よりから南よりまでの範囲を一年かけて波打つんですね。これは地軸が傾いているからこそ起こる変化ですよね。これにより、地域によって日照に変化が起こることになるのです。
この四つのパターンを日本では(というより私たちが)非常によく知っている単語で説明できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/8a/a2dfd0a0a5ce16603cd83c8180eedec1.png)
おおー(なに
地軸の傾きの分だけ角度的に太陽に近づいたり遠ざかったりします。夏至の頃は北回帰線上に太陽が来るコトになり日本に太陽が近づいていて、冬至になると南回帰線上に太陽が来るのでちょっと遠目だと解りますよね。そしてこの太陽の光量の違いが周囲の環境に影響を与え、四季がうまれるわけですねー。
23度の傾きというのはこんな風に意味を持ってくる、イキモノにとってはとっても重要な角度なんですね。
ちなみに、南北回帰線が両方とも通っている国がブラジルです。おっきい国ですねー。
◆おまけ:白夜
太陽が夏至の頃の自転を見てみましょう。北極圏、日本、南極圏でそれぞれ自転がどうなっているか、軌跡をたどってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/09/c999b15a55eca6bcabdfa9b9933123dc.png)
◎夜の半球になっても太陽が沈まない北極圏(南極圏)。黄緑色の文字が太陽が沈まない時間帯
太陽は地平線すれすれを移動して、ずっと見えているのではないかとおもいます。これが白夜です。
南極圏では、南半球が夏のときに白夜がみられます。DOLでの再現がどの程度されているかは調査していませんので不明ですが、季節が存在することは判明していますので、ちょうど夏の季節には白夜がみられるに違いありません。
ちなみにシェリーアンさんのブログ『シェリシェリ』で、白夜について大変くわしい実地踏査が行われていますので、こちらもあわせてご覧になるとよく分かるかと思います。これにはさすがの私も感心してしまいました。なるほどー。
ということで、いかがでしたか? 地軸の傾きによって季節でこんな風に太陽の軌跡が変わるんですねー。画像の作りに関しては立体的な絵がかければもっとよいのですが…(笑)読んで下さった方々にとってちょっとでも理解の手助けになれば幸いです。
なんでこの解説書いたかって言うとですねー…北斗七星の話をしたかったからなんですけれど。二回に分けてもついぞ出てきませんでしたね。この辺がマリィナクオリティ。
次回はまた星座のお話を挟みまして、そのあとまた研究編として北斗七星に関するあれこれをお話しようかと思っています。
なかなかスクリーンショットをとるのがむずかしい星座ですけれど、がんばってみます。
でわ~☆