Ciao,マリィナです。DOLの全天走査計画MDSS(マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ)。今日の話題は、DOLで比較的よく再現されている緯度と星座の見え方をおさらいしてみます。つまり星座の見える高さや、観測者である私たちの見ている場所についての解説をしてみようかとー。
案外記事が長くなりましたので、二回に分けてお送りします。
星座をみる場合の緯度の理解の仕方、緯度によって変わる星座の見え方を今日はお話して、次回はもう少し踏み込んで太陽が描く軌跡と地球の公転、季節の関係をあらってみようとおもっています。
◆星を見る場所…緯度=立ち方のななめっぷり
私たちが生活している地面は平らですけれど、地球は丸い玉ですので本当のところは湾曲しています。で、この丸い玉の上に乗った私たちは地球の外から見ると斜めったところに立っているのがわかります。
◎まりぃなちたまに立つ之図
縞模様のようになっているのは緯度を示しています。地球が回る軸の部分、つまり地軸は傾いているので緯度の線も斜めになります。
この緯度ですが。
宇宙観察の規模からいうと『宇宙から見た地球人のななめっぷり』を示す度合いといってもイイかとw。実は星座の見え方に直結しますので大変重要な鍵なのです。
絵をご覧いただいて普段の私たちの状況をご理解いただきましたら、次のステップに参りましょうー。
星座の見え方は緯度によって変わります。たとえば東京からみなみじゅうじ座は見えません。これは東京に立ったななめっぷりよりも下の方にみなみじゅうじ座があるからです。
◎観測者の視線よりも下にある星座は見えません
南半球の南極に近い場所ですと、もう北極星は絶対見えませんね。
このように、緯度は星の見え方を決める直接の要因になるのです。
◆星の見え方・2 南半球から北半球の星座を見ると逆さ。
すでに説明しましたが、緯度を絡めてもう一度解説します。南に行くとオリオン座などが逆さまに見える理由です。
地球に立っている限り重力が働いて、日本にいようがオーストラリアにいようが逆立ちしたときのように髪が逆立ったりはしません。
地面も平らですから、様子は違っていても見上げると空があることにかわりはありません。
けれど、宇宙からその人たちの立ち位置を眺めると、日本の人は普通に立っていますがオーストラリアの人は逆さになっているように見えます。
ところがオーストラリアの人も逆立ちしてるんじゃなくて普通に平らな地面に立ってるわけですから、宇宙からみて逆さでも、現地では水平な地面にちゃんと立っていることになるので…
◎南半球と北半球での立ち方の違いを宇宙から眺める之図
宇宙からみてこうなっていても、見ている人の意識は下のオリオン座の観測のようになります。
◎北にいるひとのオリオン座
◎南にいるひとのオリオン座
つまり南半球に移動すると、自分が逆さじゃなくて、宇宙が逆さになっていると言う見かけになるのです。
◆太陽の軌跡・1 南と北で変わる太陽の筋道
地球は太陽の周囲を惑星として回っております。
朝、東に見える太陽は、時間とともに南に向かって天空を移動します。南向きの窓をもうけて太陽の光をいっぱい取り込むのは、太陽が南の方を移動するからですね。
◎ボールの中心で釣り合ったような状態の軌道をとる
いかがでしょう。中心で釣り合うので、傾きのせいで「だいたい」赤道の辺りを太陽は通過します。これによって北半球(日本など)にいると南下したところを太陽は通るのです。
オーストラリアやケープにいたら、逆に太陽は北を通ります。
これはDOLでも再現されていますよね。
水星から海王星までの惑星は、全部このような感じで太陽を巡っています。冥王星だけは全然違い、ものすごい斜めっています。
と、以上のように地球の丸みによって観測には見える星、見えない星があること、地球が丸いことで立つ位置というのはやっぱり逆だち状態もあると言うことがよくわかりますよね。って、わかりにくくなかったか心配ですけれど…。
次回は太陽の通り道と地球との関連性を追ってみたいと思います。図をたくさん使って解りやすいようにするつもりです。
でわ~☆
案外記事が長くなりましたので、二回に分けてお送りします。
星座をみる場合の緯度の理解の仕方、緯度によって変わる星座の見え方を今日はお話して、次回はもう少し踏み込んで太陽が描く軌跡と地球の公転、季節の関係をあらってみようとおもっています。
◆星を見る場所…緯度=立ち方のななめっぷり
私たちが生活している地面は平らですけれど、地球は丸い玉ですので本当のところは湾曲しています。で、この丸い玉の上に乗った私たちは地球の外から見ると斜めったところに立っているのがわかります。
◎まりぃなちたまに立つ之図
縞模様のようになっているのは緯度を示しています。地球が回る軸の部分、つまり地軸は傾いているので緯度の線も斜めになります。
この緯度ですが。
宇宙観察の規模からいうと『宇宙から見た地球人のななめっぷり』を示す度合いといってもイイかとw。実は星座の見え方に直結しますので大変重要な鍵なのです。
絵をご覧いただいて普段の私たちの状況をご理解いただきましたら、次のステップに参りましょうー。
星座の見え方は緯度によって変わります。たとえば東京からみなみじゅうじ座は見えません。これは東京に立ったななめっぷりよりも下の方にみなみじゅうじ座があるからです。
◎観測者の視線よりも下にある星座は見えません
南半球の南極に近い場所ですと、もう北極星は絶対見えませんね。
このように、緯度は星の見え方を決める直接の要因になるのです。
◆星の見え方・2 南半球から北半球の星座を見ると逆さ。
すでに説明しましたが、緯度を絡めてもう一度解説します。南に行くとオリオン座などが逆さまに見える理由です。
地球に立っている限り重力が働いて、日本にいようがオーストラリアにいようが逆立ちしたときのように髪が逆立ったりはしません。
地面も平らですから、様子は違っていても見上げると空があることにかわりはありません。
けれど、宇宙からその人たちの立ち位置を眺めると、日本の人は普通に立っていますがオーストラリアの人は逆さになっているように見えます。
ところがオーストラリアの人も逆立ちしてるんじゃなくて普通に平らな地面に立ってるわけですから、宇宙からみて逆さでも、現地では水平な地面にちゃんと立っていることになるので…
◎南半球と北半球での立ち方の違いを宇宙から眺める之図
宇宙からみてこうなっていても、見ている人の意識は下のオリオン座の観測のようになります。
◎北にいるひとのオリオン座
◎南にいるひとのオリオン座
つまり南半球に移動すると、自分が逆さじゃなくて、宇宙が逆さになっていると言う見かけになるのです。
◆太陽の軌跡・1 南と北で変わる太陽の筋道
地球は太陽の周囲を惑星として回っております。
朝、東に見える太陽は、時間とともに南に向かって天空を移動します。南向きの窓をもうけて太陽の光をいっぱい取り込むのは、太陽が南の方を移動するからですね。
◎ボールの中心で釣り合ったような状態の軌道をとる
いかがでしょう。中心で釣り合うので、傾きのせいで「だいたい」赤道の辺りを太陽は通過します。これによって北半球(日本など)にいると南下したところを太陽は通るのです。
オーストラリアやケープにいたら、逆に太陽は北を通ります。
これはDOLでも再現されていますよね。
水星から海王星までの惑星は、全部このような感じで太陽を巡っています。冥王星だけは全然違い、ものすごい斜めっています。
と、以上のように地球の丸みによって観測には見える星、見えない星があること、地球が丸いことで立つ位置というのはやっぱり逆だち状態もあると言うことがよくわかりますよね。って、わかりにくくなかったか心配ですけれど…。
次回は太陽の通り道と地球との関連性を追ってみたいと思います。図をたくさん使って解りやすいようにするつもりです。
でわ~☆