うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

いやな喧嘩

2013年06月27日 05時27分41秒 | わたしの日常です。

 この間に夏至を迎えた。その後梅雨らしい鬱陶しい日が繰り返されるこの頃だ。わたしの長時間通勤は今でもなんとか続いている。それほど混まない単線の朝の通勤電車でそれは起きた。いつも、上野行きの快速電車で始発のN駅からA駅まで乗る。わたしは乗り換えの駅の乗り降り階段に便利なように10両編成の後部の8両のロングシートに座る。
 途中の3駅を過ぎたあたり、前の車両の方から女子高校生2人と50歳前後の太めのおばさんが、鋭く怒声を帯びた言い争いをしながら移動してきた。
 わたしの近くでその喧嘩は続いた。わたしは谷崎潤一郎の大正短編集の文庫本の面白さを余韻にうたた寝をしていた。近くの乗客とともに否応もなくその激しいやりとりが耳に入る。
 乗り込んできたおばさんが女子高校生に邪魔なので声をかけつつ、つい、足をぶつけてしまったものらしい。それで、暴力をふるったふるわないの口けんかに発展したものらしい。結局、次の駅で乗り込んできた女性客2人が駅員に連絡し、鉄道公安官(ドゴール帽をかぶりりりしい最近の服装を初めて見たが・・・)が来て3人を下ろし、電車は6分遅れで出発した。わたしは、あと、二回乗り換える。
 立っている人はいなくて、まわりの座席は満席である。男女とも若い人も多い。わたしはわずらわしい思いでいたが、何しろ乗り継ぎの多い通勤ルートであり落ち着かないが、女子高校生が手を出したら見過ごせないだろうと感じていた。わたしにはその原因の真偽はわからない。
 見るからに活発そうなおばさんはなんでこんな人に言いがかりをつけられるのだろう、と反論する。かたや、すんなりした体格の一人の女子高校生は細面で吊り目でまくしたてている。しまいには泣きながら興奮し、おばさんは周囲に助けを求めはじめた。あげくには、どちらも一歩も引かない形勢だ。
 わたしは、近年多い乗客トラブルの目の当たりにして、げんなりである。世代的にかんじることは、こんな場合はソツやメリハリを瞬時に発揮すればこんなおおごとにはならない。他人の迷惑にならない。自己中心的なのは家庭や(学校、会社?)だけにしてもらいたい。一人だけの場だけにしてもらいたい。日常の家庭での感情に任せた行動や所作を、なんの自覚もなく公衆の面前で出すのは人間的に下劣である。
 
 お口直しに、下にはわが家の珍しい濃い紫色のホタルブクロの花をアップする。
          

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